2012年10月8日月曜日

京都大賞典展望 2012


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2011 12.8-11.0-11.8-12.7-12.6-12.3-12.8-12.5-11.8-11.1-11.4-11.3
2010 12.6-10.5-11.0-11.6-12.0-12.0-12.7-13.2-12.6-11.9-12.9-12.0
2009 12.7-10.9-11.0-12.2-12.3-12.1-12.1-12.0-11.9-12.3-12.8-12.0
2008 12.9-10.7-11.7-13.2-13.3-13.1-12.8-12.6-12.1-11.5-11.4-11.6
2007 13.1-11.5-11.7-12.6-12.5-12.4-12.7-12.7-11.6-11.4-11.1-11.5
2006 13.0-11.8-11.8-13.7-13.8-13.7-14.0-13.9-12.5-10.9-11.1-11.3
2005 12.9-11.8-12.4-12.6-12.6-12.3-12.4-12.4-11.8-11.6-10.8-11.8
2004 12.9-11.4-11.5-12.6-12.7-12.8-12.8-12.6-11.6-11.5-11.4-11.4
2003 12.8-12.2-12.3-13.1-13.1-12.8-12.5-12.1-11.7-11.0-11.4-11.6
2002 12.6-11.3-11.4-12.1-12.8-12.8-12.7-12.1-11.5-11.4-11.0-11.9

過去10年の平均ラップタイム
12.83-11.31-11.66-12.64-12.77-12.63-12.75-12.61-11.91-11.46-11.53-11.64
2.25.74




傾向(過去記事の一部修正)
ラップタイムを見れば、スタート直後はミドルペースくらいで、道中は基本的に
かなり緩み、3コーナーの下り坂からレースが動くという完全な上がり勝負。

道中が淀みなく流れるケースもあるが、ここはスローからの切れ味勝負が基本。
したがってまずは決め手がなければ話にならないが、ここに出てくるような馬が
このペースで進めれば、どの馬もある程度速い上がりを繰り出してくるはずで、
そうなれば、前半~道中で如何に脚を使わずに走れるかが重要になる。
(結局、持久力の高さがある程度反映される)

そう考えると脚質的にも、スローなので前の馬が有利になるのは間違いないが、
スタート直後に少しでも脚を使っている先行馬を、勝負所までしっかりと脚を
溜めた差し馬が究極的な切れ味で上回る…という可能性も十分考えられる。

また上がり勝負とは言え、このコースだけにラストは4Fの戦いになることが多い
ため、勝ち切るためには速い脚を長く使える…ということも当然必要になる。


好走の条件
・一定の持久力&末脚の持続力を持っていること


予想

◎ローズキングダム
前半or道中でスピード耐性が問われたり、変な緩急がついたりするのは苦手で、
とにかく余計な負荷が掛からない舞台で、純粋な持久力&決め手で勝負したい。
そう考えると、ここはその形が期待できそうな数少ない舞台だし、とりあえずは
久しぶりにこの馬の能力をフルで発揮できそうな雰囲気。
開幕馬場ということを考えると、馬体的にもかなり好感が持てる。

○ギュスターヴクライ
春に示したように、持久力では当然上位に扱える。
適性的には京都の徐々に加速していく展開よりかは、もう少しメリハリがついた
決め手勝負の方が恐らく合うだろうが、それでもここでの浮上は確実に思える。
もちろん4歳の秋なので、春からの成長次第では、突き抜けるところまで考慮は
しておきたい。

▲マカニビスティー
ハイレベルの日経新春杯での内容が示すように、持久力&持続力は相当に高い。
ただし、大体が間に合わない…という馬だが、下り坂の後押しがある京都外回り
だけは別だし、今回展開的にコスモラピュタ&ミッキーペトラという組み合わせ
ならば、それなりに引っ張ってもらえる可能性も十分ある。
それでいて20倍以上のオッズというのは、あまりにも軽視され過ぎの印象。

注オウケンブルースリ
状態はもちろん気になるが、馬体的には何も出来なさそうな雰囲気でもないし、
勝負所での加速が楽で、持ち前の持久力&持続力を活かせるこの舞台であれば、
やはり注意はしておきたい存在。
筋力(スピード耐性)的な部分では以前のようにはいかないだろうから、極端な
ペースだと不安もあるが、平均的な水準であれば浮上出来ていいはず。

△メイショウカンパク
一定の持久力はしっかりと示しているし、ゆったりとしたイメージで、最後まで
伸び切れるタイプ的にも、(ここに来てやっと)距離延長の方に目を向けたのは
正解…という可能性がありそう。
今までのような単なる後方待機ではなくて、しっかりと流れに乗るような競馬を
鞍上には期待したい。

☆フミノイマージン
地力は高く、末の持続力という点でも条件的にはここに合っていそうなのだが、
この距離だと、どうしてもエリザベス女王杯の内容が気になる。
その時は止まっている訳ではないのだが、あと1つ上がりが物足りない、つまり
長い道中(&追い掛ける展開)で多少削られた雰囲気があって、高いレベルだと
純粋な持久力という点で主張し切れない可能性がありそう。やや静観したい。





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