2014年5月8日木曜日

天皇賞春回顧 2014


レース総括
■(実質)ゆったりした流れからの上がり勝負
■性能&スピード馬場適性(&持久力)が問われた


天皇賞春結果
フェノーメノ3.15.1 34.3 08-08-07-05
ウインバリアシオン3.15.1 34.1 14-14-14-08
ホッコーブレーヴ3.15.1 34.0 10-09-10-10
キズナ3.15.2 34.0 17-17-15-10
タニノエポレット3.15.4 34.1 15-14-15-12

天候:晴 芝:良
上り4F:46.5 3F:34.8
4F毎ラップ:49.3-48.3-51.0-46.5
12.8-12.0-12.1-12.4-12.4-12.1-11.3-12.5-12.9-12.9-12.9-12.3-11.7-12.0-11.1-11.7




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半部分がややゆったりとした流れになって、1周目の
スタンド前~1コーナーあたりで一瞬ペースアップ→向正面は再び落ち着く。
その後は3コーナーから徐々に加速して行き、4コーナー~直線で溜め→切れ、
そのまま最後まであまりスピードの落ちない形。

今回は、道中で先行勢が少しだけやりあった…という部分で、結果的には多少の
緩急がついた展開ではあったが、上位に入った馬達はあまりその影響を受けない
ポジションにいた訳だし、やはり今の馬場から考えたら落ち着いた流れになった
…というのが1番の特徴だと言えそう。

そうなれば当然、展開的には上がり勝負になり、長い道中を進めて→勝負所まで
如何に(速い)脚を残しておけるか?…という点で一応純粋な持久力も問われて
いるが、基本はやはり単純な性能勝負。そしてスピード馬場に対して効率の良い
走り方が出来るか?…という適性勝負だった。

この展開では、とりあえずジャパンCくらいならつながりそうな印象もあるが、
直近の宝塚記念に対しては、完全に真逆の適性が問われる可能性も高く、上位の
序列をそのまま信頼する…という訳には絶対にいかないはず。
その点でこの先、良くも悪くもしっかり注目していきたい。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

フェノーメノ
今回は展開がピッタリ嵌った訳ではないが、通った位置取り&勝負所での外への
持ち出し方、そしてやはりこの速い馬場への適性…という部分で、他の有力馬に
対して、細かい勝ちを積み上げた結果→2連覇につながった印象。
宝塚記念に対しては、今回長所になったステイゴールド産駒らしくないゆったり
した走法…というのが次は短所になり得るので、今のところの感覚的にはやはり
少し下げることを前提に考えておきたいところ。
もちろん展開次第では(不得意なはずの中山の)日経賞を完勝出来る訳なので、
良馬場でしっかりロングスパート戦になれば一応可能性はあっていい。
どちらにしても天気と、その時の馬場&展開次第になりそう。

ウインバリアシオン
直前の乗り替わり…などがあった中で、内容的には3コーナー過ぎからの早めの
進出から→直線もしっかり伸びて2着を確保したことは立派の一言。
それでも最後の最後は勝ち馬とほぼ同じ脚になっていたので、適性的にはここが
完全にベスト…という訳ではなかった印象。
この馬の場合、やはり基本は純粋な持久力&決め手…というタイプで、何とか
1冠獲って欲しい気持ちで考えると、結局はジャパンCしかないとは思う。
とにかくあと半年、そこへ向かって順調にいって欲しいところ。

ホッコーブレーヴ
中団から、最終的にはフェノーメノを見るような格好で進めて、勝負所~直線で
中を突きつつ、ラストしっかり伸び切る形で浮上してきた。
日経賞も今回も、どちらも結局は落ち着いた流れだったことに違いはないので、
純粋な持久力でウインバリアシオンとキズナに割って入れる程なのか?というと
さすがに微妙だが、真っ直ぐ走ってからの(地脚の)強さ…というのはしっかり
認められそう。
一方でコーナーでの加速に関してはとっても微妙に映ったので、この先は、間に
合う条件をしっかり見極めることが重要になりそう。その点は結構難解…。

キズナ
展開に対しての位置取りや、最後やや伸び切れなかった点など、考えておくべき
ことはたくさんあったはずだが、最終的には「実は骨折していた…」ということ
なので、実力&適性の判断は完全に先送りになった格好。
とにかく今は、単純に無事に回復しての復活を期待したい…というだけ。
それにしても復帰戦が有馬記念…というのは、つくづくドラマチックな馬…。

ゴールドシップ
最後速い脚が続かず、ラスト1Fはキズナとの差も広がっていた訳なので、陣営の
言うように「出遅れが全て…」なはずがないし、そうなれば結局はスピード馬場
適性というだけの、極めて順当な負け方だったと言えそう。
したがって、実力で下げる要素は全くないので、(この馬のプラス分と他の有力
馬のマイナス分が合わさって)適性で断トツに抜ける宝塚記念では、当然全力で
推したい感覚。大注目したい。




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