2017年5月21日日曜日

オークス展望(予想)2017



予想

桜花賞は、全馬が道中で脚を使い過ぎる特殊な展開になり、本来そこで強い
はずのスケールの大きな馬たちが不発に終わったレース。
したがって今回の考え方としては、結果自体はスルーして、上位に評価した
馬たちを引き続き信頼する…というのがまずは基本。

そして、それらの馬を中心視しつつ、何だかんだの体力勝負…という部分で、
地の強さを備えた馬&距離延長して得をしそうな馬を、相手に加えた予想に
してみたい。

◎ソウルスターリング
桜花賞は、結果的に細かい脚が使える1400mで強いような馬が上位に入った
中で、フットワークの良いこの馬には少し忙しかったイメージ。
それでも崩れずに3着に粘ったことはむしろ強い…と思えるくらいで、そこで
負けたことで1.4倍→2倍台半ばのオッズになる今回は、妙味すら感じる。
ここの勝ち馬像からすると、位置取りが積極的になり過ぎる…というリスクは
一応あるが、今の馬場は内先行向きだし、そこまで気にする必要もなさそう。
もちろん中団の前辺りで、先行集団をじっくりと眺めるような競馬であれば、
おのずと結果はついてきそう。

○アドマイヤミヤビ
とりあえず桜花賞に関しては、スタートでの事件はともかくとして、普通に
走っていたとしても展開的にかなり忙しかったはずだし、返し馬の段階から
フットワークが少し小さくなっているようにも見えたので、この馬こそ馬場に
合っていなかった…という側面もありそう。どちらにしても度外視。
それを除けば、クイーンCのパフォーマンスは、アエロリットが間接的に証明
してくれたように、相当高いものを示しているし、馬体&走法的に、距離延長
というのも(相対的には特に)大きくプラスに働くはず。
最後伸び切れる馬なので、自信を持って中団につける騎乗なら、当然頭まで。

▲リスグラシュー
前走の展開に対しては、この馬の場合は阪神JFで予行演習していたような
ものなので、それがピッタリはまった印象だが、その高いパフォーマンスを
2回示した訳なので(フロックではない)、やはりその地力は認められる。
となると、チューリップ賞の敗因は単純に適性負けという考え方で良さそう。
要は鋭く切れるというより、息の長い末脚を使うタイプで、それを考えると、
今回は中団までにはつけておきたいイメージ。(ヌーボレコルト的な)
その点、この枠というのは少し悩ましい…。下げる選択にならなければ。

注モーヴサファイア
前走の前半極端に引っ張られる展開を浮上した内容と、前々走で示した道中
~上がりでのパフォーマンスを考えると、とりあえず地力では普通に上位。
"切れ"という点では微妙だが、とにかく(新馬戦の段階から)体力勝負歓迎
…というタイプで、バウンスシャッセのようなタイプでも浮上できるオークス
ならば面白そうな存在。
走法的に距離延長もプラスに働きそうだし、ここはしっかり注目してみたい。

△モズカッチャン
基本的には持続力という方向性に思える馬で、スケール感や切れが問われる
この舞台向き…というイメージではない。
それでも前走は、(内をロスなく進めた部分は大きいものの)一応大きく加速
する展開を勝ち切った訳だし、今回も引き続き最内枠を引く強運を発揮。
体がしっかりしていて、地力勝負ならば自然と浮上出来ていいし、オークス
ならば…ということで、上位の評価。

△ミスパンテール
この馬の場合も桜花賞を度外視すれば、チューリップ賞のパフォーマンスは
普通に高く、ある程度ゆったりした走りをすることからも、距離延長自体は
問題なさそう。
今回気になる点と言えば、位置取り。前走の結果を受けて強気には行きづらく
なり→無理せず自然と後方…という可能性もなくはない。
基本は巻き返すものとして考えたいが、中団につけるなら…という条件付き。

☆レッドコルディス
前走は、基本的に内&好位の馬が上位に入った中で、この馬は外を回しつつ
→ある程度しっかり浮上して来て、一定の評価はできる内容。
かなり大きな走りをするタイプで、距離延長も普通にプラスに働きそう。
(ここへの1つの裏付けとして確認したい)前半で引っ張られる展開への対応
…という部分が未知数で、それを持つ△の馬とは少し差をつけてこの評価に
したが、とりあえず注目はしておきたい存在。

☆フローレスマジック
クイーンCは、前2頭から少し離されたものの、自身内容は普通に強くて、
実力的にはやはり上位の扱い。
ただしこの馬は、スケールの部分で兄姉とは少しイメージが異なり、データ
的には、前走2000mになってきっちりパフォーマンスを落とした格好。
地力でこなす可能性ももちろんあるとは思うが、更なる距離延長で前進する
…という感覚にはどうしてもならない。




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