2017年7月12日水曜日

プロキオンS回顧(ラップ分析)2017



レース総括
■ハイペースから、後半は右肩下がりの展開
■高い持久力&持続力が問われた


プロキオンS結果


キングズガード1.22.9 35.6 13-12
カフジテイク1.23.2 36.0 12-09
ブライトライン1.23.4 36.4 10-07
ゴーインググレート1.23.6 37.2 04-03
メイショウウタゲ1.24.0 37.1 09-09

天候:曇 ダート:良
上り4F:48.7 3F:36.9
前半3F:34.2
12.2-10.9-11.1-11.8-12.1-12.4-12.4




レースラップ分析


ラップタイムを見ると、前半このレースらしくしっかり速くなって、その後は
完全に右肩下がりの展開で、ラスト1Fだけ踏み止まる…という形。

今回の特徴は、やはり前半の速さで、そこでしっかり引っ張られたことで、
レース後半では当然高い持久力が問われた。

また今回のような、ラップの最後の部分が平坦になるパターンは、前が崩れて
→差し馬が完全に飲み込んだ時によく見られるのだが、この場合、少なくとも
後ろの馬に関しては、上がりで止まり切ってはいない。
⇒つまり上位は、厳しい展開の中で高い持続力を発揮したと言っていいはず。

したがって、今回の上位陣の地力は普通に信頼してよくて、この先にも十分
期待できるし、それと同時に、明らかに逆境の立場になって負けた先行馬の
巻き返し…という点にも注目はしておきたい。


各馬について


出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

キングズガード
前走と同じように、この馬のポジションでもしっかりと引っ張られた格好で、
その中で速い上がりでまとめつつ、高い持久力&持続力を示した。
本当に今の充実振りが窺える内容。
当然この先も期待できるが、この馬の場合、これまで34秒台の脚を使った
ことがないように、他力本願的な部分があることは否めない。
その意味で、何だかんだ切れが問われるフェブラリーSよりも、(もう1F延長
して)チャンピオンズCの方がむしろ合うのかも知れない。
(実際、本格化前夜に中京ダ1800mでまずまずの内容を示している)
(上がりが掛かることが多い交流重賞に向かうなら、もちろん問題ない)
そのあたりも含めて、しっかり注目していきたい感覚。

カフジテイク
今回は、相手と同じようなポジションから進めて、勝負所でも同じように内を
回った訳だが、相手が直線に入って(傾斜がキツくなる前に)スピードに乗り
→その後で捌いたのに対して、こちらはまず捌いてから、(効率悪く)坂を
上るタイミングで加速に入った…という点が、明暗を分けた印象ではある。
ただしそれでも、単体のパフォーマンスで言うと、前半~道中で脚を使って
→上がりは落としている内容になっていて、結局のところ、ハイペース戦への
適性という部分が敗因にはなりそう。
そうなると、自身のペースを保っての追走というのがやはり重要で、それでも
尚且つ届くとなると…東京しかない雰囲気。

ブライトライン
後方から進めて、勝負所では外を積極的に押し上げた内容。
その部分で上位2頭が内をロスなく進めたことを考えれば、こちらの方が当然
厳しい競馬をしたと言っていいだろうし、着差程の差はないはず。
年齢的な原因もおそらくあって、切れ(反応)が問われるようなレースでは
さすがに難しくなっている印象だが、この手の地力勝負ではまだまだ出来る。
舞台は当然選ぶが、この先もやはり注目はしておきたい存在。

ゴーインググレート
準OPレベルでは、厳しい展開の中で高いパフォーマンスを発揮した経歴は
ある馬だが、今回それをアッサリと、しかも大幅に更新。
内容的にも、基本的に差し馬が浮上した中で、好位から粘り込んだ格好で、
単純に強いの一言。
これが若い馬ならばこの先楽しみ~で終わりなのだが、これはどう解釈して
いいのか?正直分からない。(今更?ここで?感…)
とりあえずは半信半疑でも、この先しばらくは注目してみたい。


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