2013年5月25日土曜日

日本ダービー展望 2013


予想
最終的に、アポロソニック、サムソンズプライドのどちらがハナを切るのかは
分からないが、どちらにしてもこれまでのところ、ゆったりとした形で逃げて
いるので、(基本的にダービーはそれなりのペースで流れることを考慮しても)
流れはミドルペース(orそれ以下)くらいが妥当な印象。

したがって今回のイメージは、好位差しくらいの馬か、先行して溜め→切れを
発揮できるタイプの馬を中心に考えて、しっかりとした末脚を使える…という
部分を重視しておきたいところ。


◎エピファネイア
とりあえずこの2走は、小回りの中山ということもあり、コーナーを回りながら
斜めに力を使う格好だったが、基本的には真っ直ぐ走って強い馬ではあるので、
(デビュー戦で中団から突き抜けたように)直線の長い舞台に替わっての前進は
あっていいはず。
走法的には、あと1つ体が伸び切らないイメージがあって、結局(一言で言って
しまえば)シンボリクリスエス産駒という点で、引っ掛かる部分もあるのだが、
全体的な馬体の格好としてはこの距離には合っていそうだし、もの凄い仕上がり
にも見えて、ここは逆転に期待してみたい。
個人的にも、ここで本命にしなければ、(上記のような理由で)皐月賞で無印に
してまで切った整合性が取れない。その埋め合わせという意味でも。

○ロゴタイプ
走法的には、ある程度ゆったりしたタイプで、脚元の柔軟性も高く、距離的には
普通にこなす可能性もある。
それでも(それ故?)、この馬には少し一本調子に感じるところがあって、1600
~2000mのスピード持続力勝負では相当に強いだろうが、しっかりと溜めが入る
舞台に対しては、適性的にややズレがあるような気はする。
個人的なイメージでは、(定義としてその枠内に収まるかどうか…はともかく)
ダイワメジャーのような強いマイラー…という感覚で、将来的に、天皇賞(秋)や
マイルCSは普通に勝つのかも知れないが、ダービーはどうなのか…。
それでも勝つなら化物。勝たなければそれで納得。

▲コディーノ
一定の持久力は一応早い時期に示しているし、これまで適性的に合わなさそうな
展開でも結局のところ崩れていないように、地力でも当然上位。
それでいて今回の場合、持ち味の溜め→切れを発揮できるという部分で、舞台が
替わっての前進は見込めそうだし、鞍上も番手イメージの強いウイリアムズJに
なって、それなりのポジションから上手く立ち回れそうな雰囲気。
久々に条件が揃ったタイミングで、徐々に下がってきた人気…となれば、狙って
みる価値は当然あって、1度は本命も考えた。
…が、データをざっと見渡してみて、意外と脚が使えていない…という印象から
ダービー馬がこれでいいのか?と悩んだ挙句の、勝ち切らない3番手評価。

注キズナ
前走、前々走と相当強い内容を示していて、確かにここでは有力な存在になる。
それでも、距離が伸びた前走の方が(個人的に使っている指標では)若干低い
パフォーマンス…という扱いになるし、走法的にも2400mがいい…というタイプ
には正直思えない。
また黄菊賞の段階では、(距離はともかく)ダービーにつながりそうなリズムで
走っていたのだが、その後は武豊J的英才教育からか、道中~上がりに特化した
内容になっていて、今のダービーとは少しイメージが違っているのでは?という
印象も受ける。
内容も伴っている皐月賞馬を抑えての1番人気だが、これは少し違和感。


△ペプチドアマゾン
京都新聞杯では、相当厳しい展開を好位からしっかりと粘り込んでいて、一定の
持久力という点ではとりあえず認めていいはず。
走法的にもゆったりとしたタイプなので、距離適性ではメンバー中でも上位だと
言えそうだし、ここでも好位からある程度の着に残る可能性はありそう。
注目しておきたい。

△メイケイペガスター
かなりゆったりとした馬で、明らかに純粋な持久力&切れというタイプ。
したがってこの2走の道中を締め付けられる展開…というのは(気性的な問題も
あるにしろ)とりあえず度外視できて、ここは浮上の可能性を考えたい場面。
ただし、持続力という部分の裏付けがない点で、結局のところ掲示板圏内以上の
評価にはしづらい。そこそこの着なら。

△テイエムイナズマ
タイプ的に、ある程度ゆったりとした馬で、デイリー杯を勝った後、スピードの
必要なレースで負け続けている訳だが、徐々に距離を伸ばしてきたここ2戦では
一定の地力を示していて、更なる距離延長で前進する可能性は十分にありそう。
速い脚というイメージではないので、上位争いまではともかく、そこそこの着に
浮上しそうな雰囲気はある。

△マイネルホウオウ
距離などは一切考慮しない単純なパフォーマンス比較では、NHKマイルCの
内容はメンバー中でも相当に強い裏付けになっているし、地力的にある程度浮上
する可能性はあっていいはず。
ただし、元々ここを目標としていた馬との仕上げの差…という部分は気になる
ところなので、結局、あまり積極的には推しづらい。





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