2023年10月28日土曜日

スワンステークス展望(ラップ傾向&予想)2023


まとめ
  • 基本はフラットな展開だが、近年は一旦落ち着く形が増えつつある。
  • 持続力&一定の切れが問われる。
  • 予想◎ウイングレイテスト

過去のラップタイム

2022 12.5-10.7-10.9-11.1-11.3-11.4-11.9 34.1-34.6 阪神開催
2021 12.2-10.6-11.3-11.5-11.4-11.6-12.1 34.1-35.1 阪神開催
2020 12.6-11.2-11.7-11.4-11.1-11.0-12.2 35.5-34.3
2019 12.1-10.8-11.7-11.7-11.5-11.7-11.8 34.6-35.0
2018 12.4-11.1-11.2-11.3-11.9-11.5-12.1 34.7-35.5
2017 12.2-11.0-11.7-11.7-11.7-11.9-12.2 34.9-35.8
2016 12.3-10.6-11.5-11.8-11.3-11.4-11.8 34.4-34.5
2015 12.1-11.0-11.5-11.5-11.4-11.3-11.4 34.6-34.1
2014 12.4-11.2-11.5-11.3-11.2-11.0-11.7 35.1-33.9
2013 12.3-11.3-11.7-11.5-11.2-11.1-11.7 35.3-34.0

過去10年の平均ラップタイム(2021、2022年は除く)
12.30-11.03-11.56-11.53-11.41-11.36-11.86
1.21.05 34.89-34.64



ラップ傾向

(過去記事の一部修正)

ラップタイムを見れば、前半ミドルペースで入り、道中は極端に緩むことはないものの一旦落ち着く展開。そこから直線まで徐々に加速しつつ→ラスト1Fが落ちる形。

元々このレースは、コースの形状から4F目が下り坂に当たることから、道中がかなり締まり、その結果、どちらかと言うと(しっかりギアチェンジしたい)マイラーよりも(一気に押し通せる)スプリンターに向く舞台だった。

しかし近年は、4F目が11秒台半ば程度に落ち着くことが増えて、マイラーが喜ぶ性質のレースに変化しつつある…という印象。そうなれば問われる適性に関しても、一定の持続力は引き続き必要だが、"切れ"という要素が全くない馬では難しくなり、それらをバランス良く備えていることが重要になる。

脚質的には、一息入る展開から、基本は好位の馬が有利とは言えるが、一方で差し馬も思う存分速い脚が使えるため、「両者が並んだところがゴール」となる可能性も十分にある。その選択は以前より少し難しくなっているのかも。


好走の条件
・持続力&一定の切れを持っていること



予想


◎ウイングレイテスト
前走・京成杯AHは、道中を高い水準で進めつつ→上がりをしっかりとまとめた格好。最後は際どく交わされたものの、飛ばした逃げ馬を真っ先に追い掛ける立場ではあったし、なかなかの持続力を示したと言える。
その時の内容&水準で考えれば、距離短縮のここも普通にこなせて良さそうだし、人気が甘く、妙味としても十分。推し切ってみたい。

○グレナディアガーズ
まずはシンプルに7Fでの強さ。阪急杯に関しては、フラットな展開の中で、外々を回してなし崩し的に脚を使ったことで→伸び切れなかったが、パフォーマンス自体は悪くなかったし、他の阪神C×2などでの安定した好内容からは、やはり上位扱いになる。
京都はもちろん初だが、元々はマイルで一貫した脚の使い方をして頂点に立った馬だし、上がりをまとめることはできるはず。注目しておきたい。

▲スマートリアン
北九州記念は、中団後ろから外を回しつつ→直線しっかりと脚を伸ばしての浮上。上位2頭はG1でも上位という相手だった訳だし、その力は十分に認められる。
元々はマイルで道中~上がりという脚の使い方をしてのハイパフォーマンスがあり、再びの距離延長もむしろプラスに働いていいだろうし、とにかく人気が甘い。注目したい。

注ルージュスティリア
中京&阪神のマイル戦では、道中~上がりでかなり高いパフォーマンスを複数示している存在で、それらの内容はここに向けては大きな裏付けになっている。
ディープインパクト産駒が初めて京都を走る…というところでも、ここでパフォーマンスを上げてくる可能性もあるし、相手にはしっかりと考えておきたい存在。

△アヴェラーレ
決め手というところでは十分過ぎるものを示していて、前走では重賞をしっかりと勝ち切った。実力的にはやはり上位扱いになる。
7Fに関しては、東京の上がりに偏った内容しか裏付けがなく、もう少し追走で脚を使うことになるここでは未知数の部分もあるが、当然浮上の可能性は考えておきたい。

△トウシンマカオ
ここ2戦の重賞では前傾の内容で好走している格好だが、元々は後半型の脚の使い方で力を示していた馬。スプリント戦で磨いた先行力を手に入れた今、再びの距離延長となるここでピッタリはまっても良さそう。
評価としてはこの位置にはなったが、食い込んでくる可能性は考えたい。



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