2024年3月3日日曜日

弥生賞ディープインパクト記念展望(ラップ傾向&予想)2024


まとめ
  • ミドルペースから、一旦しっかり落ち着いて→徐々に加速していく展開。
  • 切れ&末脚(トップスピード)の持続力が問われる。
  • 予想◎シンエンペラー

過去のラップタイム

2023 12.3-11.2-12.4-12.6-12.5-12.3-12.1-11.6-11.5-11.9
2022 12.7-11.6-11.9-12.5-12.4-12.4-11.8-11.5-11.4-12.3
2021 12.7-11.6-12.4-13.0-12.9-12.6-12.3-11.6-11.0-11.9
2020 12.7-11.4-12.1-12.3-12.6-12.6-12.6-12.5-11.8-12.3
2019 12.7-11.7-12.5-12.5-12.4-12.3-12.2-12.1-12.3-12.6
2018 12.5-11.0-12.5-12.8-12.7-12.4-12.8-11.7-11.0-11.6
2017 12.4-11.4-12.8-13.2-13.4-12.7-12.3-11.9-11.4-11.7
2016 12.5-10.5-11.3-12.2-13.0-12.8-12.5-12.5-11.3-11.3
2015 12.5-11.4-12.3-12.4-12.7-12.0-12.1-12.1-11.9-12.4
2014 12.4-11.0-12.2-12.8-12.8-11.9-11.9-12.3-11.9-12.2

過去10年の平均ラップタイム
12.54-11.28-12.24-12.63-12.74-12.40-12.26-11.98-11.55-12.02
2.01.64



ラップ傾向

(過去記事のごく一部修正)

過去のラップタイムを見ると、前半はミドルペースで流れ、道中は一旦しっかり緩んでから、向こう正面~勝負所に掛けて徐々に&大きく加速して行く展開で、そのままラストまである程度のスピードを維持する形。

この舞台では、基本的には道中で息の入れられる展開になるため、終いの部分で如何に主張できるか…というのが重要で、適性的には、機動力と末脚の持続力を備えたタイプが浮上しやすい。(ただし道中の水準が高くなるパターンもあるので、一定の持久力を示している馬の方がやはり信頼はできる)

また本番を見据えた場合、皐月賞は前半-道中-上がりの全てにおいてこのレースよりもかなり高い水準になるので、ここで突き抜けられるくらいの能力を備えていなければ、なかなかつながりにくくなっている。

したがって弥生賞→皐月賞の連勝があり得るかどうかは、本当にその馬が歴史的名馬かどうか…を考えれば、ある程度容易に分かることなのかも知れない。


好走の条件
・切れ&末脚(トップスピード)の持続力を持っていること
・(一定の持久力を備えていること)



予想


◎シンエンペラー
ホープフルSは、展開に引っ張られて、自身も前半から脚を使いつつ、溜め→切れという形で上がりをまとめた格好。結果的に差されはしたものの、実力を示した。
京都2歳Sで示した持続力、新馬戦で示した決め手と合わせて、現状では穴はない…という印象になるし、ここでもやはり上位扱いになる。
枠もまずまずのところを確保したし、ここは素直に推しておきたい。

○ダノンエアズロック
前走・アイビーSは、かなりゆったりとした流れではあったが、直線ではブレずに芯の入った決め手を発揮しての勝利。高い性能を示した。
地力の面でも、新馬戦では(初戦としては)高い水準で進めつつ→押し通しているし、馬体もしっかりしている印象なので、一定以上のものを備えていそう。やはり注目したい。

▲トロヴァトーレ
同舞台で2戦2勝。前半~道中で踏んだ水準はまずまず…といったところだが、ともにしっかりとした決め手を発揮して、底を見せていない扱いだし、馬格の割りには細かく脚を使うタイプ的に、中山という舞台にも本質的に合っていそう。
地力の面でもう1段更新してくることがあれば、当然頭まで考えられる。これも注目。

注シュバルツクーゲル
前走・東スポ杯2歳Sは、前に引っ張られる形で、自身もレースを通して高い水準のラップを踏んでの2着。負けはしたものの、一定の地力を示した。
今回と同じ舞台の新馬戦では、長くいい脚を使う形で最後まで伸び切って勝利しているし、流れに乗りつつ&ロスなく進めて→押し通す可能性も考えておきたい。

△ファビュラススター
前走は、前半は受け流した格好だが、道中~上がりに掛けて高い水準を持続させての勝利。新馬戦で示した決め手と合わせて考えれば、ここでも上位扱いになる。
性能の高そうな馬もいるため評価はこの位置だが、このレースでたまに現れるロングスパート持続力勝負になった場合には、前走の内容が活きそう。可能性は考えたい。



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