2008年9月30日火曜日

オールカマー回顧 2008


オールカマー結果
マツリダゴッホ2.12.034.602-02-06-03
キングストレイル2.12.335.101-01-01-01
トウショウシロッコ2.12.434.810-09-07-07
マイネルキッツ2.12.635.008-08-07-04
エアシェイディ2.12.835.503-03-03-04
エイリモハリアー2.12.835.113-12-09-09

天候:曇 芝:良
上り4F:46.2 3F:34.8
前半1000m:61.8
12.3-11.8-13.0-12.4-12.3-12.4-11.6-11.4-11.2-11.8-11.8




オールカマーはマツリダゴッホが格の違いを見せつけて勝利した。
レースは予想されたように前半がスローに流れ、後半はロングスパートという
形となったが、上がりの勝負は後半1000mが57.8秒という激しいものとなり、
最後は結局力のあるマツリダゴッホが押し出されるようにしての勝利となった。

このレースに関してはマツリダゴッホの強さだけがどうしても目に付くのだが、
個人的に気になったのは蛯名、横山の腕と松岡などの腕の差というものだった。
前者2人は馬の特性を完全に理解した上でのベストの騎乗をしたが、
後者の方は馬の長所を完全に消してしまうような騎乗に見えた。
以下ではその辺りのことを各馬について少し書いておこうと思う。


~各馬について~

マツリダゴッホ
もともと実力では抜けているが最後は手綱を緩める程の余裕の勝利だった。
この結果は前走明らかに減っていた馬体が戻っていたように体調面も
大きな要因だと思われるが、この馬の特徴を完全に把握しているように
見えた鞍上の腕によるところも大きい。
今回のレースでは2コーナー~4コーナーの擬似直線において各馬が一斉に動き、
それによって激しいロングスパート合戦という展開となった。
数頭が動いて先頭のキングストレイルに迫ろうかという形でペースが一気に
上がる中で、マツリダゴッホの蛯名だけは手綱を抑えて脚を溜めていた。
これは一瞬の切れはあるが持続力が少し劣るこの馬の特性をはっきり分かって
いるからこそ選択できる行動だと言える。
恐らく香港や札幌記念でもそうだったように、抜け出した後で差しきられるという
体験を何度もしている中で掴んでいったのだろう。
今回のレースで騎手とのコンビネーションが良く分かったが、問題はこの馬の
特性では狙えるのはやはり有馬記念しか考えられない。
天皇賞などでもし惨敗したとしても有馬記念だけは特別だと肝に銘じておきたい。

キングストレイル
もともと同コースで行われるセントライト記念で強い勝ち方をしている馬なので
この結果は不思議でも何でもないが、今回はこの馬の持続力を最大限に
発揮させるような乗り方をした横山典の腕によるところも大きい。
前半から積極的に行って中盤~勝負所でもあまり緩ませないように乗ったことで
一瞬の加速力勝負にはならず、最後はどこまで粘れるかという自身の得意な
レース展開となった。
この先のローテーションは分からないが、(適正が高そうなのはマイルCSだが)
もし中距離を使うようなら持続力&持久力が問われるレースでは力を
発揮できるだろうが、万が一切れ味の必要なレースに出走した場合は注意が必要。
特に天皇賞あたりではこの結果を真に受けると危険だと言える。

トウショウシロッコ
今回は先行馬が激しいスパート合戦をしている中で脚を溜めつつ、
最後に自身の持ち味である切れを発揮して上位に浮上した。
しかしこれは前半と道中で十分に脚を溜められたことが要因となっていて、
前半からペースが速く流れてもっと厳しい展開となった場合に力を発揮できるか
どうかには疑問の余地がある。

マイネルキッツ
本来溜めてからの切れ味で勝負するタイプで、今回の松岡の騎乗には疑問が残る。
2コーナー過ぎからペースが上がった中で鞍上は位置取りを下げないように
少しずつ押して全体の流れについて行くような騎乗をした。
その行動によってこの馬のエネルギーが少しつづ削がれることになって、
最後の脚が鈍ったのだと考えられる。
春競馬のときのドリームパスポートでの騎乗もそうだったように、松岡の騎乗には
焦りのようなものが感じられ、道中で溜めてこその馬には全く合っていないように
感じてしまう。
その分持続力勝負の最後まで粘れる馬には合っているとも言えるのだが…。

エアシェイディ
今回はレース展開自体は合っていたのだが、体調面の問題か斤量の問題か、
100%の力を発揮することが出来なかった。
もともとパワーのあるタイプで、もしかしたら今の速い馬場が合わなかったという
ことも考えられる。





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