2012年6月24日日曜日

宝塚記念展望 2012


予想
アーネストリーが今回こそ強気に行く…ということなので、ビートブラックと
ともに、逃げるネコパンチに圧力を掛ける構図にはなりそう。
そしてこのコースで少しでも先行争いがあれば、確実にペースは速くなるので、
今年も前半の厳しい流れというのは想定していいはず。
当然、持久力&持続力を厳しく問いたいイメージ。

◎オルフェーヴル
まず天皇賞の凡走に関しては、阪神大賞典での逸走から、中間ダートでの調整を
余儀なくされ、元々のピッチ気味の走り方に拍車が掛かった。(推察)
その状態で、高速馬場の超長距離というのでは、道中の追走で無駄な力(脚)を
使ってしまう可能性は高いはずで、1つの負けパターンと言えるのかも…。
(メンタルを含めた)状態面の問題もあるのかも知れないが、とりあえずは現状
個人的にはそのような捉え方をしている。
もしその理由付けで正しいのであれば、今回は調整過程、馬場、距離のどれもが
前走とは違っているし、特に大雨が通り過ぎてパンパンまでにはならない馬場に
この馬の走法はピッタリはまりそうで、本来の持久力&持続力が活きるはず。
何にしろ単勝3倍は甘過ぎる…という雰囲気。

○トゥザグローリー
元々は道中~上がりに掛けてジワジワ脚を使って好走していたタイプだったが、
日経新春杯では、前半からしっかり引っ張られる展開でもしっかり浮上して勝ち
切っていて、そのまでのパフォーマンスを一新したイメージ。
その内容を考えれば、持続力だけでなく、持久力という点でも申し分ない扱い。
タイプ的には、もう少し広くゆったり走れるコースの方が良いことは確実だが、
馬体も昨年と比較すれば全く違っていて"決まっている"し、地力勝負になれば
普通に浮上してきそう。期待したい。

▲エイシンフラッシュ
持久力&持続力&切れを持ち合わせていて、単純に総合力で考えると上位という
扱いになるし、走法的に細かい脚の使い方をする馬なので、長い直線では意外と
伸び切れず、その意味ではやはり内回り(小回り)コースの方が合う。
昨年もここではしっかり浮上したし、当然今回も期待は大きい。
あとはドバイ以来という状態面だが、有馬記念の時ほどに決まってはいないが、
調子は良さそうに見えるので、十分力は出せて良さそう。

注ルーラーシップ
持久力&持続力は相当高くて、地力では当然上位の馬だし、馬体的にもこれが
ベストとは思わないが、昨年あたりと比べればやっと完成された感はある。
普通に浮上してくるものと考えたい。
あとはダイナミックな走り方をするタイプ的に、(前走のようなスローならば
ともかく)内回りコースで器用に加速しながら回ってくるイメージにはさすがに
ならないので、外を回して、勝ち負けの場面に間に合うかどうか…という問題。

△ウインバリアシオン
純粋な持久力&決め手というタイプで、レースを通しての一貫した持続力など、
中距離の(もしかしたらマイラーよりの)適性面でどうか…。
もちろん地力を考えたら、ある程度の浮上は見込んでいいと思うが、スタート
直後から脚を使わされ続けるこの舞台で、最後まで伸び切れるかは微妙。

△フェデラリスト
持続力では普通に上位の扱いでいいはずで、余裕を持って勝負所を迎えられれば
可能性としてはなくはない。
ただし前半引っ張られる形から持久力が問われる…という展開に対する裏付けは
薄く、この舞台で確実に浮上する…などとは正直言えない。

△ヒットザターゲット
前走は一貫した厳しい流れをしっかりと押し切っていて、その内容を考えると、
ここである程度浮上する可能性は普通にあっていい。
もちろん周りの馬と比べれば明らかに実績では劣っていて、単純に地力が通用
するのか?という部分はあるが、個人的に少し注目してみたい。


☆ショウナンマイティ
持続力という点では十分なものを示しているし、もちろん浮上の可能性もあるの
だが、タイプ的に道中ゆったりという感じではなく、常に力を込めて走っている
イメージの馬で、前半から引っ張られる展開で脚が持つのかどうか…。
個人的にも、その逆の理由で大阪杯&鳴尾記念で上げて一応成功しているので、
その流れから、ここは静観してみたい場面。

☆アーネストリー
ここでナメられる(放置される)ための布石は、前走までにしっかり打った…
という雰囲気だが、この馬自身が昨年のような状態なのかどうか…。
近走の切れ勝負にそれなりに対応出来てしまっているあたりも、(体幹自慢の)
この手のタイプにとってプラスとは思えないし、さすがに強くは推しづらい…。
何より、夏バテしているように見えるのは自分だけだろうか…。

×ナカヤマナイト
道中~上がりの持続力というタイプ的には、ここの展開に合う可能性はある。
ただしその裏付けとなっているパフォーマンス自体が、このメンバーに入ると
さすがに霞んで見えてしまうので、地力でどこまで…といったところ。





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