2016年7月17日日曜日

函館記念展望 2016


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2015 12.6-10.8-11.5-11.7-12.0-11.9-11.8-12.1-12.1-12.6
2014 12.3-11.3-12.2-12.0-11.8-11.7-12.0-11.8-12.3-12.7
2013 12.2-11.0-11.7-11.8-12.1-12.1-12.0-12.0-11.6-12.1
2012 12.5-10.8-11.6-12.0-12.2-12.4-12.4-12.3-11.8-12.4
2011 12.2-11.0-11.5-12.2-12.8-12.4-12.3-12.0-11.8-12.1
2010 12.3-11.0-11.2-11.5-11.8-12.1-12.6-12.4-11.4-12.2
2009 12.4-11.6-12.1-12.4-12.3-12.3-12.0-11.7-11.5-12.3 札幌開催
2008 12.2-11.2-11.4-12.1-12.1-12.4-12.0-12.1-12.1-12.7
2007 12.6-11.8-12.7-13.0-12.9-11.9-12.0-11.9-11.7-12.3
2006 12.6-11.3-11.6-12.4-12.6-12.8-12.4-13.0-13.0-13.4

過去10年の平均ラップタイム(2009年は除く)
12.39-11.13-11.71-12.08-12.26-12.19-12.17-12.18-11.98-12.50
2.00.58




傾向(過去記事の一部修正)
過去のラップタイムを見ると、前半やや速いくらいの流れで、その後は基本的に
淀みのない展開となり、(勝負所で一応の加速は示すものの)道中~上がりは
フラットに近い形をしている。

このレースは、前半からある程度引っ張られて、尚且つ道中は(向こう正面の
上り坂というコース形状にも関わらず)ほぼ緩む場面のない展開になっていて、
ラップの見た目以上の水準で流れる…というのが特徴的。

つまり前半~道中で、なかなか息を入れられない展開になるため、明らかに切れ
というよりも持久力&持続力が重視される舞台だと言える。

そしてペースと馬場次第では、上がり不問の完全な持久力勝負という展開さえも
あり得て、他力本願的な差し馬でも届く可能性がある。
したがってここでは上がりの速い脚はなくても、とにかく地が強く、バテない
タイプを中心に考えたいところ。


好走する条件
・持久力&持続力があること


予想

◎バイガエシ
前走に関しては道中の落ち着いた展開だったので微妙だが、この馬の場合、元々
高いパフォーマンスは示しているし、特に休み明けの状態ながらも、フラットな
展開をしっかりと浮上したWASJ4の内容は、ここにつながって良さそう。
パワー系のイメージで、この舞台自体にも合っていそうだし、何よりもまず54kg
というのはとても軽く感じる。当然推したい。

○トーセンレーヴ
元々この馬は、性能は高くても地力の部分では疑問というタイプだったのだが、
ディセンバーSの内容などは、ここに対しても十分な裏付けになっているし、
(スローでも)何だかんだ上位はその後も大活躍している有馬記念の6着馬。
これはやはり地力をつけていると考えていいのでは。
斤量を背負うとは言え、この程度の人気ならば、積極的に推してみたくなる。

▲ファントムライト
前半~道中がある程度厳しくなって→上がりは耐える展開になった福島記念の
内容は、とりあえずここにつながって良さそうだし、天皇賞を除けば近走は全く
崩れていないことからも、単純に地力上位の扱いでいいはず。
あまりスピードに寄って良くないタイプ的にも、この舞台には普通にはまって
いいだろうし、ここはしっかり注目しておきたい。大外枠だけ。

注ダービーフィズ
昨年の勝ち馬で、直後の札幌記念の内容も含めて、当然しっかりとした裏付けは
取れているし、半端な着でもパフォーマンス的には十分な前々走と、ハッキリと
切れ負けした前走の内容からは、とりあえず下げたい感覚にはならない。
斤量を背負う立場になり、外枠を引いたことは微妙だが、そのリスクを取っても
いいだけの人気にはなっているし、やはり注目はしておきたい存在。

△レッドレイヴン
前走は、前半である程度脚を使いつつ→道中は溜める…という、以前勝利した
時の福島民報杯と近い内容での勝利。
そこから考えると、この馬は仕掛けてからの使える脚に限界がある印象になり、
結果を出すためには、向こう正面~コーナーで脚を使い過ぎないことが必要。
したがって今回も、鞍上に中団でしっかりと流れに乗る意思があることが条件。

△ネオリアリズム
前走は、道中で極端に脚を使いつつも→上がりをしっかりまとめている内容で、
そのパフォーマンスから考えれば、地力はここでも十分上位に扱える。
少し間隔が空いた状態など、今回は気になる点もあるし、現状では上位に対して
はっきりと上回っている程の裏付けがある訳ではないので、評価はここまでに
止めるが、浮上の可能性は当然考えておきたい。

☆マイネルミラノ
単純なパフォーマンス比較で言えば、普通に上くらいに扱えて、ここはあっさり
勝ち切ってもいいレベル。差し馬ならば。
そのパフォーマンスを引き出すためには、前半を少し抑えて入ることが重要で、
そこで脚を使い過ぎることが確実なこの舞台では、その走りは期待できない。
素直に新潟記念に行くべき。静観。






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