2014年8月2日土曜日

アイビスSD展望 2014


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2013 11.9-10.4-10.6-10.3-11.0 54.2 32.9-31.9
2012 11.6-9.9-10.6-10.2-11.9 54.2 32.1-32.7
2011 11.8-10.0-10.5-10.0-11.5 53.8 32.3-32.0
2010 11.6-9.9-10.3-10.1-12.0 53.9 31.8-32.4
2009 11.9-10.2-11.0-10.3-12.8 56.2 33.1-34.1
2008 11.8-9.9-10.4-10.5-11.6 54.2 32.1-32.5
2007 11.9-9.9-10.7-10.5-12.1 55.1 32.5-33.3
2006 11.8-10.2-10.8-10.3-12.6 55.7 32.8-33.7
2005 11.7-10.0-10.7-10.2-11.4 54.0 32.4-32.3
2004 11.9-10.1-10.2-10.5-11.2 53.9 32.2-31.9

過去10年の平均ラップタイム
11.79-10.05-10.58-10.29-11.81
0.54.52




傾向(過去記事の転載)
ラップタイムを見ると、スタートから一気に加速して、2F目でスピードが頂点に
達し、3F目でほんの少し落ち着いた後、再度加速しつつ、ラスト1Fはしっかりと
落ちる…という展開で、全体としては前後半イーブン~やや前傾といった形。

とにかくここでは、現行競馬の最高レベルのスピードに対応できることがまずは
重要になるが、レースの形としては、ハイペースからの粘り勝負というよりも、
どれだけトップスピードを維持できるか…という戦いになるために、高い持続力
(筋持久力)を備えていることが必要となる。

脚質的には、必ずどこかの区間で10秒台(/F)のラップを刻まなければならない
レースの性質上、他力本願的に地力で差してくるような馬では厳しく、持続力の
高い先行馬と、自ら押し上げて行けるような切れを持ち、上がりの性能が高い
差し馬が狙い目になりそう。


好走する条件
・トップスピードの持続力があること


予想

◎フォーエバーマーク
とりあえず気になるところから言えば、セイコーライコウに対しては韋駄天Sは
確かに負けているものの、その時はこの馬はスプリンターズS以来の休み明けで
斤量も牝馬のこちらの方が重かった。そのあたりの条件が全く異なり、人気でも
相手が上…という今回、感覚的には当然こちらを推したくなる。
前走に関しても完全な差し決着の中、逃げて良く粘っている訳だし、状態も問題
ないはずで、ここは普通に期待していいはず。

○バーバラ
韋駄天Sには結局出走しなかったので、この舞台に対しての直接的な適性は言い
切れないところもあるのだが、極限のスピード勝負…という点では、佐世保Sの
超ハイペースを番手から押し切っていたりするし、ここでは珍しいディープ産駒
ということもあって上がりの脚に関しても問題はなく、それらの合わせ技で十分
こなせて良さそうなイメージ。
評価としては2番手とはしたが、頭まで普通に考えておきたいところ。

▲アンバルブライベン
前走はマヤノリュウジンの超大外一気が決まるくらいの条件で、逃げてそれほど
差のない3着に粘って地力を示したし、スピードという部分でも、小郡特別では
6F戦ながら2F目に9秒台のラップを刻むような展開を逃げ切っていて、スピード
領域…的な問題はとりあえずなさそう。
上がりの脚はもう少し欲しいところだが、開幕週なら何とかなってもいいはず。

注セイコーライコウ
韋駄天Sでしっかり結果を出している訳なので、このコースに対する適性は当然
問題ないし、ブレずに持続できるタイプ的に、浮上は確実だと思える。
ただし、どちらかと言うと極限のスピードというよりも、もう少しだけパワーの
要素が入った方が良さが出そうな馬なので、開幕週という点だけは気掛かり。
普通に先行出来ていれば勝ってもいいが、そうでなければ差し損ねるかも…。

☆アースソニック
持ち前の地脚の強さという部分で、後半伸びてくる可能性は十分あるし、実際に
韋駄天Sでは結果を出しているのだが、その時とはハッキリ言って馬場が違う。
開幕週で、絶対的に問われるスピードが1段階上がって、同じような結果を得ら
れるかは微妙な印象…。さすがに人気し過ぎでは?

☆リトルゲルダ
昨年はここで3着している訳だし、適性は当然高い馬。
それでも休み明けでいきなり…というのはやはり推しづらい印象にはなる。
一応注目はしたいが、とりあえずはここを見てからにしたい。

☆デュアルスウォード
ダートで"耐える"(地脚の強さ)ということと、極限のスピードの中で"耐える"
ということの間には十分につながりがあって、ここはダート馬が好走しやすい
条件ではあるのだが、芝重賞クラスの絶対的なスピードが物を言っている近年に
関しては、少しその部分で不利になっている。そこそこの着まで。

☆ブルーデジャブ
この馬もデュアルスウォードと同様にダートで走っていた訳なので、地脚の強さ
…という部分で、この舞台自体に対しての適性は高いはず。
それでもやはり同様に、絶対的なスピードの部分で、おそらく勝ち負けまでには
なかなか届かない印象にはなってしまう…。一応注目はしたいが、静観。






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