2008年4月2日水曜日

高松宮記念回顧 2008


高松宮記念結果
ファイングレイン1.07.133.207-07
キンシャサノキセキ1.07.133.404-04
スズカフェニックス1.07.332.716-14
ローレルゲレイロ1.07.434.001-01
スーパーホーネット1.07.433.210-10

前半3F:33.4 後半3F:33.7
12.0-10.4-11.0-11.0-10.9-11.8


今年は馬場状態が良くタイムも速くなった。
そうなると中途半端な馬が紛れ込む余地が無くなり、
純粋なスプリンターではないものの上位は実力馬が占めることとなった。

当日の芝1200mの条件戦では前半それほど速くならずに
先行馬が残るようなレースが見られたが、
やはりG1ともなると前半から速くなり、
展開面ではやや差し馬有利なものとなった。

その中でも勝ったファイングレインは全てがスムーズに運んだという感じ。
もちろんこの馬自身の調子が良かったということはあるが、
上位の馬の順位はちょっとした展開1つで変わっていたのではないか。
(スタートで躓いたスズカフェニックスはともかく)

ただ現在のスプリント路線は層が薄く、
レース自体もあまり印象に残らないものが多いが、
今回のレースに関してはタイムも速いせいか、
スプリントG1らしいスピード感が感じられて
最近のレースの中では1番面白かった。


~各馬について~

ファイングレイン
とにかくパドックでは調子の良さそうなのが目についた。
展開次第の馬ではあるが、それ以上のものを感じた。

レースでは速い流れをある程度好位で難なく追走し、
おしまいも確実に伸び切った。
全てがうまくいった感じ。

この馬については今回のレースよりもこの先どうなるのかに興味が湧く。
調子に乗ってマイル路線でも活躍してしまうのどろうか、
やはりスプリントで前から落ちてくる馬を交わし続けるのだろうか…?
個人的には後者だとは思うが。


キンシャサノキセキ
パドックではイレ込んで自分を見失っているようなことは無かった。
むしろ元気が無いと思えるくらいだった。
また馬体が平凡に映って良い時の調子にはまだ戻っていないと感じた。

ただこの日の岩田は短距離では確実に上位に持ってきていて、
少し恐さを感じてはいた。

結果的には、速い流れで掛かっている暇も無く、
(実際には掛かっているのだろうが、この流れでは影響もなく)
最後まで粘って粘って僅差の2着。
潜在能力の高さを改めて証明した。

ただこの馬にとってベストとも言えるレースで勝ち切れなかったことは痛い。
年齢的にも今年がピークだと考えれば、秋のスプリンターズSが
G1を獲るラストチャンスになるかもしれない。

もし年齢を重ねることで気性が劇的に良くなることがあれば、
ピークが過ぎたとしても能力でG1を獲ってしまうかもしれないが…。

今回の結果を騎手に目を向けて考えれば、
鞍上が返し馬をしない岩田だったことで引っ掛かりが少し抑えられ、
追える騎手なだけに最後まで粘り切ることができたと言えるかもしれない。


スズカフェニックス
躓いたことが全て。速い流れの追走に苦労する馬ではないので、
スムーズに運べていたら当然逆転までいっていただろう。
地力ではナンバーワンだと思う。

それでもこのレースでは、どうしてもこの馬の勝つ姿を想像できなかった。

負けて強し。結果的にはそのことを証明した形だった。
パドックでは前走叩いた効果で出来は良く、
馬体も大きく見せて迫力もあった。
しかしハチ切れそうな馬体だった去年とは違い、
何となく平凡に映った。
何だか「老い」のようなものを感じた。

また鞍上の福永についても、9Rの芝1200mで1番人気の馬を飛ばしているように、
この日はチグハグな騎乗で、とても安心して任せられるような気がしなかった。

この馬には武豊を背にした安田記念に期待したい。


ローレルゲレイロ
速い流れを前半から引っ張ってこの結果は立派だった。
この馬にとってはベストパフォーマンスと言えるだろう。

この馬にとってはやはり1200mの流れでは少しキツかった。
距離はやはり1400~1600mがベストなのだろう。

次は当然安田記念に目が向けられる。
安田記念はこの馬にとって有利な流れになることが多い。
淀みなく流れ、長く良い脚を使える馬に向く。
そこでG1を勝てなければ地力の問題だろう。


スーパーホーネット
馬自身は走れる体勢ではあったが、
やはり状態はベストとは言えないものだった。
パドックでも気配はともかく、筋肉が戻りきっていないようで、
まだまだ余分なものが残っているような馬体だった。

ただ鞍上が藤岡ということで可能性は感じていた。
この騎手の王道(好位差し)の乗り方はハマっている。
(他の脚質は何とも言えないが…)
実際この日の他のレースではその乗り方で勝ちもあったし、
芝1200mのレースで上位に持って来ていた。

馬の走る気を削ぐことなく手綱を抑え、それでいて好位を追走する。
スーパーホーネットでそれが出来れば勝ちまであるのではないかと思った。

それでも休み明けでスプリントの流れは厳しかった。
スプリントがダメという訳ではないが、
やはり1度叩かれた他の上位馬とは状態の差があった。

ただここで叩かれたことで次戦以降は大いに期待できる。





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