2019年6月8日土曜日

エプソムカップ展望(ラップ傾向&予想)2019



まとめ
  • 前半~道中がある程度流れつつ、勝負所はしっかりと加速する展開。
  • 切れ&持続力をバランス良く備えていることが必要。
  • 予想◎ソーグリッタリング

過去のラップタイム

2018 12.8-11.1-11.5-12.3-11.9-11.9-11.6-11.8-12.5
2017 12.8-11.4-11.9-12.1-11.5-11.7-10.8-11.6-12.1
2016 12.9-11.3-12.1-12.2-12.0-11.8-11.0-11.4-11.5
2015 12.9-11.3-11.4-11.9-11.7-11.6-11.2-11.2-12.2
2014 12.7-11.4-11.8-12.2-12.1-11.8-11.2-11.3-11.7
2013 12.7-10.8-11.6-11.8-12.0-12.1-12.0-11.2-11.5
2012 12.7-11.0-11.6-11.9-12.0-11.9-11.4-11.6-12.6
2011 12.6-11.1-11.7-12.2-12.0-12.4-11.6-11.4-12.3
2010 12.7-10.9-11.5-12.0-11.8-12.0-11.5-11.3-12.4
2009 12.6-10.8-11.4-11.9-12.2-11.9-11.3-11.2-12.2

過去10年の平均ラップタイム
12.74-11.11-11.65-12.05-11.92-11.91-11.36-11.40-12.10
1.46.24




ラップ傾向

(過去記事の転載)

ラップタイムを見ると、前半はミドルペース~やや速いくらいの流れ、道中は
年によってバラついてはいるが、基本的には淀みのない展開になることが多く、
ラスト3Fで一気に加速して、終いだけ少し落ちる形。

このレースの特徴は、まずは前半(~道中)がある程度流れる…という部分で、
(勝ち負けを意識出来る範囲で追走した場合)レースを通して一定水準以上の
スピード領域に居続ける必要がある。

そして、その流れの中でも(このコースだけに)勝負所ではしっかり加速が入る
ため、適性的には切れと持続力をバランス良く備えていることが重要になる。

したがって、単純に上がりのみの馬はもちろん、シブとく粘り通すだけの馬では
ここでは足りなくて、その手のタイプは上手くいっても2、3着までという考え
方をしておきたい。(可能性があるのはおそらく後者だけだが…)


好走する条件
・切れ&持続力があること



予想

天気がとても微妙だが…。

◎ソーグリッタリング
前走は、エイシンティンクルの作った締まった展開に引っ張られる形で、自身も
道中~上がりでかなり高いパフォーマンスを発揮して快勝。
単純にその内容ならば、近年のこのレースでは特にレベルが高かった2015年でも
十分上位争いが出来る扱いだし(お兄さんのエイシンヒカリには少し負ける)、
当然ここでは期待していいはず。
やや他力本願的に思える部分もあるが、そこはダービージョッキー。あの時と
同じようなイメージで、積極的な仕掛けから→早めに抜け出す形なら、あとは
"惰性力"の権化・母父シンボリクリスエスの血で、何とか押し通せていいはず。

○プロディガルサン
前走は、直線、外には向かわずに→内寄りを捌いた好騎乗による部分もあるが、
道中~上がりでかなり高いパフォーマンスを発揮しての浮上。その内容だけで
考えても、ここでは普通に上位扱いでいいはず。
ロードカナロアMの極端に引っ張られる展開での勝利もあるように、"溜め"が
絶対条件ではないので、中団辺りで流れに乗る…ということは出来てもいいし、
あとはロスなく、前走のように捌く内容なら、勝ち切る可能性も十分。
とりあえず、注目はしっかりしておきたい存在。

▲ミッキースワロー
前走は、他の上位馬たちが54~55kgという中で、(当然だが)トップハンデの
57.5kgを背負いつつも→しっかりと浮上。さすがの格を示した。
その点、今回は別定戦で、(ハイレベルなレースで浮上し切れず)賞金もあまり
稼いでいないこともあり、斤量の加算がない。当然有力な存在にはなる。
ただ1点、前半は基本歩くことが前提のタイプなので、ここのリズムに対しては
適性的に少しズレそう…というのはあって、後方からまとめて交わし切れるか
どうか?…ちょっと微妙な部分がある。絶対ではないかも。

注ハクサンルドルフ
昨年2着。引っ張られてこそ…というタイプで、単純に間に合うかどうかだけ。
その点、昨年は道悪で、前傾の展開になったために浮上出来た…という部分は
あるのだが、何と今年も雨が絡む週末。
土曜は思ったよりも時計が出ていたし、日曜の雨が、いつから&どの程度降る
のか?が鍵だが、可能性としてはゼロではなくなった雰囲気。
近走は、着順こそ伴っていないが、道中で極端に脚を使った中日新聞杯以外は
常にしっかりとした決め手を発揮出来ているし、とりあえず注目はしたい。

△ショウナンバッハ
前走は、真ん中よりも内側の枠の馬が上位を占めた中で、外枠から唯一の浮上。
コーナー部分では極力ロスを抑えた騎乗で、斤量も軽い方だった…という部分は
あるが、やはり一定の評価はしていいはず。
昨年の新潟記念など、パフォーマンス的にも上位のものを持っている馬だし、
今回は最内枠を引いて、ロスなく→上手く捌く競馬であれば、ここでも浮上の
可能性はあって良さそう。

△アップクォーク
同コース・むらさき賞のパフォーマンスはまずまず高い。
結果としても、エアウィンザーとミッキーグローリーの間を割っている訳だし、
自身久々の重賞でも、出来る可能性は十分あっていいはず。
その時もそうだし、同コースで勝ち切ったウェルカムSも、32秒台の決め手を
発揮した内容。今回、頭数が少し落ち着いたので、スローに流れるようなら、
持ち味を活かせる方向にはなるかも知れない。



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