2019年7月20日土曜日

中京記念展望(ラップ傾向&予想)2019



まとめ
  • ミドルペースが基本だが、なかなか緩まず、全体としての水準は高め。
  • 一定の持久力は問われる。
  • 持続力(&切れ)が必要。
  • 予想◎プリモシーン

過去のラップタイム

2018 12.1-10.7-11.0-11.5-11.7-11.7-11.6-12.0
2017 12.4-11.1-11.2-11.6-12.1-11.3-11.3-12.2
2016 12.3-11.4-11.8-11.7-11.8-11.2-11.5-11.9
2015 12.5-11.2-11.0-11.7-11.8-11.4-11.6-12.2
2014 12.5-11.2-11.8-12.2-12.4-11.7-12.2-13.1
2013 12.9-11.5-11.3-11.5-11.5-11.3-11.7-11.8
2012 12.4-11.2-11.7-11.7-12.1-11.7-11.4-12.9

過去7年の平均ラップタイム
12.44-11.19-11.40-11.70-11.91-11.47-11.61-12.30
1.34.03




ラップ傾向

(過去記事の一部修正)

ラップタイムを見ると、前半ミドルペースくらいから、道中は一旦は落ち着く
ものの極端には緩まない展開、その後勝負所である程度加速しつつ→上がりは
右肩下がりの形。

基本的にこのコースは、(平均ラップからも)前半がそれほど速くなるという訳
ではないが、最初の直線の長さによって4F目までなかなかスピードを落とさずに
流れるため、全体としての水準は高くなり、一定の持久力はやはり問われる。

そして、それほど溜められない道中から→直線の上り坂で力強い脚を使う必要が
ある…という部分で、適性的には、持続力と切れをバランス良く備えたタイプを
中心に考えたいところ。


好走する条件
・一定の持久力は必要
・持続力(&切れ)があること



予想


◎プリモシーン
前走&前々走、そして昨年の関屋記念で示したパフォーマンスを持ち出せば、
さすがにここでは1つ抜けた扱いになる。
それらのレースでは、厳しい展開に対応する中で先行力も一応示しているし、
今回は7番枠。前後左右ともにある程度融通を利かせられる立場で、鞍上も
馬場の状況に即した競馬がしっかりと出来る福永J…というのも心強い。
55.5kgで、実質的なトップハンデという点だけは気になるが、元々ここは重い
斤量を背負う馬が勝ち切ることが多いレース。
ハンデキャッパーが(斤量込みでは)昨年のグレーターロンドンよりも上と判断
した馬は、やっぱり強いのだろう…と。

○ミエノサクシード
マイルを走る馬としてはゆったりし過ぎ…くらいのイメージだが、道中~上がり
という脚の使い方で、高いパフォーマンスを発揮出来る。如何にも中京記念的。
その手のタイプだけに、ヴィクトリアマイルのような超のつくスピード勝負では
やはり分が悪くなるが、それでも一応末を伸ばしての6着。ここで(前半ミドル
ペースで)少しでもポジションが上がれば、前進出来てもいいはず。
昨年は7着だったが、現状その時よりも1つ格を上げている印象。注目したい。

▲グルーヴィット
前走NHKマイルCは、10着ではあるが、ある程度末を伸ばしつつも→最後前が
壁になって満足に追えなかった格好。とりあえずは度外視でいいはず。
ファルコンSでは、ある程度高い水準のラップを踏みつつ→上がりをしっかりと
まとめられていて、地力は認められるし、この斤量なら上位扱いで良さそう。
馬体の印象などからは、将来的にはやはり距離短縮の方か…という気もするが、
好走の可能性は考えておきたい。

注クリノガウディー
NHKマイルCは、前2Fが過去最速という流れ。前半動いたグランアレグリアも
最後苦しくなっているように、好位の馬には厳しくなり、スタート直後に競り
合った格好のこの馬のポジションならば尚更。度外視。
元々この馬は、飛ばして→粘る形よりも、(朝日杯のように)ミドルペースから
→上がりをまとめる形の方がパフォーマンスが高くなっていて、その点、この
コースには合う可能性がある。巻き返しの方向で注目してみたい。

△コスモイグナーツ
道中を高い水準で進めつつ→上がりをまとめる…ということは出来ている馬。
この舞台に対する脚の使い方としては、武庫川Sの内容がピッタリはまり、その
時のようにジワっとハナという形で行ければ、なかなか面白そうな存在。
内側にツーエムマイスター&クリノガウディーがいるので、そんなに簡単には
いかないだろうが、好位で上手く立ち回っての→粘り込みはあっても良さそう。

△ロードクエスト
実力は当然ここでは上位で、今年に入ってからも、東京新聞杯やダービー卿CT
などで十分に高いパフォーマンスを示している。
しかし古馬になってからは、マイルではただの1度も馬券に絡めていないという
のも事実。細かい脚使いになりがちなタイプで、末がどうしても伸び切れない。
その点、坂上での伸び(止まらないこと)が重要な中京では…相手までか。

△カテドラル
展開的に少しはまった部分もあるが、G1でしっかりと好走。実力は認めたい。
ただし(前半よりも)道中の比重が大きいこの舞台では、これまでの前を向いて
から→ズドンという脚の使い方とは異なり、(後ろの馬は特に)道中から高い
水準のラップを踏む必要がある。その点がどうか。
浮上の可能性は考えつつも、今回は試金石的な見方をしておきたい。



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