2008年4月29日火曜日

マツリダゴッホの敗因は? 2008


クイーン・エリザベスⅡ世C(シャティン競馬場:芝2000m)

アーキペンコ2.00.8
マツリダゴッホ2.01.4(4馬身)

馬場状態:Good
上り4F:47.2
25.2-24.1-24.3-23.6-23.6

日本のような1F刻みのラップタイムは分からないが、
2F刻みのラップタイムからこのレースを紐解いてみたい。

ラップタイムから言えそうなこと
・前半スローからの上がりの競馬
・それでいて淀みのない流れ

前半4Fが49.3で入っていて後半4Fが47.2というように
上りの脚がかなり問われるレースだったことは間違いない。

また2、3番目のラップが24秒台前半を示していることから、
道中は1F:12秒台前半を刻み続けていたと考えられる。
つまりこのレースは極端に緩む場面が無かったことが分かる。

その後ラスト800~600mの間で加速し、
最後までそのスピードを維持し続けるという流れだった。

レースの要約(推定)
・道中は12秒台前半の淀みない流れで進む
・勝負所で約0.5秒の加速
・最後は11秒台後半のラップタイムを刻み続け、持久力が問われた


これを踏まえてマツリダゴッホの敗因を考えてみる。
結論から言ってしまうと、負けるべくして負けている。

まずマツリダゴッホがどのような特徴を持った馬か。
この馬は一瞬の切れ味で勝負する馬である。
それ故に道中で息が入れられないとキツくなる。
中山で結果が出ているのは、先行馬が途中で息を入れられるような
流れになりやすいコース形態によるところが大きいのだろう。

このレースではスローペースだったとは言え、
前半から淀みなく流れて、多少掛かりぎみだったマツリダゴッホが
息を入れる瞬間は無かったと考えられる。

マツリダゴッホの特徴が最も現れているのが勝負所の加速。
前述したようにこの馬は一瞬の切れ味で勝負する。
香港ジョッキークラブの公式サイトで公開されている写真を見るとそれがよく分かる。
800~400での加速の速さは勝ち馬でさえも軽く置いていかれる程である。

しかしその後は脚が続かなくなり、後続に抜かれていく。
もともと長い脚を使うタイプではないために、
最後までラップタイムがあまり落ちないような展開ではやはりキツい。


調教師も騎手も口を揃えて力負けではないと言っているが、
確かに潜在能力ということで考えたらその通りなのだと思う。
しかし適正を考慮した上で言うならば、
同じような流れになりやすい海外競馬で勝つのは厳しい。

また国内であっても京都のような雪崩れ込むようなコースでは厳しいし、
他のコースでもG1ではそこまで息が入れられるような展開にはならない。
(有馬記念では雨の影響で全ての条件が揃ったのだと理解している)

とにかくこの馬がG1をもう1勝するのはかなり難しいと言っておく。
次戦が雨の宝塚記念なら簡単に勝ってしまう可能性もあるが…。




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