2016年3月26日土曜日

高松宮記念展望 2016


予想
土曜の競馬からは、荒れているようには見えるものの、硬い作りなのか、かなり
速い馬場になっていて、前が十分に残れるイメージではあった。
したがってここでも、基本的には好位から持続力を発揮して→坂上を押し通せる
タイプを中心に考えたいところ。

◎ハクサンムーン
前走では、前後半の差が2秒を超える厳しい展開を演出しつつ→しっかりと粘り
込んで好走していて、ある意味この馬らしからぬハイパフォーマンスだった。
それを単純に状態の良さと考えれば、言うまでもなく得意なこの舞台で、本来の
持ち味である持続力を発揮して更なる前進を示す可能性は十分にあっていい。
昨年負けたエアロヴェロシティも回避してライバルは減った訳だし、そもそも
直前のレースで好走していて、尚且つ(立ち遅れた一昨年も含め)この舞台では
1度たりとも掲示板を外したことがない馬が7番人気というのはどういうこと
なのか…不思議でしかない。当然積極的に推したい。

○ミッキーアイル
昨年ここでは、しっかりと勝ち負けを争っての3着に入り、なかなかの持続力を
示したし、前走も、前傾でスピードに寄った展開を演出しつつ押し切っていて、
この舞台に普通につながっていい内容だった。
当然ここは人気通りに勝ち負けすると思うが、問題はやはりスプリンターとして
見るとスラリとし過ぎているように見える馬体。
レース振りを合わせて考えても、ラスト1Fを押し通せるか?という点での不安が
(個人的には)どうしても拭い切れない感覚がある。

▲エイシンブルズアイ
前走では、かなりハイペースな展開を、直線では1頭違う脚を見せてしっかりと
差し切っていて、自身前後半をイーブンに近い形でまとめたパフォーマンスも、
十分に高いものを示している。
その時は少し控えた格好だったが、この舞台ではさすがにあれ程のペースになる
ことはないので、鞍上に意思さえあれば積極的なポジションが取れるはずだし、
もしそれが出来れば、同じような脚の使い方で勝ち負けしても不思議ではない。
不確定な要素がある分ここまでの評価だが、可能性としては頭まで考えたい。

注ウリウリ
前走は、結果こそ5着に敗れたものの、かなり斤量を背負う立場ではあったし、
自身がこれまでに出走した1400m戦の中では(実質的に)前半で最も脚を使った
内容だったので、距離短縮となるここへの臨戦過程としてはむしろ評価できる。
今の馬場で絶対的に速いスピードが問われた場合でも、安土城Sのような内容も
示している馬なので、十分対応出来ていいだろうし、ここはやはりしっかりした
決め手を発揮して浮上してくるものとして扱いたい。

△ビッグアーサー
実力は普通に上位で、データ的には後傾の内容でも高いパフォーマンスを示して
いるので、ここにはまる可能性はもちろんあっていい。
ただし、レース振りなどから受ける印象として、「(自身がつける)位置取りに
対して、切れが不足している」というのがあって、本来の良さである地の強さで
押し通す力を活かすためには、むしろ先行争いするくらいの積極策の方がいいの
では?という気がする。ここでいきなりそれが出来るとも思えないが…。

△ローレルベローチェ
前走は、厳しいペースで逃げて→直線もしっかり粘り込んだ相当強い内容。
(それを力強く差し切ったダンスディレクターは更に強いが…いないので)
そこで示した地力と、浜松Sや淀短距離Sなどで示している後半の脚を合わせて
考えれば、ここでもある程度出来て良さそうに思える。
ハナにこだわった時の厳しさはあるだろうが、"連戦連勝から→重賞2着"仲間の
ビッグアーサーとの人気の差は、とりあえず開き過ぎ…には感じる。

△ブラヴィッシモ
前走は、積極的な競馬から→直線でもしっかりと粘り込んでいて、十分な地力を
示した格好だし、奥多摩Sなどで発揮している上がりの脚を合わせて考えれば、
ここの展開をこなす可能性は十分あって良さそうに思える。
今回も枠的に良いポジションは取れていいだろうし、全く人気はしていないが、
ここでは少し注目しておきたい存在。

△スノードラゴン
久々の前走でもしっかりと浮上してきて、さすがというところを示した訳だし、
地脚がかなり強い馬なので、上がりの部分での怖さは常にある。
ただし、一昨年に浮上してきた時でも、不良馬場での持久力勝負だったように、
基本的には前傾で終いが掛かる展開でこそ…というタイプなので、この舞台に
対する適性は微妙な印象。今の速い馬場もプラスに働くとは考えづらい。





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