2017年9月2日土曜日

札幌2歳S展望(ラップ傾向&予想)2017



過去のラップタイム


2016 12.3-11.7-12.4-12.6-12.6-12.3-12.0-11.8-12.2
2015 12.5-12.0-12.5-12.5-12.4-12.1-12.4-12.1-12.3
2014 12.3-12.0-12.2-12.3-12.4-12.2-12.1-12.2-12.3
2013 12.4-12.0-13.0-13.5-13.1-13.7-13.9-14.2-13.9 函館開催
2012 12.4-11.6-12.3-12.2-12.5-12.6-12.0-11.6-11.3
2011 12.3-11.8-12.3-12.6-12.6-12.6-12.7-11.6-12.3
2010 12.5-11.6-12.0-12.0-12.9-12.3-12.5-11.9-12.1
2009 12.4-11.6-12.2-12.6-12.9-12.6-12.1-11.7-11.6
2008 12.2-11.6-12.2-12.0-12.3-12.0-12.0-12.3-12.5
2007 12.6-11.7-12.3-12.3-12.7-12.4-12.3-12.7-12.9

過去10年の平均ラップタイム(2013年は除く)
12.39-11.73-12.27-12.34-12.59-12.34-12.23-11.99-12.17
1.50.06




ラップ傾向

(過去記事の転載)

ラップタイムを見ると、前半ミドルペース~(実質)やや速いくらいの流れで、
道中は一旦緩む展開から勝負所に掛けて徐々に加速して行き、そのまま終いまで
一定に近いスピードを維持する形。

展開云々はともかく、とりあえずは2歳馬にとっての1800mなので、当然距離は
かなり長い分類になり、高い持久力が問われることになる。

そして勝負所ではある程度加速する形になっているのだが、そこで切れる脚を
使えることよりも、終いまでラップがあまり落ちない展開を伸び切れることの
方が重要で、その点での裏付けをまずは取っておきたいイメージ。
(実際に歴代の勝ち馬を見ても、持続力に優れたタイプが揃っている印象)


好走する条件
・高い持久力があること
・末脚の持続力が必要



予想

先週の新潟2歳Sの雰囲気や、週中に聞こえてきた「札幌新馬勝ちが1頭も
いない~」的な話から、メンバーはあまり揃わないのかと思っていたのだが、
そんなことは全くなくて、むしろ例年とは比べ物にならないレベルで、高い
パフォーマンスを示している馬が数多く揃っている。
(⇒上位には差をつけたが、可能性がある…という扱いの△~☆が大量発生)

もちろん、データ的に強い内容を示している≒厳しい展開を経験しているから
と言って、(例年この段階では能力を隠している馬も多いので)過去の名馬
クラスがズラリ…ということになる訳ではないが、多くの馬に裏付けがある
中でここを勝ち切るような馬は、この先、相当に楽しみな存在になるはず。

◎シスターフラッグ
新馬戦は、前半は完全に受け流した格好だが、道中を高い水準で進めつつ→
コーナーでしっかり詰めて→直線もう一脚使っての差し切り。
ゴールドシップおじさん程ではさすがにないが、それを彷彿とさせるような
2段スパートで、一定の持久力は当然認めていいはず。
馬格があり、1度叩いての上積みも大きそうだし、小回りの函館から大回りの
札幌へ替わることもプラス。
最内枠がどうか?という部分で最後まで迷ったが、思い切って推したい。

○クリノクーニング
新馬戦は、レース後半でかなり長い脚が問われる展開を、最後まで伸び切る
格好でキッチリと捕えての勝利。
前半が遅いので多少ケチはつくが、少なくとも道中以降のパフォーマンスは、
(速い馬場を考えても)新馬戦としては異例のレベル。
枠も競馬をしやすそうなところに入ったし、可能性としては頭まで考えたい。

▲カレンシリエージョ
前走は、早い段階から前を追い掛ける形で、→上がりも止まり切らずに後ろを
千切った内容。高い持続力を示した。
新馬戦も、クリノクーニングには最後交わされたが、かなり長い脚が問われる
展開の中で、こちらは常に先手先手という競馬。勝負付けは済んでいない。
1度は本命まで考えたが、この馬も前半部分にまだ課題があるため、断念。

注ミスマンマミーア
前走は、後方から道中を高い水準で進めて、直線ラスト1Fを伸び切る格好で
際どく迫った内容。
展開的にははまった扱いにはなるし、加速の部分ではハッキリ置かれている
印象なので、ここも勝ち切るところまではあと1つ足りないかも知れないが、
タイプ的に最後確実に浮上はして来そう。

△△ロックディスタウン
新馬戦は、超スローからの決め手勝負だが、直線じっくりと進路を選んで、
ラスト1Fを(おそらく)10秒台でまとめて危なげなく勝利。
地力の部分の裏付けはないが、超大物の可能性があり、今回最も困った存在。
強く押すことも引くこともできない…。(ジョーカー的な扱い)

△ディバインブリーズ
前走は、勝負所~直線で前が少し詰まっていた格好なので、パフォーマンス
的にはそれほど…という扱いだが、前々走は、道中をかなり高い水準で進め
つつ→勝負所も積極的な競馬をしての好走。
その時の内容はここでも普通に上位扱い。さすがにオッズが低過ぎる。

△ヴィオトポス
前走は、最終的に前にはかなり離されたが、それは前半ある程度引っ張られる
形から→後半長い脚が必要な展開の中で、積極的に仕掛けた結果。
上位は全て自身よりも後ろにいた馬だし、単体のパフォーマンスとしては十分
高いものを示している。人気も甘いし、少し注目はしてみたい存在。

△ダブルシャープ
前走では、前半こそ落ち着いた入り方をしたが、道中でかなり脚を使いつつ
→直線も持続力を発揮して、一旦交わされた相手を差し返しての勝利。
内容的に距離延長につながってもいいし、昨年同じクローバー賞から→ここで
ワンツーの2頭と比べても遜色なく、可能性は当然ある。ただ相手も強い。

☆ロジャージーニアス
前走は、前半ポジションを上げるために脚を使いつつ→道中をある程度高い
水準で進めて、上がりもしっかりまとめる形での勝利。持久力は認められる。
ここのジワジワと加速する展開への対応…という部分では未知数だし、扱い
としてはこれより上にはしづらいが、地力でこなす可能性はあっていいはず。

☆コスモインザハート
新馬戦は、前半~道中が高い水準の展開をしっかり勝利。
小さな走りはしないので距離延長は問題ないだろうし、パワーを感じさせる
タイプなので、洋芝もこなせても良さそう。
他の裏付けも厚いので、強く推し切るのは難しいが、可能性は考えたい。

×ファストアプローチ
前走のパフォーマンスはかなり高く、同コースの比較で言えば、クローバー賞
よりも上だし、昨年このレースの1、2着馬が示していたものよりも上。
それでもかなり不器用そうに見え、一蹴り一蹴りに力が入り過ぎているような
走法をするため、距離延長で持つのか?という感覚になる。やや静観。




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