2013年6月2日日曜日

安田記念展望 2013


予想
ロードカナロア、ショウナンマイティなどの参戦で、メンバーの顔ぶれは豪華に
なったが、(マイルG1に対する)ピッタリの裏付けがないそれらの馬を除いて
考えた場合、案外すんなりと上位はピックアップできそうな雰囲気。

とりあえず現段階の印象では、地力で抜けた2頭に対して、香港馬&新興勢力が
どこまで迫れるか…という構図になっていそう。
あとはやはり、ロードカナロアの器…という部分に注目はしたい。
(距離の壁を越える程なのかどうか)


◎グランプリボス
前走は展開的には一応恵まれた方ではあったが、とにかく現役のマイラーでは、
明らかにナンバーワンという地力の持ち主だし、スピード持続力という部分でも
全く問題なく、ここでの浮上はとりあえず確実に思える。
今回は叩き2走目で、状態面の上積みも当然見込める場面だし、ロードカナロア
などの参戦でオッズ的な妙味も膨らんで、本命には持って来い…という雰囲気。
カレンブラックヒルと少し迷ったが、地力の信頼度としてはまだこちらが上。

○カレンブラックヒル
前走はダート帰りで、斤量を背負って、ハイペースを好位から進めた…という
完全に逆境の立場だったが、それでもコンマ1秒差に粘ったのは地力の証明。
その結果を受けて、今回少し人気を落としているが、個人的には強い…という
感覚しか残らなかった。
タイプ的にも、溜め→切れという方向の馬で、東京に替わって前進する可能性は
高いし、当然ここは積極的な評価にしたい場面。

▲ヘレンスピリット
前述したように、積極策から粘り込んだチャンピオンズマイルの内容はかなり
強くて、ここの締まった展開でも、地力を発揮する可能性は十分にありそう。
スタートがそこまでいいタイプではなさそうなので、思い通りのポジションを
確保出来るか…という不安は少しあるが、一応午前中に雨が降る予報で、今年は
さすがに31秒台はなさそう…という状況で、このオッズは甘過ぎる。
しっかりと注目しておきたい感覚。

注ダイワマッジョーレ
前走1400m戦をしっかりと勝ち切って、とりあえずは前半のスピードという点の
懸念は払拭できた格好。
タイプ的にも、終いを伸び切れるイメージから、ここも何とかしてしまいそうな
雰囲気は一応あるのだが、昨年のストロングリターンと比べると、もう少し突き
抜けた上がりを示せれば…という部分は正直感じる。(要は切れ)
ということで結局、勝ち切れないが浮上はする…という扱い。


△ダノンシャーク
前走は、今回上位評価にした2頭がそれぞれにマイナス材料を抱え、条件的には
明らかにこの馬に向いていた格好。その中でのパフォーマンスとしては、地力の
部分で少し限界があるのかも…と感じる部分は正直あった。
その印象からすると、ここは掲示板くらいが妥当な気はするが、展開次第で馬券
圏内に食い込む可能性までは、とりあえず考慮はしておきたい。

△ガルボ
ここのレベルになると、さすがに終いを伸び切れるイメージにはならないが、
一定の地力&持続力は当然示している馬だし、内枠を活かして上位に粘り込む
可能性はあっていいはず。
結局、強く推すところまでは無理だが、現在の人気ほどに弱い馬でもないし、
妙味という点では一応候補には挙げられる。

△スマイルジャック
近走はほとんど結果を残せていないが、元々合わない条件とか、道中で極端に
脚を使った内容とかも含まれていて、この馬なりのパフォーマンスは一応示して
いるし、そこまで状態が悪いようには感じない。
そうなれば条件の好転するこの舞台で、持ち前の持続力を発揮して浮上…という
可能性は当然あっていいはず。注目はしてみたい。


★ロードカナロア
地力はもちろん高い馬だし、極端な決め手まで発揮出来る…という点で、単なる
スプリンターの枠には収まっていないのは確か。
それでもここはサイレントウィットネスでも3着までの舞台。
純粋な持久力という点で、本当に足りるのかどうか…。
普通に1番人気になっているが、その懸念はどうしたら払拭できるのか不思議。






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