2012年3月18日日曜日

阪神大賞典展望 2012


過去のラップタイム(長いので変則)を調べると以下の通り。

2011 61.0-63.6-12.3-11.8-11.8-11.4-12.5(59.8)
2010 61.8-64.0-12.3-11.8-12.1-12.2-13.1(61.5)
2009 63.1-63.7-12.9-12.9-13.4-13.5-13.7(66.4)
2008 63.8-65.9-12.4-11.8-11.4-11.3-12.1(59.0)
2007 65.1-64.1-12.9-11.7-10.9-11.4-12.2(59.1)
2006 60.9-64.3-13.3-12.8-11.9-12.0-13.6(63.6)
2005 60.4-65.3-12.9-12.6-11.5-11.4-12.1(60.5)
2004 63.8-65.4-12.6-11.8-11.4-11.3-12.1(59.2)
2003 61.6-64.8-12.5-12.1-11.7-11.3-11.9(59.5)
2002 66.1-63.9-11.9-11.4-11.1-11.4-12.1(57.9)

過去10年の平均ラップタイム
62.76-64.50-12.60-12.07-11.72-11.72-12.54(60.65)
3.07.91




傾向(過去記事の転載)
ラップタイムを見ると、この距離だけに前半からかなりゆったりした流れで、
道中も相当に緩い展開になり、基本的には完全な上がり勝負になる。

これだけ道中が緩い流れで決め手が問われるとなれば、アイデアとしては
中距離馬の距離克服による好走というイメージは浮かぶのだが、実際の過去の
成績を見れば、それはG1でも好走できるレベルの馬の話であって、結局は
ステイヤー色の濃い馬の好走がほとんどという結果になっている。

このことは、阪神は京都に比べたら勝負所で一気に加速する展開になりやすい
ということに由来すると思われて、単純に速い上がりということであれば
中距離馬でも筋力に物を言わせて無理矢理好走できるかもしれないが、
(2000m以上を走ってから)一瞬の切れが問われるとなると、結局は心肺の
余裕(息の溜め)が必要になる…ということではないだろうか。

したがってここでは、展開としてはゆったりした流れにはなっても、もっと
ペースが上がっても対応できるくらいの持久力を備えた馬を中心に考えて
おきたいところ。


好走する条件
・高い持久力を持っていること
・ある程度の切れがあること


予想

◎オルフェーヴル
3冠馬というだけでなく、単純に菊花賞の内容だけで考えても相当優秀な扱いに
なって、さすがにここは問題ないと見たい。
状態云々、人気云々とかも言う気もない。

○ナムラクレセント
持久力&持続力高く、超長距離になれば当然格が1つ上がる馬。
適性的には切れがない…という部分はあるが、その代わりに先行力と、この馬の
特徴を掴んで動いて行ける鞍上が跨っていることで相殺される。
メンバー的にも競合する相手も少ないここは残る可能性を見込みたい。

▲ヒルノダムール
一定の持久力&持続力を示している馬だし、ここでの浮上は当然考えたい。
ただし自ら切れを発揮して交わすタイプではないので、ある程度他の馬が止まる
ことが条件とは言えて、完全に格下の相手はともかく、2番手争いで絶対的に
優位な立場…という訳では今回はないはず。

注ジャガーメイル
天皇賞の勝ち方はスローで決め手を発揮した内容ではあるが、その前年の厳しい
展開でもなかなかの内容は示しているし、とにかく中距離のスピード耐性という
部分さえ問われなければ、一定の信頼は出来る馬。
タイプ的にも純粋な持久力&切れという方向なので、前哨戦の流れの方が向く
可能性もありそう。

△ギュスターヴクライ
裏付けという部分では結局まだまだ足りない扱いにはなるが、タイプ的に長距離
>中距離というイメージだし、走法などからも一応の持久力は感じられる。
ただ過去のパフォーマンス的には、少し人気が先行し過ぎな印象ではある。

△トウカイトリック
万葉Sの内容はどうしても物足りないが、前走は切れ負けで片付けられるし、
やはり持久力が問われる舞台では軽視はしづらい。
とりあえず阪神3000mの方が単純な決め手勝負にはなりづらいはずだし、注目
だけはしておきたい感覚。




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