2013年10月13日日曜日

秋華賞展望 2013


予想
前哨戦の内容から言って、今回のセキショウ&ノボリディアーナ中心に作られる
展開がそれ程楽な形になるとは考えづらい。
したがってここは、フラットな締まった展開を想定して、それを力強く浮上でき
そうなタイプを中心に考えたいところ。

◎シャトーブランシュ
2走前に小倉で示した持続力を考えると、とりあえずはこの舞台への適性という
部分で上位に扱いたくなる存在。
そこで適性微妙…と思いつつも(個人的に)注目していた前走は、極端に前傾の
レース展開を、好発から徐々に下げていき、最終的には最後方から進めた形で、
内容的にはレースを通して一貫したラップを刻み、再度持続力を証明した格好。
そのような競馬をした北村友Jが、今回、しっかり流れに乗せる騎乗をするのか
どうか…そこだけが心配なのだが、本人からは「ロスなく、マイペース」という
言葉があり、この馬自身、前半で全くスピードに乗れないタイプでもないので、
(ここのペースなら)恐らく中団からジワジワ押し上げて行く形にはなりそう。
正直に言うと2、3着のイメージもあるのだが、枠順確定前に(この馬も含め)
本命候補に考えていた4頭の内の3頭(○~注)を全て7枠&8枠に追いやり、
自分だけは内枠を引く強運の持ち主。これは期待したくなる。

○ローブティサージュ
スラリとした馬体ながらも、スピードに耐える力は備えていて、平坦な舞台での
持続型の展開…というのはベストだと思える条件。
とにかくこの馬には、同じ父を持つブラックエンブレムと重なるイメージを春の
段階から思い浮かべていたのだが、オークスから鞍上も岩田Jになったとなれば
とりあえず本命まで考えてみたくなる。
ただし今回は外枠…これがネック。
内に潜り込んで、勝負所、他の馬が動く中で仕掛けを遅らせる…とか、勝ち切る
ためにはなかなかのファインプレーが必要になりそう。
もちろんこの程度の人気での岩田Jなので、思い切った何かをしてくる可能性は
十分にありそう。その意味でも注目しておきたい。

▲メイショウマンボ
前走に関しては、前半からある程度引っ張られて、道中もしっかり攻めた内容で
最後まで粘っていて、とりあえず春からの成長は十分に感じられた。
元々持久力&持続力という方向の馬だし、ここのフラットな展開からの惰性勝負
ということなら当然有力な存在にはなる。
ただしこの馬の場合、器用にコーナーを回ってくるタイプでもないし、展開待ち
…という部分はやはりあるので、このコースで外枠発走になったことで、中団の
外を終始回す格好になれば、間に合わない事態も当然のようにあり得る。
基本的には勝ち切る可能性まで考えたい馬だが、リスクの方にも当然注意を払う
必要がありそう。

注デニムアンドルビー
前走では、緩まない展開を追い掛けて、道中で相当に脚を使いながらも、最後は
しっかりと踏ん張って差し切ったし、春の段階でも大捲くりからの浮上…という
競馬を何度も見せていて、とりあえず持続力は示している…ようには見える。
ただし本質的な部分で、この馬の場合、トップスピードに耐え続ける筋持久力で
勝負しているというよりも、底辺(心肺機能、純粋な持久力)の高さで勝負して
いる印象で、内回りの一貫したスピードで進むフラットな展開よりも、外回りや
もう少し距離の長い舞台で決め手を活かす形の方が本当の実力を示せそう。
さらに今回外目の枠に入り、位置取りとしてもやはり後方にはなるだろうから、
浮上は当然するとしても、勝ち切るのはなかなか難しそうなイメージにはなる。

△リボントリコロール
前走は、締まった道中をかなり追いかけて、直線で馬群を捌くのに時間を掛けた
ために結局は届かなかったものの、最後は良く詰めているし、とりあえず持続力
という部分ではしっかり推せそう。
今回は微妙な枠に入ったので、無難に乗ると少し難しい競馬になってしまいそう
ではあるのだが、横山典Jなので、思い切って内を突く…とかがあれば、浮上の
可能性もなくはなさそう。一応注目はしたい。

△ウリウリ
前走は、前半~道中でしっかりと脚を使う格好ながら、最後際どい3着まで浮上
出来ていて、とりあえず地力という部分では、ここ2走で以前とは一線を画した
ものを示しつつある。
ただしデビュー2戦を除くと、京都内回りで浮上し切れていない…という事実も
あって、適性面で対応出来るようになっているのかは微妙。
まずまずの枠にも入ったし、浮上の可能性も一応は考えたいところだが、結局は
強くは推しづらい…という扱い。

△スマートレイアー
前走は確かに高いパフォーマンスを示していて、ローズS組との比較でも実力は
遜色ないくらいのものを持っているのかも知れない。
それでもその時の内容的には、前半~道中を一定の水準で進めて→決め手を発揮
する格好だったので、ここまでの人気をする存在としては、適性面での裏付けが
圧倒的に足りない印象。
今回は絶好の枠を引いたことだし、もう少し高い評価にする選択肢もあるのかも
知れないが、G1なので、やはりそれだけでは…とも思う。







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