2015年12月6日日曜日

チャンピオンズC展望 2015


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2014 12.6-11.7-13.2-12.9-11.9-12.2-12.4-11.7-12.4

2014年⇔東海Sのラップタイム



傾向(過去記事の一部修正)
このコースの基本は、前半ミドルペースから、道中は徐々に加速していくような
展開になり、4コーナー~直線で一旦溜めて→しっかりと加速する形で、レース
全体としては前傾で上がりが掛かる格好。

この舞台は、スタート直後&上がりで2度坂を上り、向こう正面からはジワジワ
脚を使う展開になることで、額面以上に負荷が掛かる構造だと言えて、ラスト1F
までには全ての力を使い切るような、完全な持久力&持続力勝負になる。

また上級クラスになると、下級クラスと比較して前半&道中(特に後者)が速く
流れる傾向があって、実際に東海Sでは前掛かりでかなり締まった展開が基本と
なっており、その水準で追走して→尚且つ直線(坂)でしっかりした脚を使える
…ということが必要になる。

⇒このようなコース傾向を踏まえると、昨年の流れはイレギュラー的なものだと
言えそうだし、ここはやはりG1なりの厳しさがしっかり問われることを前提に
して、そこから勝負所での脚(切れ)&ラストの惰性力…といった要素を上乗せ
出来るタイプを選びたいところ。


好走の条件…かも知れない
・高い持久力&持続力を備えていること
・(切れがあること)


予想
今回は(この距離では落ち着いたレース運びをする可能性もあるにはあるが)
コーリンベリーがいるため、同馬とコパノリッキーが展開を作るのであれば、
やはり締まった展開を想定したいところ。

そうなると、なかなかに揃ったメンバーではあるものの、厳しいラップを踏んで
から→直線の坂でしっかりとした"脚"を使える馬はそれほど多くはない…という
印象になる。(上位3~4頭くらいなはず)

◎ホッコータルマエ
地力は当然高く、しっかりとした脚(切れ)も備えている馬。
前走に関しては、休み明けで、道中で外々からジワジワと脚を使う格好になった
ことが間違いなく大きかったし、1度叩いての上積みが絶大に見えた勝ち馬との
差はそこまで考える必要はないはず。
一方で今回は、この馬の方が叩いたことでの大きな上積みが期待できる場面。
それで3番人気に止まるようなら、当然感覚的にはこちらを推したい。

○コパノリッキー
昨年はスタートで後手を踏んだことがやはり大きく、完全に度外視していいし、
その後東海Sで道中締まった展開から圧勝していることからも、この舞台への
適性はしっかりと備えていると言える。
近走の内容から状態面の問題もなく、タイプ的に展開にも依らないため、ここで
勝ち負けすることは当然というレベル。
単純に今回は相手に期待…というだけの2番手評価。

▲ノンコノユメ
勝ち負けとは別にして今回最も「興味がある」のはやはりこの馬。
常に勝負所で遅れを取りがちなタイプながら、最後は無理矢理にでも差し切って
しまう…という底知れなさがあり、更には前走の、3歳馬で58kgを背負って古馬
相手に重賞を制した…という事実は、それだけでもはや怪物級と言っていい。
勝負所での加速がしづらいこの舞台ではさすがに差し損ねる…とは思うし、基本
ここは上の2頭の一騎打ちになるはずだが、それでもやはり"怖さ"は感じる…。

注ローマンレジェンド
前走は、速い馬場を考えても道中がかなり締まったレースだったが、それを好位
から進めて→最後もタイム差なしの3着に粘ったのだから、地力の高さを改めて
証明した格好。
昨年もここでは3着していて、それを展開的な恵まれだと考えても、元々この
舞台ではジュライSで強い内容を示している馬。
単純に「適性の高い」ここで好走する可能性は十分にあるはず。

△サウンドトゥルー
厳しい展開に恵まれたとは言え、コパノリッキーとクリソライトを相手にして
突き抜けた事実はやはり重いし、一定以上の地力は間違いなく認められる。
タイプ的には、最後落ち込む展開でこそ…という印象があるために、展開的な
リスクが常につきまとう馬ではあるが、今回は一応速い流れを想定しているの
だから、ラストの部分で浮上してくる可能性は当然考えたいところ。

△ワンダーアキュート
持久力の高さを活かしての粘りが身上という馬で、この舞台には本質的に嵌る。
昨年はスローな流れで溜め殺した格好なので、得意であろうレースに実質初参戦
…という場面。
さすがに以前のようなレベルでの走りは期待できないだろうが、半年前には何だ
かんだG1を勝っている訳だし、現在の14番人気…という程の無視はできない。

△グレープブランデー
この馬も一旦は頂点まで届いた馬だし、地力は当然高いものがある。
特にラストの惰性力はかなり高いので、ここの(想定した)展開でしっかりと
引っ張られれば、浮上の可能性はあっても良さそう。
現状ではさすがに勝ち負けまでとはいかないとしても、圏内候補にはまだまだ
入れておきたい感覚。






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