2008年7月22日火曜日

アイビスサマーダッシュ回顧 2008


アイビスSD結果
カノヤザクラ0.54.232.2
シンボリグラン0.54.331.8
アポロドルチェ0.54.331.7
サープラスシンガー0.54.332.6
クーヴェルチュール0.54.532.8

天候:曇 芝:良
上り4F:42.4 3F:32.5
11.8-9.9-10.4-10.5-11.6 (32.1-32.5)

アイビスSDはカノヤザクラが制し、結局今年も外枠、牝馬という結果となった。
ラップタイムを見ると前後半でイーブンに近い流れとなって、
予想の段階で書いた「近年は後半に時計が掛かる形になっている」というのは、
結局昨年、一昨年が馬場の悪化によって前傾になっていただけというのが結論。

今年の1番の特徴としては3F目があまり緩まなかったことが挙げられる。
それによってその後全く加速する場面が見られず、持久力の問われる形となった。
3F目までが速くなったことで、どちらかと言うと差し馬に向く流れと言えて、
特に逃げ馬には厳しいレース展開であった。

勝ったカノヤザクラはサープラスシンガーがラチ沿いに寄ったことで
少し進路を塞がれはしたが、ラスト100mで上手くそれを交わし、
最後まで良い脚を持続させて勝利した。
この先もスプリント路線で活躍するとは思うが、まず第一の目標となりそうな
スプリンターズSは完全な持久力争いとなるレースなので
適性面で言ったらあまり合っているとは思えない。
それよりも一発あるとしたら来春の高松宮記念。
こちらの方が速い脚の持続力を問われる流れとなるので適性が高い。
もちろんG3レベルのスプリント戦ならば、そこまで厳しい流れとはならないので
いくらでも可能性はあるが…。

シンボリグランは中団から自身の持ち味である長く持続する脚を繰り出した。
この2着は評価すべきものではあるが、これだけの脚を使っても
勝ち切れなかったというのは、この馬の切れ味の無さという明らかな原因による。
長く持続する脚があるために、東京、京都、新潟、中京などの適性の合う舞台では
それなりの結果が出るのだが、中山のように前半から厳しい流れとなり、
最後は粘り勝負となる展開を耐えられる持久力はない。
かと言って前半緩めたとしても一瞬の切れ味がないために、
今回のようにあと一歩という所で勝ちまで届かないことも多い。
結局、今回は3F目が緩まなかったために、長く持続する脚を使えるこの馬が
自然と浮上したというだけであって、この結果が次戦以降に繋がるというのは
あまり考えられない。

アポロドルチェは前半控えてから抜群に切れる脚を使っての3着。
予想で書いた条件の1つの「スムーズなギアの切り替え」が出来た馬だと言える。
この馬の一瞬の切れ味は相当に魅力的なものだった。
それと同時に1つの弱点を浮き彫りにさせたレースでもあった。
それはもう1つの条件として挙げた「トップスピードの持続力」の無さである。
その証拠に仕掛けてから一瞬で交わしたシンボリグランに最後は差し返されている。
もちろん31.7という上りタイムを記録していることから、
この馬もそれなりに長い脚は使っているはずだが、
最後の1Fを粘れない馬では、はっきり言って大きいところは獲れない。
ただこの持久力は成長or調教次第である程度改善されるものなので、
この先どう変わっていくかを見守りたいところ。
この馬の切れ味と持続力を見る限り、現時点ではスプリントよりも
もう少し長い所(やはり1400m辺りが無難か…)の方に適性があるのは確かで、
どこに目標を設定するのかなかなか難しいところ。
(べつに設定するのは自分じゃないけれども…)




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