2019年8月17日土曜日

札幌記念展望(ラップ傾向&予想)2019



まとめ
  • 前半ある程度速く、道中も締まった展開が基本。
  • 一定の持久力が必要。
  • (切れ&)末脚の持続力が問われる。
  • 予想◎ブラストワンピース

過去のラップタイム

2018 12.5-10.4-11.5-12.1-12.6-12.4-12.0-12.6-12.5-12.5
2017 12.7-11.0-11.7-13.0-12.3-12.1-11.9-11.9-11.8-12.0
2016 12.7-10.9-12.0-12.2-12.1-12.2-12.7-12.5-12.1-12.3
2015 12.5-10.9-11.7-11.9-11.9-12.0-11.9-12.0-12.1-12.1
2014 12.6-10.7-11.6-11.6-11.9-12.1-12.3-12.3-12.0-12.0
2013 12.6-11.3-12.3-12.8-12.7-12.7-12.4-12.7-13.0-14.0 函館開催
2012 12.8-10.6-11.6-12.2-12.3-12.3-11.7-12.0-11.4-11.8
2011 12.6-11.3-12.0-12.3-12.2-12.7-12.6-11.9-11.3-11.5
2010 12.6-10.8-11.2-12.3-12.4-12.6-11.9-11.8-11.7-12.1
2009 12.5-11.1-12.0-12.4-12.2-12.2-12.1-11.9-11.8-12.5

過去10年の平均ラップタイム(2013年は除く)
12.61-10.86-11.70-12.22-12.21-12.29-12.12-12.10-11.86-12.09
2.00.06




ラップ傾向

(過去記事の一部修正)

過去の平均ラップタイムを見てみると、前半ある程度速い流れから、道中は一旦
落ち着くもののあまり緩まない展開、その後勝負所で徐々に加速して行き、最後
まである程度のスピードを維持する形。

このレースでは、緩んだ展開になった年も一応はあるものの、基本的には道中が
締まった流れになることが多くて、さすがに夏随一の格が問われるレースだけに
一定の持久力は必要になる。

その一方で、同じ2000mでも他のローカル競馬場と比べて(カーブ比率が高く)
最初の直線が短い構造になっていることもあって、極端に速い前半→終いの粘り
勝負…という展開は稀。

つまり、ある程度の上がり性能は欲しいところで、適性的には、後半のペース
アップについて行ける程度の切れと、早仕掛けの展開でも最後まで止まらない、
末脚(トップスピード)の持続力を備えていることが重要になる。
(結局は総合力勝負というイメージが強い)

脚質的には直線の短いコースだけに、ある程度好位からの馬が持続力を発揮して
押し切る形が基本になりそうだが、そこにあまり息を入れられない展開からでも
捲くっていけるような、持続力に優れた差し馬が突っ込むというイメージ。
(とにかく長い脚を使えるという点の裏付けだけは欲しい)


好走の条件
・一定の持久力が必要
・(切れ&)末脚の持続力があること



予想

エイシンティンクルの出方が分からないが、ロードヴァンドールが息子Jに
乗り替わった。⇒ダービーのパターンか。
ある程度流れることを想定して、基本的に差し。基本的にロスなく…で。

◎ブラストワンピース
札幌のコーナーは大きく回るため、元々インコースでもスピードを削られにくい
設定。その中で、この週はコース替わりとなり、札幌記念は、内から上がりを
まとめられるor末を伸ばせる馬に基本的には向く。今回、他の有力馬が外寄りに
入った一方で、自身は最内枠を確保したことはやはり大きい。
地力は当然高いものを示している馬だし、パワー系で、馬場の部分でも条件が
好転するここは、とりあえずは巻き返しに期待したくなる。
本質的には真っ直ぐズドンと行きたいタイプ的に、コーナー比率の高さ…という
部分で少し不安はあるのだが、小回りでコーナーをたくさん回る有馬記念で勝利
出来る馬なら、大きな問題にはならないはず。期待しておきたい。

○フィエールマン
常に間隔を空けつつも、走る毎にしっかりとパフォーマンスを更新。
天皇賞の水準までくれば、さすがにもう、地力の裏付けがどう…とかは言って
いられない。当然の上位扱い。
持続力の部分でも、山藤賞で示した道中~上がりのパフォーマンスを考えれば
十分だし、適性面でも問題ない。
あとは今回、いつもよりも前半から脚を使う格好にはなるだろうから、そこで
戸惑うようなことさえなければ。
相手に期待…というところで2番手評価にはしたが、当然頭まで。

▲サングレーザー
昨年ここで勝利。その時の自身の脚の使い方としては、前半から厳しいラップを
踏みつつ→上がりもしっかりと押し通して、高い地力を示した格好。
その内容を考えれば、今年も普通に上位扱いにはなる
前走・安田記念では、中団のインでじっくり…という好騎乗ではあったものの
しっかりと掲示板は確保して、状態は戻ってきているようだし、今回は外寄りの
枠にはなったが、岩田Jのロスのない競馬なら、十分戦えて良さそう。

注ステイフーリッシュ
はっきり内有利な状況で、中団後ろの外…という最も厳しいポジションだった
大阪杯を除けば、持続力が問われる舞台で(勝ち切れないものの)ずっと好走。
方向性としては、ここは十分にこなせるはず。
さらに、持続力というだけでなく、最後の惰性部分にも良さがあるタイプ的に、
もう少し前半で引っ張られるここでの(パフォーマンス的な)前進はあっても
いいだろうし、今回は内枠を確保。G1級の間を割る可能性も考えたい。

△サクラアンプルール
ここでは一昨年勝利。昨年は6着だったが、かなり厳しい展開の中で、一気に
捲って→後ろに差された…という内容で、やり過ぎての負け。悪くはなかった。
その2戦から言っても、この舞台への適性はやはり高そう。
勝ち切った一昨年は何だかんだ最内枠。その点、今回は外枠がどうか?という
ところだし、結局は圏内候補の1頭までにはなるが、浮上の可能性は考えたい。
とりあえず現状、この人気はいったい…とはなる。

△クルーガー
オーストラリアでの活躍に対して、どのような評価をするか?は正直微妙だが、
元々は中距離で持続力をしっかり示していた馬だし、パワー系で、内枠確保。
とりあえず条件は揃っている。
この舞台に対しても、昨年のサングレーザーのように、マイルで(道中高い水準
から→)末を伸ばせるタイプは適性的にはまるし、少なくとも相手にはしっかり
考えておきたい存在。

△ワグネリアン
ダービー馬で、神戸新聞杯以来の久々だった大阪杯でもしっかりと好走。
実力的には当然上位。
しかし、この手の舞台に対する裏付けとして、有利な内を回ってきた大阪杯だけ
では少し心許ない…というのが正直なところ。ブラストワンピースとの比較でも
その時とは(枠的に)立場が逆転しているし、率直に、こちらが2番人気なんだ
…という感覚にはなった。ちょっと下げてみる。



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