2012年10月20日土曜日

富士S展望 2012


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2011 12.2-11.0-12.1-12.2-12.1-11.5-11.2-12.7
2010 12.1-11.2-11.7-11.8-11.5-11.1-11.2-12.2
2009 11.9-10.8-11.7-12.0-11.9-11.5-11.6-11.9
2008 12.3-10.9-11.4-11.5-11.8-11.2-11.3-12.3
2007 12.5-10.8-11.6-11.5-11.8-11.2-11.9-12.0
2006 12.4-11.0-11.5-11.7-12.1-11.5-11.0-11.6
2005 12.4-11.0-11.6-11.6-11.7-11.4-11.2-12.0
2004 12.4-11.2-11.3-11.6-11.8-11.4-11.4-12.1
2003 12.1-10.8-11.0-11.5-11.5-11.3-11.9-11.9

過去9年の平均ラップタイム
12.26-10.97-11.54-11.71-11.80-11.34-11.41-12.08
1.33.11




傾向(過去記事の転載)
ラップタイムを見ると、前半はミドルペース~やや速いくらいの流れで、道中は
それほど緩まない展開、勝負所では一応加速は示しているものの、上がりの水準
自体はそこまで高くならない。

このレースの特徴はやはり道中の速さであって、その点は例年馬場が速い状態で
行われるためか各年でほとんどバラつきがなくて、それによって上がりも極端な
切れ味勝負にはなっていない。

そのことがこのレースと京成杯AHがリンクしやすいという傾向につながって
いるのだろうが、とにかくここでは普通の東京の上がり勝負をイメージすると
失敗する可能性が高く、重視すべきは切れよりも持続力だと考えておきたい。

脚質的には、道中があまり緩まない展開にも関わらず、案外先行~好位の馬が
残ることが多く、これは(マイル戦では度々起こることだが)緩まない道中に
よって、追走の段階で差し馬の脚が削られて上がりの切れ味が消されるためで、
ここでは特に先行力と持続力を持った内枠の馬には注意しておきたい。


好走する条件
・スピード持続力があること


予想

◎ダローネガ
前走は道中の水準もある程度高いが、自身は生涯最速に近い上がりを示している
訳だし、内容的には切れ負けしたようなイメージ。
小倉の中距離で相当締まった展開を勝ち切っているように、スピード耐性という
方向になれば、ここで巻き返す可能性はあっていいはず。

○コスモセンサー
開幕週でもないので、東京の直線をしっかりと伸び切るというのは期待しづらい
ため、あまり"切れ"の方向へ傾くと厳しいが、ある程度スピードに寄った展開で
あれば、当然有力な存在ということになる。
今回は1度叩いた上積みもあるだろうし、やはり好走はしてきそう。

▲セイクレットレーヴ
ニュージーランドTでは、前半でしっかり脚を使う内容になっていて、持続力は
十分に示しているし、その時の勝ち馬とは少し差を感じるが、相手は古馬G2で
強い勝ち方が出来てしまう馬なので、仕方がないと言えば仕方がない。
少し間隔は空いたが、成長分も見込んでここは上位に扱っておきたい。

注スピリタス
前走は最内枠3頭で決まりかけた状況で、外目の枠から唯一そこに割って入った
という格好なので、当然高い評価にはなる。
この馬の場合、決め手も魅力ではあるが、スピードで引っ張られるくらいの方が
やはり結果が出そうなイメージで、その方向のここでの浮上は十分見込めそう。

△ガルボ
極端なスピードレースも、ある程度の上がりが必要な展開も、どちらも問題なく
こなしているし、高いレベルでも以前のように格負けすることもなくなった。
休み明けの状態は気になるが、単純にここは地力&適性で十分上位と考えられる
だろうし、とりあえず崩れるイメージは湧かない。

△フラガラッハ
前半かなり緩い前々走での究極決め手はともかく、前走は道中で極端に脚を使う
形からでも最後伸び切って勝利していて、終いの破壊力は本当に強力。
常にそのような水準で走れる馬(状態)であれば、ここは単なる通過点となって
しまう可能性も十分あるが、この舞台で同じ脚の使い方が出来るかは半信半疑。

△ファイナルフォーム
一定の持続力と極端な上がりという部分で、マイラー的な資質は一応感じるが、
今のところ前半からしっかり脚を使った内容というのがないので、この舞台で
本当に信頼できるかは微妙。試金石…くらいの見方をしたい。





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