2018年6月3日日曜日

安田記念展望(予想)2018



予想

以前から本命にしようと目論んでいた馬(アルアインorエアスピネル)が
ここに向かわないとなった時点で薄々感じてはいたものの、案の定、とても
難しい一戦…。

強さを見せている馬は多いものの、本命としてはどれも(決断する上では)
あと1つ決め手に欠ける印象になり、何を基準にするか?が問題。

馬場は今週も速い。
土曜の500万条件が1分33秒0なら、普通にやればここは31秒台…なはず。

そこで過去の31秒台のレースを見直してみると、単純な軽いスピードの
戦いではなく、とにかく地の強さが問われる戦い…という雰囲気。
それ程に体に負荷が掛かるということだろう。

ならばここは、激しい流れに"耐えられる"ことを強く意識して、どちらかと
言うと、馬体や走りが綺麗なタイプより、(スピードへの対応は問いつつ)
パワーやブレない体幹を備えているタイプ…というイメージで選んでみたい。


◎ペルシアンナイト
少し一本調子なイメージがあって、元々は安田記念向きではないのかも…とは
思っていたのだが、"地の強さ"で選ぶなら、アーリントンCで受けた衝撃が
(個人的に)未だに残っているこの馬。
切れるというよりも破壊力のある決め脚を使い、勝ち切れるかどうか?という
1点では、最早この馬しか思い描けないくらい。
(もしくはスワーヴリチャードがあっさりスピードに対応して来た場合だが、
それよりはこちらの方が可能性が高いのでは)
内寄りの枠だし、中団やや後ろから→馬群を割るような競馬を期待したい。

○モズアスコット
マイラーズCは、前半速い流れの中で、ある程度好位から進めて、下り坂で
動きつつも→直線しっかり粘り込んだ強い内容。
結果的に必要のない連闘とはなったが、前走は、決め手の部分でこれまでに
ないものを示せたし、ここに向けての1つの裏付けにはなりそう。
連闘をしてでもここを使いたい…という陣営の本気度は当然高いだろうし、
地の強さ&パワーという方向では元々相当なものを示している馬。
やはりここでは注目したい1頭。

▲レッドファルクス
昨年ここでは3着。その時のパフォーマンスは普通に高くなっているし、今の
状況に対する適性でもやはり上位に扱える。
前走は、差し自体が難しい一日でもあったし、その中で自身としてはしっかり
脚は使えていて、その結果を大きく捉える必要は特にないはず。
内先行有利の阪急杯で、58kgを背負いつつ外から浮上した内容を考えれば、
まだまだ衰えている訳でもないだろうし、ここはシンプルに巻き返しに期待
したいところ。とりあえず人気は甘く感じる。

注サングレーザー
前走は、道中を高い水準で進めつつ→決め手を発揮しての勝利。
前半速く→一旦溜めが入るレースのリズムとして、ここにつながる可能性は
あっても良さそうだし、近走のスピード水準ではナンバーワン。
(31秒台前半なのだから当然と言えば当然だが)
ただしイメージ的に、"綺麗"過ぎるタイプではあるので、京都から→東京に
替わって前進するとは考えづらく、ここは相手の1頭の扱いに止めたい。

△サトノアレス
前走は、フラットなスピードレースの中で、後方からしっかりとした決め手を
発揮する形で浮上。これは京王杯SCからつながるパターンでもある。
柔らかく、切れの方に寄っているイメージで、地力の部分を強く問う…という
考え方をすると、さすがに積極的な気持ちにはならないのだが、前走からあと
1Fを12秒前後でまとればいいだけなので、単純に出来そう…な気はする。
流れに乗って、ロスなく…という内容なら、やはり可能性はあっていいはず。

△ウエスタンエクスプレス
前の記事で言及したように、とりあえずは好走パターンに該当。
やや他力本願的ではあるものの、地力はおそらくある馬だとは思う。
スワーヴリチャードがマイルでも1番人気なら、この馬もスピードをこなせる
かも知れない…と、もう少し評価を受けてもいいのでは。
馬格があるタイプなので、おっとりし過ぎていないか、ブレずに歩けているか
…といった点を、パドックでしっかり確認したいところ。

△ヒーズインラブ
ダービー卿CTでは、道中でかなり脚を使いつつ→上がりをしっかりまとめて
好タイムで勝利。
ロスの少ない競馬で、斤量も背負っていないし、最後は(形としては)止まり
ながら差した格好…という部分で少しケチはつくのだが、パフォーマンスは
過去のダービー卿からの馬と遜色ない。(モーリスは別。言うまでもなく)
少し荷は重いかも知れないが、可能性としては一応考えておきたい。

△リスグラシュー
前走は、前半はゆったりしたが、道中を高い水準で進めつつ→しっかりとした
決め手を発揮して浮上。
レースとしてのリズムがこことは違うので、どこまで評価していいかは微妙
だが、とりあえず単純なパフォーマンス比較では、十分上位に扱える。
"地の強さ"で選べば、そこまで馬格のない(厚みのない)牝馬ではさすがに
分が悪くなるが、浮上の可能性はやはり考えたい。

★スワーヴリチャード
ここに出ているだけでも事件と言えば事件だが…。
前走は、後半で11秒台を6つくらい並べた内容。持続力は当然高い。
しかしこの馬は、元々中長距離馬の中に入ってもゆったりと見えるタイプ。
単純にここのスピード水準に対してどうなのか?とはなる。
ショウナンマイティのようなタイプでも結局こなしているように、中距離馬の
格上感はあるのだが…、やはり今回は冷静な見方をしておきたい。

☆アエロリット
スピードはこなせるが、その中で"溜めを効かす"ということがここでは重要。
一本調子な内容では持たない…というのが結論。
その点、NHKマイルC以降、末を伸ばす競馬をしてこなかったというのは
マイナス方向に大きい。
本来はもう少し高い評価にするものだと(自分のことながら)思っていたの
だが、感覚的に推せなくなった。手のひらを思いっきり返す。



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