- (実質)道中かなり高い水準から→上がりをしっかりとまとめる展開。
- 高い持久力&切れ&持続力が問われた(ハイレベルな総合力勝負)。
ジャパンC結果
| 1 | カランダガン | 2.20.3 | 33.2 | 11-11-10-11 |
| 2 | マスカレードボール | 2.20.3 | 33.4 | 10-08-09-09 |
| 3 | ダノンデサイル | 2.20.8 | 33.8 | 08-08-10-09 |
| 4 | クロワデュノール | 2.20.9 | 34.4 | 04-04-04-05 |
| 5 | ジャスティンパレス | 2.20.9 | 33.5 | 11-12-13-13 |
天候:晴 芝:良
上り4F:46.9 3F:34.6
前半1000m:57.6
12.3-10.8-11.4-11.5-11.6-11.6-12.0-12.2-12.3-11.8-11.5-11.3
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、かなり速い入り方から、道中も中間地点まで全く緩まない展開。そこから3~4コーナーで一旦落ち着きつつ→直線でしっかり加速する形。
とにかく、色々と起きすぎ…なジャパンCだったが、アーモンドアイのレコードがこんなに早く破られるとは…というのがやはり最も衝撃的ではあった。
展開自体は、1頭が飛ばして作ったものだったが、後続の踏んだラップ(数字)を見ても、少なくとも道中以降は2000mを走るような水準で走っていて、当然のように高い持久力を備えていなければ話にならなかった。
後半に関しては、前がじっくりと溜めて→加速という動きをしたことで、後ろも極端に長い脚を使ったというよりは、切れと持続力のバランス…という脚の使い方になっていて、結果的には(ごまかしの利かない)ハイレベルな総合力勝負だったと言えそう。
個人的な指数でも、(イクイノックス以来)久しぶりに超G1級の数字になっており、公式のレーティングは130とのことだが、正直足りない…という感覚。こんなレースはハッキリと世界ナンバーワンに認定してくれなければ困る。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
カランダガン
ジャパンCの平均よりもだいぶ速いペースにも難なく対応しつつ→最後までしっかりと伸び切った格好。単純な中身の良さはもちろん、持ち前の持続力を存分に発揮して、僅差ではあったものの(日本馬に)馬場とかの言い訳を一切許さない完全な勝利だった。
感想としても正直言うことがあまりないのだが、馬格がそれほどないタイプで、その分細かく脚を使えるし、何なら有馬記念で見たいくらいではある。
マスカレードボール
フットワークが売りの分、瞬間的な加速という点では(相手と比べて)少し苦労しているようにも見えたが、スピードに乗ってからはしっかりとした脚を使えていたし、厳しい展開の中で改めて実力を示した。
今回は惜しくも負けはしたものの、上記したようにハイレベルな一戦の中で、自身としても4段飛ばしくらいでパフォーマンスを更新してきた扱い。
有馬記念はおそらくなさそうだし、とりあえずは来年、またしっかりと注目したい。
クロワデュノール
他の上位馬が道中~上がりという脚の使い方になっているのに対して、この馬は前半~道中を平均的に高い水準で進めつつ→上がりをまとめた格好。最後は少し離された4着ではあったが、内容を考えれば力を示したと言えそう。
この先に向けては、(もう少し溜めを利かすような)リズムを取り戻す…という意味で、一旦リフレッシュした方が良さそうな雰囲気だし、とりあえずは長い目でしっかりと注目していきたいところ。



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