2019年6月15日土曜日

函館スプリントステークス展望(ラップ傾向&予想)2019



まとめ
  • 前半が速くなり、上がりは"耐える"戦いになる。
  • 持久力が問われる。
  • 予想◎アスターペガサス

過去のラップタイム

2018 11.8-10.4-10.9-11.3-11.3-11.9 33.1-34.5
2017 11.7-10.1-10.4-11.0-11.4-12.2 32.2-34.6
2016 11.8-10.6-11.0-11.5-11.3-11.6 33.4-34.4
2015 11.7-10.3-11.0-11.6-11.8-11.9 33.0-35.3
2014 11.9-10.8-11.1-11.4-11.3-12.0 33.8-34.7
2013 12.0-10.7-11.4-11.6-11.0-11.8 34.1-34.4
2012 12.1-10.8-11.4-11.9-11.4-11.8 34.3-35.1
2011 11.8-10.4-10.9-11.5-11.4-12.0 33.1-34.9
2010 12.0-10.2-10.9-11.6-11.4-12.1 33.1-35.1
2009 12.1-10.5-11.2-11.5-11.4-11.8 33.8-34.7 札幌開催

過去10年の平均ラップタイム(2009年は除く)
11.87-10.48-11.00-11.49-11.37-11.92
1.08.12 33.34-34.78




ラップ傾向

(過去記事の転載)

過去のラップタイムを見ると、前半がかなり速くなり、勝負所では一応加速する
場面はあるものの、前傾度の高い展開となっている。

ここの特徴はやはり前半の速さで、コース形状的には前半が上り坂になっている
にも関わらず、直線の短さが意識されるからか、どうしてもペースが上がって、
(額面以上に)かなり厳しい流れになっている。

この展開なので、脚質的にはまずは差し馬の浮上を考えたくなるのだが、過去の
結果を見ると、内容的に前傾のパフォーマンスで好位から押し切る形での勝利が
目立っている。

つまりここでは、ハイペースをしっかり追走できて、終いをしっかり耐え切る
というような、持久力に優れたタイプが中心になると見ておきたい。

※近年は馬場の良化で上がりが速くなり、平均ラップも徐々にフラットな形に
近づきつつあるが、小回り&直線の短さという、真っ直ぐには全力を出しづらい
構造のためか、直線は結局"耐える"戦いになっている印象。
⇒重視すべき適性は特に変える必要がなさそう。


好走する条件
・持久力があること



予想

日曜は暴風雨予報で、大変だ…とか思っていたら、有力馬を含めた6頭の取消
(除外)によって、それどころではない大嵐。そもそも、本当にやるの?状態。

個人的にも、出走馬確定後、暫定的に考えた序列の上位6頭中3頭が取消。
さらに、次点候補の3頭中2頭が取消…という事態。
⇒さすがに繰り上がり当選感のある馬もいるが…。

◎アスターペガサス
葵S自体は、昨年と比べると少し劣る扱いだが、そこから斤量がマイナス5kg
というのはやはり大きく、1.5クラス分程度の前進と考えれば、普通に届く。
元々パワー方向の馬で、スピード面がどうか?というタイプなので、雨は歓迎
だろうし、(速い馬場だが)函館で2勝、ダートのハイペース戦にもある程度
対応している…という部分も当然の加点材料。
それでも、ダノンスマッシュに対してはどうか?というのが悩みどころだった
のだが、何故だか相手がいない。素直に推したい。

○カイザーメランジェ
ハイペースから→上がりが少し掛かる展開になったサンライズSは、正攻法の
競馬で完勝。一方で、(同じくハイペースではあるが)オーシャンSのような
7秒台前半の決着で、モズスーパーフレアがスピードで押し通してしまった
レースでは何も出来ず。その2戦から、方向性としてこの舞台は悪くなさそう。
ここ2走のような積極的な競馬だと、あまり印象は良くならないが、じっくりと
入りつつ→4角で押し上げるような競馬なら、浮上は十分考えられる。注目。

▲ペイシャフェリシタ
(馬場を考えると)かなりのハイペースになったキーンランドCでは、ある程度
好位のインから→なだれ込む形で3着。その時のパフォーマンスは高くて、ここ
では普通に上位に扱える。(元々の13頭で考えても)
その時、この馬よりも前から進めて粘ったダノンスマッシュもいなくなったし、
一旦は頭まで考えたのだが、日曜はこのレースの前に芝レースが5戦。
あまりインをピッタリというのも印象としては良くならないので、少し下げて。

注タワーオブロンドン
ここでは、まずはペース耐性の部分が問題になるが、6Fレベルでのハイペース戦
ということでは、一応ききょうSでの完勝は1つの裏付けになる。
その時は、1頭が少し飛ばす形で前からは離れていたし、展開に対する位置取り
的には恵まれた格好だが、恵みの雨&少頭数で、絶対的な速さはほぼ問われない
だろう…という状況。何とかなりそうな雰囲気ではある。
あとは単純に58kgという部分。他が案外…なら、当然頭も。

△ダイメイフジ
ハイペースのオーシャンS3着はあるが、基本的には粘り方向ではなく、切れや
スピード持続力で結果を残してきた馬。(↑のカイザーメランジェとは逆の考え
方で、モズスーパーフレアの展開はむしろ得意…というところからも)
その点で、地力勝負寄りの函館がピッタリとは言いづらい。
この頭数だし、切れ方向のレースになる可能性はもちろんあるが、悪天候で額面
以上に負荷が掛かりそうな状況。微妙かも。



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