2013年12月31日火曜日

有馬記念回顧 2013


レース総括
■前半~道中の水準高く、実質超ロングスパート戦
■相当高い持久力&持続力が問われた


有馬記念結果
オルフェーヴル2.32.3 36.0 13-13-12-02
ウインバリアシオン2.33.6 37.3 09-11-12-04
ゴールドシップ2.33.8 37.8 12-11-08-04
ラブイズブーシェ2.34.2 37.6 14-15-14-14
タマモベストプレイ2.34.3 38.3 09-08-08-04
カレンミロティック2.34.3 38.7 02-02-01-01

天候:晴 芝:良
上り4F:49.0 3F:36.7
6.9-11.1-12.3-11.6-12.4-12.8-12.4-12.0-11.8-12.3-12.6-11.8-12.3




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半はミドルペース~やや速いくらいの流れで、本来は
もっと落ち着くはずの1~2コーナーがあまり緩まないまま、向こう正面が相当
速い展開になり、その後は3~4コーナーで一旦落ち着いてから、4コーナー~
直線で一気に加速する…という形。

今回の特徴は、まずは前半~道中の(全体的な)水準の高さで、余力を残しつつ
その流れを追走する…という点で、当然のように高い持久力が必要になった。
さらにレースを通して緩急が激しくついた場面も多く、要所要所で相当に負荷が
掛かり、展開も実質的には超ロングスパートという格好になったことで、持続力
(筋持久力)という部分も厳しく問われた。

脚質的には、この内容なので当然前の馬には厳しくなり、前半~道中で明らかに
無理し過ぎの先行勢が4コーナーまでに早々と崩れた(減速した)ことで、ごく
自然に余力に差がある差し馬が浮上した格好。


とにかくこのレースは、前掛かりな展開で仕掛けも早くて、全馬の脚が上がって
バテている中、そのバテ度合いの小ささで最後勝負する…というのが本来の姿。

それにも関わらず、ラップ的には勝負所で大きな加速を示している…。
当然これは1頭のスーパーホースが刻み込んだものだが、その意味としては他の
レースにおける"切れ"とは全く性質が異なっている。

オルフェーヴル自身、今回は、あの阪神大賞典を除けば、国内のレースでは最も
上がりタイムが掛かっている内容。
つまりこの馬自身も、厳密にはしっかりとした脚を使っている…とは言えず、
"スピード"とか"切れ"を示した訳ではない。

したがってこの加速は、単純に"持久力"の差そのものが明確に表れたもの。
現役最後というタイミングで、初めて他の馬との"本当の実力"の違いを明らかに
するもの…だったと言えそう。

…本当にこれはとんでもない加速。
見た目でも数字でも、本当に衝撃的なラストランだった。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

オルフェーヴル
今回の圧勝で、もっと走る姿を見ていたい、再度凱旋門賞への挑戦を期待したい
…という声は当然聞こえてくる。
確かに、このレースがなければ、見る側の自分自身も不完全燃焼…という感覚で
終わっていただろうし、もう1度この馬のレースが見たい…と思っていたのかも
知れない。
でもこんなレースが見れたなら、もう満足。
これ以上、どんな"強さ"を証明する必要があるのだろうか?
素直に第二の"馬生"を応援したい気持ち。
産駒の活躍に大いに期待したい。

ウインバリアシオン
前半~道中は中団内でじっとして、勝負所はオルフェーヴルが捲くった軌跡を
辿るようにして進出した格好で、ポジションや進路が嵌った部分もある。
それでもこの馬自身も、道中~勝負所でしっかりと脚を使い切るような形で浮上
→粘り込んでいる訳なので、高い地力を示した…とは言えそう。
どちらにしても、1度叩いているとは言え、故障による長期休養を挟んでの2着
なので、本当に凄いの一言。
同世代にオルフェーヴルがいた不幸…というだけ。次戦に期待。

ゴールドシップ
適性の嵌る舞台に替わり、展開的にも本質的には合う形になって、当然のように
巻き返して、それなりの格好はつけた。
惜しかったのは、勝負所で上位2頭に次々に捲くられたことで、少し窮屈な形に
なり、アクセルとブレーキを交互に細かく踏むような格好になったこと。
それを絶妙に制御していたムーアJは凄いのだが、元々加速とか切れには無縁で
不器用なこの馬には少し難しい競馬になった。
当然この先も、舞台に対する適性と、鞍上の考え&それを実行するタイミングの
問題があって、活躍自体は限られてしまうだろうが、応援はしたい。
というより、早く海外へ行くべき。

タマモベストプレイ
前半は結局中団に控えた訳だが、道中はかなり積極的に押し上げていく内容で、
それでしっかりと粘り込んでいるのだから、高い地力と十分な持続力を示したと
言えそう。
朝日CCとの比較からも、この先は阪神(外回り)よりも京都、東京よりも中山
…というように、切れが問われない条件で普通に活躍しそう。注目したい。

カレンミロティック
今回は先行勢がほぼ全滅…という中で、スタート直後にしっかりと脚を使って、
番手→3角先頭という競馬からしっかりと粘り込んだのだから、言うまでもなく
これは相当に強い内容。
当然次戦での巻き返し候補ナンバーワンという扱いになるし、調子を崩すとかが
なければ、来年、何か大きなところを勝ち切ってもおかしくないはず。大注目。


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