2016年10月3日月曜日

凱旋門賞回顧 2016


(マカヒキ出走)

凱旋門賞・ラップタイム
82.57(11.80/F)-24.41(12.21/F)-12.39-12.35-11.89 2.23.61


レース詳細&雑感
今回の展開は、前半の細かい緩急は分からないものの、7F通過が1分22秒台、
1F平均11.8秒というラップで流れていて、これはもう「極端に厳しいペース」
ということが間違いなく言える。
(超スローのニエル賞と比べても仕方ないが、普通の1F分くらいは違う)

 ニエル賞・ラップタイム
 94.19(13.46/F)-27.67(13.84/F)-11.85-11.10-11.03 2.35.84

レース後半に関しては、コーナーのキツい区間も全く淀みなく流れたことで、
上り坂に影響される勝負所での加速はなく、むしろラップを落とした格好。

そこからラスト1Fだけは平坦な構造(&勝ち馬の強さ)によって時計が1つ
速くなっている訳だが、実質的には(坂を考慮すれば)加速したというよりも
持続させた…というイメージでいいはず。


この激し過ぎるレース展開の中で、マカヒキの挙動は果たしてどうだったのか?

今回マカヒキは、先頭から1秒も離れていないポジションを外々から追走した
訳だが、単純に時計だけで考えるとそれは、例えばダービーならば10数馬身の
大逃げ、皐月賞ならば好位を射程圏に入れたポジション、つまり実際の自身の
7~8馬身くらい前(エアスピネルくらい)から進めたようなもの。

 日本ダービー・ラップタイム(フランス式)
 86.0(12.29/F)-23.8(11.9/F)-11.6-11.0-11.6 2.24.0

 皐月賞・ラップタイム
 58.4(11.68/F)-23.9(11.95/F)-12.2-11.6-11.8 1.57.9
 7F通過:82.3(11.76/F)

本来切れを活かしたいはずの馬が、12F戦で大逃げ、10Fの(しかも例年よりも
厳しい展開の)皐月賞で先行して→そこから更に400m走ろうとした訳なので、
早々と脚がなくなったのは当然だし、夏を越して、常識を超えた成長でもない
限りは、潰れて納得の内容だった。

したがって個人的な結論としては、(掛かったという話もあるにはあるが…)
今回の敗因は、「展開に対する位置取りのマズさ」ということに尽きる。

もちろん、元々この舞台&展開に合っている馬ではないので、今回しっかりと
控える選択をしていれば何とかなったのか?と問われれば、それに答えることは
難しいし、結局は分からないのだが、少なくともこれ程の惨敗は避けられたの
では?という感覚にはなる。


一方で他の馬に目を向けてみると、勝ち馬はやや控えたポジションだったが、
2、3着馬はこの展開を好位から粘ったのだから、まずそれは凄い。
(勝ち馬も含めて)その地力はこの先も信頼できるはず。

またレース全体としても、今回は切れよりも持続力&粘りという性質の(と言う
よりもそれに特化したような)展開で、そのことと、(恐らく切れ不足の)2着
続きの馬の勝利、ガリレオ産駒の凱旋門賞初制覇&1、2、3着、体が柔らかく
反応(切れ)の面で有利な3歳馬が完敗したこと…などの今回の特徴は、やはり
無関係ではないはず。

ロンシャンの場合、(個人的に)ダービー馬こそ凱旋門賞挑戦に相応しいという
考えではあるのだが、切れが消されるシャンティイでは、ダービーよりもむしろ
グランプリ向きのタイプの方が合う…ということは言えるのかも知れない。

となると、オルフェーヴルはもちろん、ゴールドシップも生まれるのが少しだけ
早かった…という雰囲気だし、現役では、3歳馬ならば(上記したように厳しい
展開だった)皐月賞の勝ち馬ディーマジェスティ(くどいが…)、古馬であれば
(宝塚記念で相当厳しいラップを踏みつつ粘り込んだ)キタサンブラックならば
面白かったのかも…という負け惜しみは言ってみたくなる。
(今更これが分かったところで、今後には何もつながらないのだが…)




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