2019年8月10日土曜日

エルムステークス展望(ラップ傾向&予想)2019



まとめ
  • 前半ある程度速く、道中~上がりも高い水準を維持する展開。
  • 一定の持久力は必要。
  • スピード持続力(&切れ)が問われる。
  • 予想◎グリム

過去のラップタイム

2018 6.6-11.0-11.9-12.1-12.2-11.5-11.5-12.1-13.1
2017 6.8-10.6-11.8-12.3-11.9-11.6-11.7-11.8-12.4
2016 6.7-11.4-12.2-12.6-12.3-12.0-12.0-11.9-12.4
2015 6.8-11.0-11.8-12.3-12.1-11.8-11.9-12.0-13.3
2014 6.8-10.8-12.0-12.1-12.1-11.8-12.0-11.8-12.5
2013 6.8-10.9-11.6-12.2-12.3-11.9-11.9-12.0-12.4 函館開催
2012 6.6-11.0-12.1-12.2-12.0-12.0-12.3-11.6-12.4
2011 6.6-11.5-11.9-12.4-12.6-12.3-12.3-12.0-12.6
2010 6.8-11.1-12.1-12.6-12.3-12.2-12.2-11.9-12.3
2009 12.5-11.1-12.4-13.5-13.1-12.5-12.2-11.4-12.4 新潟開催

過去10年の平均ラップタイム(2009年&2013年は除く)
6.71-11.05-11.98-12.33-12.19-11.90-11.99-11.89-12.63
1.42.65




ラップ傾向

(過去記事の一部修正)

ラップタイムを見ると、前半ある程度速くなって、道中は一旦は落ち着くものの
一定以上の水準を保つ展開で、早めの仕掛けから→ラスト1Fだけ少し落ちる形。

ダート1700mというコース形態は、共通して前半が速くなりやすくなっているの
だが、ここでもその特徴がしっかり表れていて、当然その部分で引っ張られても
勝負所まで余力を残せるだけの、一定の持久力がまずは必要になる。

また大回りで平坦なコースということもあって、道中が比較的ワンペースに落ち
着きやすく(水準は高い)、後半も"いい脚"を使う必要があるため、単に粘り
だけではなく、ゴールまでしっかりとスピードを維持できる持続力を備えている
ことも重要になる。(上がりに対応出来る"切れ"も示している馬の方が安心)


好走の条件
・一定の持久力は必要
・スピード持続力(&切れ)があること



予想


◎グリム
アンタレスSは、前がかなり飛ばした展開の中で、後続は早い段階からそれを
追い掛けたレース。前にはもちろん、あまり後ろからでも道中で脚を使い過ぎる
ため難しかった。その点、この馬は中団からの競馬で、展開的にはピッタリとも
言えるポジションではあったのだが、後半は積極的に攻めた形だったし、単独の
パフォーマンスだけを見れば、前半まずまず→道中で高い水準のラップを踏む
…という、ここの勝ち馬像に近い脚の使い方での好走。
今回は、ドリームキラリやリアンヴェリテに加えてマルターズアポジーの参戦が
あり、展開的にはその時の再現もあり得るし、やはり普通に勝ち負けはしそう。

○リアンヴェリテ
大沼S&マリーンSの連勝…という点で、2年前のテイエムジンソクと被るが、
パフォーマンス的にもほぼ同等と言える水準になっていて、地力は確か。
特に前走は、最後詰め寄られはしたが、他は全て差し馬という中での逃げ切り。
こちらの方が斤量も背負っていたし、着差以上とも言えるはず。
出ムチをバシバシ入れてまでハナを取りたいタイプ的に、今回内に速い馬がいる
ことは微妙だし、札幌に替わることを考えれば、もう少しだけ末を伸ばせれば…
というのもあるが、やはり上位扱いにはしたい。

▲ドリームキラリ
ここでは昨年2着、一昨年3着。そのどちらも前半~道中を高い水準で進めつつ
(特に昨年)→粘り込んだ強い内容。近走でも59kgを背負いながらもしっかり
力は見せているし、当然今年も好走の可能性はありそう。
今回は同型の存在があって、馬場も土曜の(不良→)重からもう少し回復する
だろうから、過去2年とは条件が違ってくるが、少し離れた単独2番手or3番手
という、実質ハナのような形になれば、何とか出来てもいいはず。

注モズアトラクション
前走は、道中で極端に脚を使いつつ→上がりをまとめる形で僅差の2着。
平安Sも含めて、道中~上がりの強さにはやはり相当なものがある。
ただしここは、基本的に逃げ切りはないものの、前半ある程度流れに乗りつつ
→上がりをしっかりまとめられる馬が勝つことの多いレース。
その点、常に2桁のポジションから…という部分がどうか。
前がやり合って崩れるパターンになれば頭までだが…、相手の1頭としたい。

△レッドアトゥ
前走は、前半は受け流した格好だが、道中をある程度高い水準で進めて、直線で
しっかりとした脚を使っての差し切り。パフォーマンス的にもまずまず高い。
本来はもう少し先行力のある馬ではあるし、中団の前辺りで流れに乗れれば、
適性的にここの展開はこなせても良さそう。
この相手に対して地力でどこまで?というのはもちろんあるが、可能性としては
とりあえず考えてみたい。



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