2013年4月28日日曜日

天皇賞春展望 2013


予想
サトノシュレンがすんなりとハナを切るか、もしくはコパノジングーがそれを
捲くって行くか…くらいの形だと思うが、どちらにしても締め付けるタイプでは
ないので、前半はゆったりと入る可能性が高そう。

それでも今回は、"持続力"で競うのはとっても危険…な相手が後方に控えている
訳なので、他の馬が、ゴールドシップとある程度の距離を保って進める可能性は
ありそうだし、道中はそれなりの水準では流れるのかも知れない…。

そのあたりの展開に関しては、結局のところ全く結論の出ない部分ではあるが、
大本命馬が3コーナーあたりから進出…という形になるのは確実なので、それを
前から受けるにしても、後ろから追い掛けるにしても、とにかく持続力を備えて
いなければ話にならない。(詰まる所…)

したがって、道中~上がりで高い水準の持続力を示せるor終いをしっかりと伸び
切れる…という、この舞台で問われる最も基本的な部分を、今回は特に重視して
おきたいイメージ。


◎ゴールドシップ
持久力&持続力は断トツで高く、大人気でも当然勝ち切る可能性から考えたい。
万が一負けるとすれば、恵まれた好位の馬がそのまま押し切ってしまう天皇賞に
ありがちなパターンくらいだが、鞍上はこの馬の性質をしっかり把握していて、
当然、先頭集団を意識しながら乗るだろうし、他のジョッキー達も早め早め…の
感覚になるとすれば、やはりまとめて交わし切る可能性の方が高そう。
この馬に関しては、人気のリスクを取ってでも、普通に応援したい気持ち。

○トーセンラー
何はともあれ持続力…という馬で、脚の使い方的にこの舞台には相当嵌る印象。
ゴールドシップのように、自ら全力で押し上げて行けるような強さはさすがに
ないので、それなりに引っ張られる展開になれば…という条件は付くが、一応は
展開的にこの馬に向く想定ではあるし、最内枠発走から一旦下げ、相手を目標に
徐々に加速していく…的なイメージが描ける。
それをやるには持って来い…の鞍上でもある。

▲アドマイヤラクティ
ここ数戦でも、一定の持久力&持続力は示しているし、京都外回りに関しても、
古都Sで勢いよく坂を下りつつ最後まで持続させた…という経験があり、ここの
展開に嵌る可能性は十分あっていいはず。
今回岩田Jに替わって、それなりのポジションからの出し抜けを狙う…的な格好
から、前掛かりになり過ぎる可能性もなくはないが、普通に周って来ればやはり
それなりの浮上はしそうな雰囲気。

注フェノーメノ
タイプ的には、明らかに切れよりも持続力…という馬で、瞬間的な加速に問題が
あるので、とりあえず京都自体は合っているはず。
そうなれば当然、これまでに示している地力から、基本的に残る方向で考えたい
ところだが、馬体や走法からは長距離向き…というイメージではないし、仕掛け
早の展開に巻き込まれる可能性もあって、脚質的に押し切る可能性もある対抗馬
…的な、人気と同じ感覚にまでは至らなかった…。

△ムスカテール
持久力と末の持続力…というタイプで、基本的に瞬間加速がないことを考えても
京都外回りには合っている馬。
前走は何だか控えた競馬になったが、道中~上がりの部分ではまずまずの内容を
示しているし、舞台が替わってのパフォーマンス的な前進は十分ありそう。
今回福永Jになって、大外枠発走からどのような競馬をするのか…が微妙だが、
無理をしない方の選択であれば、ここである程度嵌っても良さそう。

△ジャガーメイル
斤量を背負った前走でもしっかりと浮上してきたように、純粋な持久力という
部分ではまだまだ信頼できる存在。
ただし基本的には、決め手勝負寄りの展開の方がいい…というタイプではある
ので、戸崎Jがどのようなポジションから進めるかにも依るものの、前掛かりな
展開になった場合には、中途半端な着に終わる可能性もありそう。

△レッドカドー
2012年香港ヴァーズ(自身ラップ)
26.34-24.53-26.31-25.73-23.34-22.48 2.28.73 1着
2011年香港ヴァーズ
26.39-24.86-25.19-23.81-23.96-23.56 2.27.77 3着

2012年は、ゆったりとした流れからの決め手勝負を制して、内容的には直前の
ジャパンCとほぼ同等のパフォーマンス。
2011年は、道中でかなり脚を使う格好から良く詰めた内容で、最終的に前には
届いてはいないが、道中~上がりの持続力という点での一定の裏付けにはなって
いて、今回重視するとすればこちら。

タイプ的に、脚はスラリとしているようにも見えるが、体を柔らかく使う訳でも
ないので、京都に向いた脚の使い方…というのとはイメージが少し異なるのかも
知れないが、ある程度前掛かりな展開になる可能性を考えれば、むしろ以外と
嵌ってしまうのかも…という気もする。
結局のところ、スピードの部分で高い評価にはしづらいのだが、浮上しても特に
驚かない…くらいの扱いにはしておきたい。






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