2016年8月20日土曜日

札幌記念展望 2016


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2015 12.5-10.9-11.7-11.9-11.9-12.0-11.9-12.0-12.1-12.1
2014 12.6-10.7-11.6-11.6-11.9-12.1-12.3-12.3-12.0-12.0
2013 12.6-11.3-12.3-12.8-12.7-12.7-12.4-12.7-13.0-14.0 函館開催
2012 12.8-10.6-11.6-12.2-12.3-12.3-11.7-12.0-11.4-11.8
2011 12.6-11.3-12.0-12.3-12.2-12.7-12.6-11.9-11.3-11.5
2010 12.6-10.8-11.2-12.3-12.4-12.6-11.9-11.8-11.7-12.1
2009 12.5-11.1-12.0-12.4-12.2-12.2-12.1-11.9-11.8-12.5
2008 12.3-10.9-11.5-11.7-12.0-12.2-12.2-12.4-11.6-11.8
2007 12.7-10.9-11.9-12.7-12.5-12.5-12.1-11.7-11.4-11.7
2006 12.7-11.2-12.1-12.6-12.6-12.6-12.2-11.6-11.4-11.3

過去10年の平均ラップタイム(2013年は除く)
12.59-10.93-11.73-12.19-12.22-12.36-12.11-11.96-11.63-11.87
1.59.59




傾向(過去記事の転載)
過去の平均ラップタイムを見てみると、前半はミドルペース~やや速いくらいの
流れで、道中は一旦落ち着くもののあまり緩まない展開、その後勝負所で徐々に
加速して行き、最後まである程度のスピードを維持する形。

このレースでは、緩んだ展開になった年も一応はあるものの、基本的には道中が
締まった流れになることが多くて、さすがに夏随一の格が問われるレースだけに
一定の持久力は必要になる。

その一方で、同じ2000mでも他のローカル競馬場と比べて(カーブ比率が高く)
最初の直線が短い構造になっていることもあって、極端に速い前半→終いの粘り
勝負…という展開は稀。

つまり、ある程度の上がり性能は欲しいところで、適性的には、後半のスピード
アップについて行ける程度の切れと、仕掛け早の展開でも最後まで止まらない、
末脚(トップスピード)の持続力を備えていることが重要になる。
(結局は総合力勝負というイメージが強い)

脚質的には直線の短いコースだけに、ある程度好位からの馬が持続力を発揮して
押し切る形が基本になりそうだが、そこにあまり息を入れられない展開からでも
捲くっていけるような、持続力に優れた差し馬が突っ込むというイメージ。
(とにかく長い脚を使えるという点の裏付けだけは取っておきたい)


好走の条件
・一定の持久力が必要
・(切れ&)末脚の持続力があること


予想

◎ヌーヴォレコルト
この馬に関しては、基本的に直長コースの方がいい…という考えは変わらないの
だが、実力はやはり上位だし、ロングスパート戦になったオールカマーの内容
だけでも、結局のところ下げられない。
海外帰りで少し間隔が空いた状態はもちろん気になるが、最内枠も確保したし、
やはり普通に周ってくれば勝ち負け…という印象。

○ヒットザターゲット
昨年ここでは2着していて、前半で引っ張られ過ぎなければ、最後までしっかり
伸び切ることが出来る…というタイプ的に、極端に速い入り方をしないこの舞台
では力を発揮しやすい。
馬場の悪かった前走はともかく、前々走の目黒記念では好走していて、状態面も
問題はないだろうし、当然しっかりと注目しておきたい。

▲レインボーライン
ダービーは、8着ではあったが、道中をある程度高い水準で進めつつ→上がりを
しっかりまとめられていて、一定の持久力は示した格好。
タイプ的にも切れと持続力をバランス良く示していて、ここにはまる可能性は
十分にあって良さそうだし、3歳馬で斤量が軽く、内枠も確保。
とりあえずは注目したくなる。

注トーセンレーヴ
前走は、4コーナー~直線でかなりゴチャついて、まともに追えていない状態
だったので、とりあえずは度外視できる。
それを除けば、ディセンバーSの内容&有馬記念6着という点で、ここでは十分
上位に扱えるし、元々性能の優れたタイプ的に、函館→札幌に替わっての前進も
見込めそう。さすがに今回は人気を落とし過ぎな印象。

△モーリス
安田記念は、(展開&馬場の影響も大きかったものの)自分との戦いに終始した
格好で負けて、その馬が距離延長…という点に、まずは引っ掛かる。
実際に、キャリアで唯一2000m以上の京都新聞杯では7着に敗れている訳だし、
(実力を考えればさすがにこの評価では下げ過ぎかも知れないが)今回は少し
だけ静観したい気持ちにはなる。

△ヤマカツエース
昨年ここでは4着している訳だし、持続力という方向性では一応は合っている。
ただし、終いの部分の形で言えば、もう少しだけ粘りが問われる方がはまる印象
にはなるため、この相手に対しては性能負けする可能性もありそう。
イメージとしては、なだれ込んでの掲示板争い…くらいが妥当な雰囲気。






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