2008年5月3日土曜日

天皇賞展望 2008


展開はおそらく逃げるホクトスルタンが向こう正面でペースを落とし、
3コーナーの加速で突き放しにかかると思われる。

このレースはラスト1Fでどれだけ余力が残っているかの戦い。
先行する馬たちに11秒台後半の脚を使い続けるくらいの余力が残っていたら、
後ろから行く馬に出番は回ってこない。

したがってホクトスルタンの直後につけるアサクサキングス、アドマイヤジュピタが
前半からどのくらい突っ掛かっていくかが、勝負の分かれ目となる。
それによってスローペースに落ち着けば、この3頭で決まる可能性は高い。

また少しでもペースが速くなった場合は、後ろからなだれ込む馬が有利となる。
そうなった場合、ある程度自分から動けるような切れと、
長い脚を使える持久力を持った差し馬に注意しておきたい。


~現時点での予想~

◎アサクサキングス
充実している。突き放した後、自分との戦いに勝てるかどうか。

○ドリームパスポート
近走の負け方はここへの布石に見える。状態次第。

▲トウカイトリック
自分からレースを作れないためこれ以上の評価は出来ないが…。

△アイポッパー
今回の基準となる馬。半端な馬には壁となって立ちはだかる。

注アドマイヤジュピタ
素材は認めるが、スローペースにならないとキツい。スルタン次第。
京都は一瞬の切れで何とかなるコースではない。
かなり長い脚を使わなければ最後に交わされる。
この馬の場合距離の問題があるので、ラスト3Fで11秒台後半を
刻み続けるにはかなりのスローペースになることが必須。
ペースが緩まずにうまく息を入れられないと、
持ち味である切れ味まで無くしてしまい、
何もできなくなる可能性がある。

注ホクトスルタン
後続を突き放せる切れはある。
ただ8枠の2頭の先行馬が同じタイプなので、ほっといてはもらえそうにない。
スローに落とせてもどうしても勝ちまではないだろう。
可能性があるとしたら他の馬が無駄に抑えすぎたときだけ。


スローから勝負所での加速で突き放しに掛かる3頭の先行馬に対して、
○▲△がどこまで迫れるか。
差し馬がなだれ込むタイプばかりなだけに、
向こう正面での緩み次第で前だけの決着になる可能性はある。

ただ少しでも締まった流れになると
アドマイヤジュピタ、ホクトスルタンの順に落ちていく。
そこへやってくるのは
切れと持久力をバランス良く持ち合わせた○▲△の3頭。


×アドマイヤモナーク
前が崩れたら…。とにかく切れがない。掲示板まで。

×ポップロック
もう少し融通が効く馬体なら…。京都の流れは合う。

×メイショウサムソン
馬体がスッキリし過ぎて…もう距離のごまかしは利かない。
もう無理かと。


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