2012年5月6日日曜日

NHKマイルC展望 2012


予想
基本的に厳しい展開になるレースだが、今回はそれほど速い馬がいないという
メンバー構成になっていて、ペースが落ち着く可能性は十分ありそう。
それでもG1なので地力を最も重視することに変わりはないが、例年よりかは
決め手or先行力という部分を、より考慮する必要があるのかも知れない。

◎マウントシャスタ
毎日杯は負けはしたが自身は十分高いパフォーマンスを示しているし、ある程度
引っ張られて浮上出来ているので、ここの展開もこなせていいはず。
あとはスタートの悪さとラスト1Fが伸び切れない…という問題だが、特に後者に
関しては、G1を勝ち切るかどうかの場面では直接的に明暗を分ける部分。
その点で本命までは…とも思うが、今回はマイルに短縮されて少しはマシになる
という想定をしてみたい。

○カレンブラックヒル
締まった展開ばかり経験してきた馬で、当然地力に関しては裏付け十分という
扱いになるし、(父譲りの)ラスト1Fで他の馬の脚を止めて見せる能力も備えて
いて、勝ち切るための武器は一応持っている。
あとは先行のアドバンテージを持つこの馬を、一瞬の脚で上回れる馬がどれだけ
いるか…という問題。

▲ブライトライン
元々持久力&持続力というタイプで、この2戦で(個人的に描いていたイメージ
以上に)スピードへの耐性がある…という部分を見せたので、本来のこの舞台の
締まった展開で浮上する可能性は十分。
ただし一瞬の切れという部分が明らかに足りないタイプなので、ペースが落ち
着いた場合に、何も出来なくなる可能性を考慮する必要はありそう。

注アルフレード
元々極端な決め手を示していた馬が、相当締まった展開でG1を勝ち切った…
という部分で、やはり地力は高く、勝ち切る可能性も当然あるはず。
ただしここで問われる、ある程度高い水準→決め手という、直接的な裏付けを
持っていないので、強く推すところまでは正直しづらい…。

△セイクレットレーヴ
前走のような厳しい展開でも、決め手が問われる展開でも好走は出来ていて、
ここでの浮上は十分考えられる。
ただし展開がどちらに転んだとしても、この馬を確実に上回る馬は存在して、
これ以上の評価にはさすがにできない。

△オリービン
地力はしっかり示している馬で、厳しい展開になれば確実に浮上は出来そう。
ただし始動の遅さというのがあるので、ペースが落ち着いた場合の不安は結局
あって、今回のメンバーだとなかなか強くは推しづらい印象。

△ジャスタウェイ
ペースが落ち着けば、前の馬を普通に上回れるくらいの決め手を発揮できる馬
だが、前半しっかり引っ張られる展開というのを経験していないため、仮に緩む
可能性があるにしても、G1のここでは少し静観したくなる。




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