2016年4月8日金曜日

ニュージーランドT展望 2016


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2015 12.2-11.2-11.6-12.2-11.8-12.0-12.0-11.8
2014 12.2-10.8-11.0-11.7-11.9-11.8-11.8-12.1
2013 12.6-11.3-11.8-12.1-12.2-11.7-11.4-11.7
2012 12.1-10.6-11.3-11.6-12.0-11.7-12.0-11.9
2011 12.3-11.5-12.1-12.2-11.8-11.1-11.3-12.2 阪神開催
2010 12.4-11.0-11.5-11.8-11.3-11.7-11.5-11.7
2009 12.5-10.8-11.6-11.3-12.2-11.7-11.9-11.8
2008 12.5-11.0-11.0-11.4-11.8-12.0-12.4-12.9
2007 12.4-10.8-11.3-11.6-12.2-12.1-11.7-11.8
2006 12.5-10.9-11.2-11.4-11.8-11.7-11.7-12.3

過去10年の平均ラップタイム(2011年は除く)
12.38-10.93-11.37-11.68-11.91-11.82-11.82-12.00
1.33.91




傾向(過去記事の転載)
ラップタイムを見ると、レース前半はかなり速く流れ、3コーナー辺りになって
漸く落ち着くような展開で、勝負所では僅かながらの加速を示しつつ、そこから
終いまで一定に近いスピードを維持する形。

とにかくここでは、速い前半~道中に掛けてなかなか息を抜けない展開になる
ために、まずはスピード持続力を持っていなければ話にならない。
⇒その意味で、将来的に1400mで活躍しそうなタイプの方が合っている。

脚質的には、この展開でも極端に後ろからではなかなか届かないので、好位or
中団から押し上げていけるタイプ…といったイメージで、何はともあれスピード
持続性能が物を言う…という雰囲気。


好走する条件
・スピード持続力があること


予想

◎ダンツプリウス
締まった展開のこうやまき賞では、自身も前傾の内容を示しつつ強い競馬をして
いるし、その後の2戦は、前半or道中で落ち着く場面のある流れの中でしっかり
好走して、展開に依らず崩れない…という、地力の高さを見せている。
タイプ的には、ドッシリとしていて"止まらない"…というイメージの馬なので、
この舞台にははまっていいし、位置取り、枠ともに申し分ない。期待できる。

○アストラエンブレム
前走は、緩い流れからの直線勝負を逃げ切ったというだけだが、シンザン記念に
関しては、相当厳しい展開の中で、勝負所をある程度積極的に攻める格好から
4着に粘った内容なので、当然高い評価ができる。
それを考えれば、この馬を本命にする手ももちろんあったが、ラスト1Fの粘りの
部分で、今回は相手の方に期待してみたい…という意味での2番手。

▲カープストリーマー
前走は、前半~道中がかなり締まった展開を好位から進めて、直線でもそのまま
しっかりと押し切った強い内容。
脚質的には、積極的に行き過ぎる可能性もあるので、展開的なリスクを考えると
評価はここまでになるが、前走時のパフォーマンス的には、この相手でも際どい
競馬をしても全く不思議ではない。当然しっかりと注目はしておきたい。

注マディディ
前走は、前後半の差が6秒以上(!)の超前傾戦で、そこでの4着は、さすがに
位置取り的な恵まれによる部分が大きい。
それでもこうやまき賞の締まった展開を勝ち切り、アーリントンCの切れ勝負で
キッチリ負けるタイプ的には、ここへの適性は十分備えていそうな雰囲気。
他力本願的に過ぎる部分はあるが、浮上の可能性はしっかり考えておきたい。

△レインボーライン
溜めが効く…というタイプだとはあまり思わないのだが、成績からは、道中が
締まった展開のシンザン記念では直線なだれ込むだけに終わって、前走のような
緩急のつく展開では、勝負所でしっかり機動力を発揮して結果を出している。
その点、この舞台に対しては適性的に少しズレるのかも…。
地力は普通に上位なので浮上はするだろうが、勝ち負けまではどうか。

△ボールライトニング
前走は、直線馬群の中でずっと前が壁になっていた格好なので、力を出し切れて
いない…という部分はありそうだし、その時のパフォーマンスに関してもここで
ハッキリと否定できる…という程低い訳ではない。
それでも、他の馬と比べると、道中が締まった展開の経験には乏しい扱いには
なるので、結局のところ、評価は頑張ってもここまで。






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