2014年4月20日日曜日

皐月賞展望 2014


予想
強い逃げ馬がしっかりいる世代にも関わらず、ここには駒を進めていないため、
結局はウインフルブルームあたりが引っ張るしかない…というメンバー構成で、
ペースが落ち着く可能性はやはりありそう。

それでも、弥生賞やスプリングSの各馬の挙動を見ると、勝負所までじっくり
…という展開になるとは考えづらく、前半をある程度ゆったり入ったとしても、
道中~上がりで長い脚を使うような展開にはなりそう。

したがって今回は、仕掛けてから"最後まで止まらない"、もしくはもう少し踏み
込んで"最後まで伸び切れる"…という能力を示している馬を、まずは中心にして
考えたいところ。

◎ロサギガンティア
前走スプリングSは、向こう正面からしっかりと押し上げて、そのまま最後まで
持続させる形で勝利していて、扱いとしては、昨年のロゴタイプの内容と等しい
くらいのハイパフォーマンスだった。
元々は(個人的に)ゆったりとしたイメージを持っていて、前走ではスピードに
対応できるか?…という部分に注目していたくらいなので、タイプ的に距離延長
自体は問題ないと思えるし、ポジション的にも、好位~中団前あたりから進める
馬なので、展開に左右されにくい強みがある。
同じような競馬をしてきそうなトゥザワールドは強敵だが、位置取りを取る上で
枠的には有利だろうし、押し切る可能性も十分あっていいはず。

○トゥザワールド
弥生賞では、道中で前に圧力を掛けつつ(一旦溜めてから)勝負所でもしっかり
攻めた内容で、直線も(最後迫られてはいるものの)そのまま押し切る…という
中身が相当に良くなければ出来ない芸当をやってのけた。
その時の抜け出す脚も際立っていたし、性能の高さは間違いなくて、とりあえず
ここは勝ち負けまで考えたいところだが、少しだけ気になるのは、胴体に対して
脚が長過ぎる(ように見える)ことからコーナリング精度がどうか?という点。
そこを効率良くこなせなかった場合、伸び切れるかどうか…という戦いの中で、
最後甘くなる可能性は一応考えられる。その部分で今回は相手を上に取った。

▲ワンアンドオンリー
終いを伸び切る能力は相当なものを持っている馬で、基本的に止まらない者勝ち
…という戦いになるここでは、当然のように浮上はしてくるはず。
ただし(13頭立ての)弥生賞や(16頭立てでも内⇔外の馬場状態に差のあった)
ラジオNIKKEI杯のような内容で、今回まとめて交わし切れるのかどうか…。
もちろん横山典Jなので、何かしら考えてきそうではあるが、ゴールドシップの
ような4コーナーでワープする競馬…というのも今の馬場では難しいだろうし、
感覚的にはどうしても何かを残しそうなイメージにはなる。⇒2、3着候補。

注トーセンスターダム
きさらぎ賞のパフォーマンスはかなり高くて、適性的には持久力&末の持続力を
示した…ということになり、言葉の上ではここにピッタリと嵌りそうな雰囲気。
ただし実際のところは、この馬の場合ゆったりしたイメージが強くて、尚且つ、
コーナリング加速が微妙。
この舞台のスピード勝負に対しては、少しだけ忙しそうに感じる部分がある。
もちろん単純に能力で考えれば、普通に浮上はしてくるとは思うし、結局は上位
評価にするしかないのだが、勝ち切れるかどうか?は微妙…と言っておきたい。

△アドマイヤデウス
前半はゆったりとした流れだったが、道中~上がりでかなりの持続力を発揮した
あすなろ賞の内容が秀逸で、その時とは逆に前半で引っ張られた若葉Sの内容と
合わせて考えれば、これは少し面白いかも…と思えてくる存在。
このメンバーに入るとさすがに馬体的に見劣る部分はあって、これ以上強く推す
ところまでは難しいが、一応は注目しておきたい感覚。
前半でしっかりポジションを取りに行くような競馬であれば。

△アジアエクスプレス
前走のスプリングSでは、道中から脚を使いつつ、ラストも一応伸び切って詰め
寄っていて、とにかく持続力…という方向であれば普通に上位扱いが出来る。
それでもこの馬の場合は、機動力という部分での問題が確実にあって、上位争い
まではともかく、クラシックで勝ち負けするイメージが正直湧かない。
動かないことは分かっている訳だし、戸崎Jが積極策を取る…とか、何かしらの
サプライズが必要になりそうな雰囲気。

☆イスラボニータ
スピード性能の高さは確かで、マイラー的な資質が強く問われる皐月賞ならば…
というところはあるし、可能性としては一応考えたい存在ではある。
ただしクラシックという舞台で、この相手を前にして考えた場合に、どうしても
スケール的な物足りなさは感じられて、位置取りなどのアドバンテージはあるに
しても、結局強く推したい気持ちにはならない…。やや静観。






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