2015年3月7日土曜日

弥生賞展望 2015


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2014 12.4-11.0-12.2-12.8-12.8-11.9-11.9-12.3-11.9-12.2
2013 12.9-11.4-12.2-12.4-12.7-12.5-11.7-11.6-11.4-12.2
2012 12.5-11.0-12.7-13.5-13.4-13.1-12.3-11.9-11.5-12.0
2011 12.8-11.3-12.2-12.8-12.6-12.4-12.2-11.8-11.2-11.7
2010 12.8-11.6-12.7-13.5-13.0-13.0-12.7-12.5-12.1-12.2
2009 12.4-11.3-12.2-13.0-13.1-13.0-12.7-12.2-11.5-12.1
2008 12.2-11.5-12.4-12.8-12.9-12.5-12.3-11.7-11.3-12.2
2007 12.3-10.6-11.6-12.8-12.5-12.6-12.9-11.8-11.7-11.7
2006 12.4-11.3-12.5-12.6-12.4-12.0-12.7-12.3-11.7-11.6
2005 13.0-11.9-12.5-12.3-12.5-12.6-12.5-11.6-11.4-11.9

過去10年の平均ラップタイム
12.57-11.29-12.32-12.85-12.79-12.56-12.39-11.97-11.57-11.98
2.02.29




傾向(過去記事の転載)
過去のラップタイムを見ると、前半はミドルペースで流れ、道中は基本的には
しっかり緩む展開で、ラスト3Fからしっかり加速して、上がりのやや速い形。

この舞台では、この水準の道中ならばどの馬もある程度耐えられるため、やはり
終いの部分で如何に主張できるか…というのが重要で、勝負所での切れと末脚の
持続力を備えていることが重要となる。

脚質的にもこの流れなので基本的には前の馬が有利だと言えて、ある程度好位
から決め手を発揮できるタイプを中心に考えておきたい。

また本番を見据えた場合、皐月賞は前半-道中-上がりの全てにおいてこのレース
よりもかなり高い水準になっていて、ここでは突き抜けられるくらいの能力が
なければ、なかなかつながりにくくなっている。

したがって弥生賞→皐月賞の連勝があり得るかどうかは、本当にその馬が歴史的
名馬かどうか…を考えれば、ある程度容易に分かることなのかも知れない。


好走の条件
・切れ&末脚(トップスピード)の持続力を持っていること


予想
それぞれの履歴書的には史上稀に見る豪華なメンバー構成だが、データ的には
絶対的に信頼できるようなパフォーマンスを発揮している馬がいない…。
重賞はたくさん増えたが、ラジオNIKKEI杯2歳Sがなくなったことは予想以上に
影響が大きい…と実感。(←予想する側の感覚では)

◎シャイニングレイ
ホープフルSは、展開的に恵まれた方ではあるし、データ的にも今回の相手に
対して抜けている…という程のパフォーマンスだった訳ではない。
それでもデビュー2戦目で一定以上の水準をクリアして、危なげなく勝ち切った
ことは重く受け止めたいし、馬体の印象からも崩れそうな雰囲気が全くない。
今回は内枠を確保して、特に下げる要素もないし、ここは素直に推してみたい。

○クラリティスカイ
朝日杯FSは、外を終始押し上げるような格好で、ほとんど溜めることなく走り
切ったようなイメージ。それで3着ならば、かなり強い内容だったと言えそう。
そのような競馬をした後なので、ここのリズムに対してどうか?という部分も
少しあるが、元々こなせない訳でもないし、単純に地力で上に扱いたい感覚。

▲サトノクラウン
馬体(繋)の特徴から持続力がありそうなタイプで、中山に嵌る可能性もあるの
だが、一方で小回りでの加速勝負では流れに乗り遅れることも考えられる。
その意味で、このレースに限ってはピッタリ…という訳にはいかなさそう。
どちらにしても今回は、勝負所での(鞍上の)一瞬の判断力が重要になるはず。

注コメート
どこかで変化をつけるというよりも、終始ワンペースで走り切るような印象で、
ラストを押し切る(1段上の)決め脚はないのだが、どのような展開になっても
崩れない地力&適性の幅はやはり評価したいところ。
今回外枠に入った厳しさはあるが、ここもある程度は粘り込めてもいいはず。

△トーセンバジル
葉牡丹賞はかなり水準の高いロングスパート持続力勝負で、位置取り的に嵌った
部分もあるが、自身のパフォーマンスは十分高くなっているし、紫菊賞で示した
決め手と合わせて考えれば、ここでも十分に可能性はありそう。
…にも関わらずこの程度の評価なのは、馬体から感じるスケール的な理由から。
(ほとんど個人的な好みの問題かも知れないが…)

△ブライトエンブレム
札幌2歳Sで示した地力はやはり高いものだったし、実力的には当然上位。
ただしそれがこの馬の真骨頂だとすれば、中山に替わること自体はプラスでも、
しっかりと加速するこのレースに対しては適性微妙…ということになる。
今回は積極策とか、何かしらのサプライズが必要なイメージ。







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