2017年1月22日日曜日

AJCC展望(ラップ傾向&予想)2017


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2016 12.3-11.2-12.8-12.2-12.3-12.0-12.0-11.8-11.6-11.8-12.0
2015 12.6-11.7-13.4-13.2-12.1-11.9-12.1-12.0-11.4-11.2-12.0
2014 12.5-11.1-12.9-12.2-12.4-12.3-11.9-12.3-12.4-11.9-12.1
2013 12.3-11.5-12.2-11.6-12.1-12.2-12.4-12.5-12.1-11.5-12.7
2012 12.6-11.3-13.4-13.2-13.3-12.5-12.4-12.3-12.1-12.0-12.2
2011 13.0-11.9-13.0-12.8-12.7-12.5-11.8-11.4-11.5-11.3-12.3
2010 12.3-11.3-12.7-12.2-12.0-12.4-12.4-12.2-11.9-11.2-12.0
2009 12.3-11.8-12.5-12.2-12.7-12.4-12.0-12.1-11.6-11.7-12.6
2008 12.7-11.3-12.7-12.3-12.2-12.1-12.1-12.2-11.8-11.9-12.3
2007 13.0-11.3-12.3-11.9-11.7-11.7-11.8-12.1-12.0-12.0-13.0

過去10年の平均ラップタイム
12.56-11.44-12.79-12.38-12.35-12.20-12.09-12.09-11.84-11.65-12.32
2.13.71




傾向(過去記事の一部修正)
ラップタイムを見ると、前半はミドルペース~ややゆったりとした流れになり、
道中は一旦は流れが落ち着くものの徐々に加速して行く展開で、そのまま勝負所
までジワジワ加速して→ラスト1Fだけ少し落ちる形。

ここの特徴は、向こう正面の下り坂によって道中のスピードが押し上げられて、
結果的にロングスパートという形になっている点で、ある程度水準の高い道中を
楽に進められる持久力に加えて、末脚の持続力が必須になる。

脚質的には、先行馬も差し馬も一応来ているが、(馬場改修後は特に)前半で
あまりゆったりしていてはなかなか届かない…という雰囲気なので、ある程度
しっかり流れに乗れて→尚且つ上がりでも止まらないタイプを狙いたいところ。
当然、切れ味はあっても使える脚が限定的な差し馬には注意が必要になりそう。


好走する条件
・持久力&持続力が必要


予想

◎ゼーヴィント
古馬G2で主役を張るには、正直あと1つ裏付けが物足りないのは事実だが、
持続力という方向性では当然この舞台には合っている馬だし、しっかり流れに
乗るという部分でも今のAJCCにはピッタリはまりそう。
人気のように信頼はできないものの、他の有力馬にもそれぞれマイナスの一面が
ある今回は、(少し押し出された形ではあるが)とりあえず軸的な扱いとしては
十分に機能しそう。

○タンタアレグリア
天皇賞では、枠的にあまり良い所ではなかった中でしっかり4着まで浮上して、
パフォーマンス的にも高い持久力&持続力を示した格好。
その内容からも、ここ1年くらいで示している地力で言えば、本来はこの馬が
中心なはずだが、3000m級のレースばかりを使っていて、尚且つ久々の状態で
流れにしっかりと乗れるのか?という点では微妙。それを理由に1つ下げる。

▲ミライヘノツバサ
前走は、道中でかなり脚を使いつつ→上がりをしっかり押し通して完勝した強い
内容で、パフォーマンスだけで言えば、ここの勝ち負け水準に既に達している。
その時と比べて今回は、(位置取りにこだわれば)前半部分で脚を使うことに
なる可能性はあるし、本当に前走と同じ内容が示せるのか?という部分で、結局
これ以上の評価にはできなかったが、可能性としては当然あっていいはず。

注ルミナスウォリアー
かなりのロングスパート戦(自らが演出)だった名古屋日刊スポーツ杯では、
向こう正面で一気に押し上げる内容から→最後まで良く粘り込んでいて、単純に
後半の持続力という1点で考えると、ここでもトップクラスに扱える。
地力の面でどこまで?というのはあるが、前半がそこまで速くならないこの舞台
ならば、ある程度出来る可能性はありそう。これは注目したい。

△クリールカイザー
一昨年の勝利は、前半をかなりゆったりと入る形での逃げ切りだったので、高い
評価にはしづらいが、2走前の同舞台オールカマーでは、ある程度高い水準の
展開の中でしっかり好走していて、とりあえずそのパフォーマンスで考えれば、
ここは普通に上位扱い。
大外に入った厳しさもあり、強くは推しづらいが、当然相手には考えたい。

△リアファル
菊花賞までこなしている馬なので、持久力という部分ではさすがに上位扱いで
いいだろうし、約1年振りだった前走も、スローだったとは言え一応しっかりと
粘り込んでいて、状態もそれ程気にする必要はないのかも知れない。
ただしタイプ的に、勝負所である程度しっかり加速する展開の方が強さを見せる
印象もあるので、ここにピッタリか?と言われれば微妙なのかも。

△クラリティスカイ
前走は、トップハンデで、早仕掛けの展開を(前から進めた)逆境の立場ながら
最後まで良く粘った…という強い内容。
距離延長していいタイプという印象ではさすがにないので、評価としては結局
ここまでになってしまうのだが、地力である程度粘り込む可能性は、とりあえず
考えておきたいところ。




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