2012年5月12日土曜日

ヴィクトリアマイルの傾向 2012


ヴィクトリアマイル過去6年のラップタイム
過去のラップタイムを見てこのレースの傾向を探ってみたい。

2011(アパパネ:1.31.9)
12.0-10.6-10.9-11.1-11.3-11.6-12.0-12.4

天候:晴 芝:良
上り4F:47.3 3F:36.0
前半4F:44.6
勝ち馬コーナー通過:09-11
勝ち馬上り3F:34.3


2010(ブエナビスタ:1.32.4)
12.2-10.6-11.0-11.7-12.0-11.6-11.3-12.0

天候:晴 芝:良
上り4F:46.9 3F:34.9
前半4F:45.5
勝ち馬コーナー通過:13-12
勝ち馬上り3F:33.5


2009(ウオッカ:1.32.4)
12.2-10.8-11.7-12.0-11.9-11.2-10.8-11.8

天候:曇 芝:良
上り4F:45.7 3F:33.8
前半4F:46.7
勝ち馬コーナー通過:05-04
勝ち馬上り3F:33.4


2008(エイジアンウインズ:1.33.7)
12.4-11.3-12.0-12.2-12.1-11.2-11.0-11.5

天候:晴 芝:良
上り4F:45.8 3F:33.7
前半4F:47.9
勝ち馬コーナー通過:06-07
勝ち馬上り3F:33.4


2007(コイウタ:1.32.5)
12.3-10.8-11.7-11.8-11.6-11.2-11.2-11.9

天候:晴 芝:良
上り4F:45.9 3F:34.3
前半4F:46.6
勝ち馬コーナー通過:06-06
勝ち馬上り3F:33.4


2006(ダンスインザムード:1.34.0)
12.6-11.2-11.6-12.1-12.2-11.4-11.3-11.6

天候:曇 芝:稍重
上り4F:46.5 3F:34.3
前半4F:47.5
勝ち馬コーナー通過:05-06
勝ち馬上り3F:33.8


過去6年の平均ラップタイム
12.28-10.88-11.48-11.82-11.85-11.37-11.27-11.87
(0.20 -0.30 -0.44 -0.40 -0.34 -0.20 -0.41 -0.32)←バラつき
1.32.82




傾向
過去のラップタイムを見てみると、前半はミドルペース~やや速いくらいの流れ
から、道中は一旦落ち着く展開で、上がりでは一応しっかり加速する形。

新設された直後のこのレースは、基本的に道中ゆったりした流れからの決め手
勝負or道中締まった展開からのスピード持続力勝負のどちらか…というイメージ
だったのだが、その後、前半が相当に速く流れる展開が出現して、結局その幅の
広さこそが特徴…ということに現状なってしまっている。

その展開の幅について、平均ラップ的には、2F目というよりも3F~4F目のバラ
つきが特に大きくなっていて、つまり速い馬がいるかどうか…というよりも、
逃げ馬(鞍上)に緩める気があるかどうかor競り合いが行われるかどうか…に
よっているイメージで、事前の展開想定は相当困難。

そうなると、(バラつきが小さい)ラスト4F~3Fの加速への対応(切れ)くらい
しか取捨選択する要素がないので、結局、上がり勝負も持続勝負も持久勝負も
こなせる自在性を問うことでしか信頼ができない…ということになってしまう。

ただし牝馬限定のG1ということで、ここは中距離馬もスプリンターも普通に
出走してくる舞台なので、各馬に対して素直にマイラー的な資質を問うことで
ある程度は絞り込むことが可能なはず。
(特に中距離馬に対しての持続力は重視したいところ)

その点によって一応選別してから、あとは(展開面でのリスクを引き受けつつ)
総合力で判断したいイメージ。


好走の条件
・総合力の高い馬
・マイルのスピードへの対応力



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