2023年6月11日日曜日

函館スプリントステークス展望(ラップ傾向&予想)2023


まとめ
  • 前半が速くなり、上がりは"耐える"戦いになる。
  • 持久力が問われる。
  • 予想◎ブトンドール

過去のラップタイム

2022 11.7-10.2-10.9-11.2-11.2-12.0 32.8-34.4
2021 11.7-10.3-10.8-11.1-11.4-12.3 32.8-34.8 札幌開催
2020 12.0-10.4-11.0-11.2-11.1-11.8 33.4-34.1
2019 12.3-11.0-11.1-11.3-11.0-11.7 34.4-34.0
2018 11.8-10.4-10.9-11.3-11.3-11.9 33.1-34.5
2017 11.7-10.1-10.4-11.0-11.4-12.2 32.2-34.6
2016 11.8-10.6-11.0-11.5-11.3-11.6 33.4-34.4
2015 11.7-10.3-11.0-11.6-11.8-11.9 33.0-35.3
2014 11.9-10.8-11.1-11.4-11.3-12.0 33.8-34.7
2013 12.0-10.7-11.4-11.6-11.0-11.8 34.1-34.4

過去10年の平均ラップタイム(2021年は除く)
11.88-10.50-10.98-11.34-11.27-11.88
1.07.84 33.36-34.49



ラップ傾向

(過去記事の転載)

過去のラップタイムを見ると、前半が速い流れになって、勝負所では一応加速する場面はあるものの、最後はある程度落ちる形。

ここの特徴はやはり前半の速さで、コース形状的には前半が上り坂になっているにも関わらず、直線の短さが意識されるからか、どうしてもペースが上がって、(額面以上に)厳しい流れになっている。

この展開なので、脚質的にはまずは差し馬の浮上を考えたくなるのだが、過去の結果を見ると、内容的に前傾のパフォーマンスで好位から押し切る形での勝利が目立っている。

つまりここでは、ハイペースをしっかり追走できて、終いをしっかり耐え切るというような、持久力に優れたタイプが中心になると見ておきたい。

※近年は馬場の良化で上がりが速くなり、平均ラップも徐々にフラットな形に近づきつつあるが、小回り&直線の短さという、真っ直ぐには全力を出しづらい構造のためか、直線は結局"耐える"戦いになっている印象。⇒重視すべき適性は特に変える必要がなさそう。


好走する条件
・持久力があること



予想


3歳牝馬たちの扱い次第だが、候補は多い…。

◎ブトンドール
桜花賞は、好発から少し控えつつ、平均的に脚を使う形から→上がりをまとめた格好。直線では主張はしきれていないものの、止まってもおらず、力は示したと言える。
元々この舞台では、函館2歳Sで重賞を勝っている馬だし、前半から流れに乗る選択もできるタイプなので、距離短縮しての前進は十分に見込めそう。
斤量面でも当然恵まれた立場になるし、ここは期待しておきたい。

○ヴァトレニ
北海道では重賞も含めて馬券圏内を外しておらず、まずは馬場への適性がうかがえるし、その中で同舞台・青函Sでは、前半まずまずの水準から→上がりをしっかりとまとめて、高いパフォーマンスを発揮している。
前々走でも、前半からしっかりと脚を使いつつ→押し通して、厳しい展開もこなしているし、ここでも好走してくる可能性は考えたい。

▲ムーンプローブ
フィリーズレビューは、好発から徐々に控えつつ→直線しっかりと浮上しての2着。結果的に中団からの競馬になったが、厳しい展開の中で前半から脚は使っていたし、その地力は十分に認められる。
今回斤量も軽くなって、もう少し流れる乗る選択になれば、食い込んでくる可能性も普通にあって良さそう。注目しておきたい。

注ジュビリーヘッド
昨年2着。その時は速い流れの中で、自身も前半から脚を使いつつ→上がりをまとめた格好。パフォーマンス的には普通に上位扱いになる。
前走に関しては、相対的に馬場の悪いところを通りつつ、直線も不完全燃焼だったように見えるし、ここで巻き返す可能性は考えておきたい。

△リバーラ
フィリーズレビューは、12着ではあったが、厳しい展開を番手から進めつつ→坂辺りまではしっかりと粘れていたし、結果としても頭からコンマ6秒差。内容的にも距離短縮のここにつながる可能性はあっても良さそう。
乗り替わりがどちらに転ぶか?というのはあるが、注目はしておきたい。

△キミワクイーン
前走は、(実質)前半まずまずの水準から→上がりをしっかりとまとめた内容。負けはしたものの、馬場の悪いところを通っていた格好だし、一定の評価はできる。
示しているパフォーマンス的には、ここではもう1つ更新してくる必要はあるが、可能性としてはやはり考えておきたい存在。

△トウシンマカオ
重賞勝ちと、それ以外の好走も複数あって、実力は当然上位の馬。
ただし、基本的には後傾のパフォーマンスで走っているタイプではあり、その点がこの舞台(レース)に対してしっかり適応できるか?というのがある。
開幕週でもここは内枠絶対というレースではないし、少し下げてみる。

△ジャスパークローネ
前々走は、(実質的に)前半からしっかりと脚を使いつつ→上がりをまとめての完勝。その時のパフォーマンスで考えれば、ここでも上位に扱える。
前走で1000mをはさんで→ここが距離延長になる点は少し気になるが、相手としてはピックアップしておきたい。



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