2009年1月21日水曜日

日経新春杯回顧 2009


日経新春杯結果
テイエムプリキュア2.26.636.601-01-01-01
ナムラマース2.27.235.312-12-14-14
タガノエルシコ2.27.335.808-08-09-06
ホワイトピルグリム2.27.436.108-08-06-03
アドマイヤモナーク2.27.435.715-15-09-09
メイショウクオリア2.27.436.005-05-06-06

天候:雨 芝:良
上り4F:48.2 3F:36.6
前後半:73.7-72.9
12.7-11.3-11.7-12.7-12.7-12.6-12.6-12.1-11.6-11.9-11.9-12.8




レース評
ラップタイムを見ると過去の平均と比べても、前半はそれなりに速く、道中も
あまり緩んでいる訳ではない。
むしろこの日の馬場状態を考慮すれば、このメンバーとしてはある程度締まった
展開だったと言えるのではないか。

今回のレースにおいて特筆すべきなのは、勝負所での仕掛けの早さである。
普段の流れだとラスト4F、つまり3コーナーの坂を下り切ってから満を持して
という展開が多いのに、今回の場合はラスト5F、つまり坂を登り切る直前から
ペースが上がっている。
そしてラスト4Fの部分、つまり3~4コーナー中間においてすでに(仕掛け後の)
トップスピードを記録しており、稀にみるロングスパート合戦だったと言える。

このような展開となると、ラストは当然のように各馬の持続力&持久力が
物を言い、半端な切れ味タイプでは話にならない。
また脚質的にはラストまで我慢した差し馬&追い込み馬は、展開利を考えて
少しの割引が必要だろうし、好位から進めた馬や積極的に動いて結果が
出なかった馬の巻き返しには注意しておきたいところ。
当然勝負所で積極的に動いて好走できた馬の実力は認めていいだろう。

テイエムプリキュアの引退予定レースでの一人旅→独走劇でロマンティックにして
不可解な(何かしらの力が働いているような)レースのようにも思われがちだが、
実際にこの馬はアルゼンチン共和国杯において、今回のメンバーよりも明らかに
格上のスクリーンヒーロー、アルナスライン相手に今回と同様に持続力&持久力
勝負に持ち込んで、あわやと思わせるレースをしているのだから、これを
フロック視することはできない。
結果的には今回の斤量&周囲の評価は少し軽すぎだったということだろう。
(アルゼンチンの時もそうなのだが…)


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

テイエムプリキュア
思えば最初に驚かされた阪神JFの時から持久力勝負への適性を発揮していたの
だから、この展開であれば改めて騒ぎ立てる必要もないだろう。
好走しているレースが渋った馬場での持続力&持久力ばかりで、その適性を
考えると、もう一度ダート路線でのパフォーマンスを見てみたくなる。
これまでのダートでの戦跡は惨憺たる結果に終わっているが、思い切った
先行策をしたら、交流戦くらいなら何とかならないだろうか…。
そもそも引退の話がどうなるのかも知らないが…。

ナムラマース
最後まで後方で我慢して直線勝負に賭け、落ちてきた馬を交わしただけなので
あまり2着という結果を評価することはできないが、それでもやはり持続力
&持久力勝負への適性が高いことは間違いない。
今回も前走の鳴尾記念も積極的な内容ではないので、おそらくこの先の
大きいところでは地力が足りなくなる可能性が高い。

タガノエルシコ
道中は位置取り的にはホワイトピルグリムとほとんど同じようなところから
進めたが、勝負所ではギリギリまで待っての仕掛けだった。
それが功を奏しラストは良く伸びていたが、最後に差されたナムラマースと
比べたら持続力で少し劣る印象を受ける。
道中でしっかりと脚を溜められたらある程度切れるが、もっとレベルの高い
締まった展開では何もできなくなる可能性は高そう。

ホワイトピルグリム
道中から勝負所で積極的な動きをしておいて、最後はここまで残ったという
内容は評価できる。
さすがにラストは脚が上がっていたが、勝負所での切れ味とその後の持続力は
まずまずのものを持っていると考えていいだろう。
ただ斤量が軽いので実力的にはG3で善戦レベルというところか…。

アドマイヤモナーク
川田の積極的な騎乗は基本的には買っているのだが、今回はさすがに早く
動き過ぎだった。
テイエムプリキュアが3~4コーナーで上手く後続を突き放し、どの馬も
慌てさせられてスパートが早くなったという展開において、ラスト5Fを
切る前から動いていたのではラストは止まって当然。
(前半ではなく)道中でじっくりと脚を溜められてこそ、ラストで持続
する脚を使える、というこの馬の特性を考えたら、最後まで悪いリズムで
走ってしまったというように思える。
逃げ馬にこれだけのラップでラストをまとめられてしまっては、あの位置
からではどう頑張っても差し切ることはできなかったと思うが、もう少し
溜めを効かせた騎乗をすれば2着には入れただろう。
(他にラスト4Fを持続できる馬なんていないのだから…)
自身の得意な緩んでの持続力勝負という展開になるここを逃してしまうと
次のチャンスはなかなか難しく、格が上がればラスト突っ込んで掲示板、
そうでなければ上り勝負で切れ負けというイメージしか湧かない…。




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