2013年9月8日日曜日

セントウルS展望 2013


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2012 12.0-10.3-10.9-11.0-11.2-11.9 33.2-34.1
2011 12.2-10.6-11.3-11.3-11.0-12.1 34.1-34.4
2010 12.0-10.7-11.2-11.5-10.8-11.8 33.9-34.1
2009 12.2-10.7-10.9-11.2-11.1-11.7 33.8-34.0
2008 12.2-10.6-10.7-10.7-11.3-11.8 33.5-33.8
2007 12.2-10.5-10.7-10.9-11.1-11.7 33.4-33.7
2006 12.0-10.2-11.1-11.7-12.0-11.6 33.3-35.3 中京開催
2005 12.2-10.8-10.9-11.0-11.2-12.2 33.9-34.4
2004 12.3-11.1-11.2-11.4-10.5-11.7 34.6-33.6
2003 11.8-10.5-11.1-11.1-11.4-11.9 33.4-34.4

過去10年の平均ラップタイム(2006年は除く)
12.12-10.64-10.99-11.12-11.07-11.87
1.07.81 33.76-34.06




傾向(過去記事の一部修正)
ラップタイムを見ると、前半あまり速くならないが、その後はほとんど緩まずに
勝負所まで(一定に近い)速いスピードを刻み続けて、ラスト1Fだけ少し落ちる
…という形。

ここの特徴は、前半<道中という、真ん中の4Fの速さで、レース自体は前後半が
イーブンに近い形になるが、単純な上がり勝負という訳ではない。
当然適性面では、スピード持続力が問われることになる。

一方で、3コーナーの入り方次第では、(スプリント戦としては異例の頻度で)
勝負所でしっかりと加速する展開も現れていて、"切れ"を発揮できる馬の台頭
ということも考慮しておく必要がある。

脚質的には、開幕週なので当然前有利だとは言えるが、粘りのみが身上で単純に
ここの速い上がりに対応できないタイプもいるため、それを切れを備えた後続が
差し切る…という事態は想定しておきたいところ。


好走する条件
・先行力&スピード持続力(&切れ)があること


予想
土曜の競馬を見る限り、(雨の影響もあるのだろうが)開幕週のビシっと生え
揃った馬場とは少し違って、感覚的には最内>中>内…という印象を受けた。

つまりイメージとしては、逃げ&先行の単純な前残りというよりかは、逃げ&
好位差しくらいが嵌りそうな雰囲気。つまり人気2頭か…。

◎ハクサンムーン
この馬は、ハイペースを耐えて強いというよりかは、一定のペースを刻み続けて
強いというタイプ。
したがって好走の条件となる、前半が速くならない…という意味では中京も同じ
だが、道中が締まり、徹底的にスピード持続力が問われるという部分で、ここは
ベストと言える舞台。
開幕週でこのコース…という、適性面でハッキリとした強調点を持っていても、
それを軽く上回ってきそうなくらい相手は強力だが、ハイペースの本番では強く
推しづらいタイプなだけに、このタイミングでは期待してみたい。

○ロードカナロア
ハイペースのスプリンターズSに決め手勝負の高松宮記念、更には安田記念まで
制するだけの適性の幅を備えていて、史上初の香港スプリント制覇…とかを持ち
出さずとも、間違いなく歴史的な名馬。
ここまでの存在になると、成長面で明らかな下降線を描くまでは、単独で考えて
上げ下げなんてそもそも必要なく、とりえあえず1番上に配置して、あとは特に
推したい…という馬が他にいるかどうかの問題。
この馬を下げた訳ではなく、単純に相手を"敢えて"上げた、2番手評価。

▲マイネルエテルネル
前走は、少し物足りない結果には終わっているが、超ハイペースで先着を許した
馬のほとんどは自身よりも後ろから進めた馬だったし、そもそも3歳馬としては
少し見込まれた斤量を背負ってのもの。
単純にこの馬の内容だけ考えると、前半しっかり脚を使いつつ上がりもまずまず
まとめている扱いで、ここはとりあえず、巻き返しの方に期待してみたい場面。
位置取りなどのイメージ的にも嵌って良さそうな雰囲気。

注ローガンサファイア
前走は、前半しっかりと控えて決め手を発揮した内容だが、この馬の位置取りで
あっても追走で十分脚を使わされるペースだったので、とりあえず、スピードに
対する耐性という部分は大丈夫そう。
あとはやはり位置取りの問題だが、今回浜中Jに戻り、馬場を考えて比較的高い
ポジションから進める選択もありそうだし、可能性は十分に感じられる。

△サドンストーム
基本的にはしっかり引っ張られてこそ…という馬だが、ここは前半がそれ程速く
ならなくても、その分道中が締まる形で負荷が掛かる舞台なので、とりあえずは
浮上は確実に思える。
ただしメンバーレベルから、ここには道中で溜められなくても好位から最後まで
しっかりと伸び切れる馬も存在するので、結局は複勝~掲示板圏内争いが濃厚。
イン突き…とかの選択があれば。

△ドリームバレンチノ
地力も切れも問題ない馬だが、少しゆったりしているタイプなので、スピードを
落とさないスムーズなコーナリング…というのが条件。
したがって窮屈に内を捌くよりかは、素直に外を回す方が高いパフォーマンスを
発揮出来るはずで、あとは(例年よりかはマシな状況とは言え)開幕週の馬場で
間に合うのか?という問題。やや静観。

△ティーハーフ
前走は、まずまずの速さで流れた展開を1頭違う脚で差し切った訳だが、内容に
関しては少し溜め過ぎ…という印象は受けて、それが許される京都とは違って、
ここでその再現が出来るかは微妙に思える。
もちろんしっかりとした決め手が問われる展開になれば可能性はあるが、地力の
部分でどこまで対応できるか未知数の内は、さすがに強くは推しづらい。





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