2017年12月29日金曜日

東京大賞典展望(ラップ傾向&予想)2017



過去のラップタイム


2016 12.8-12.3-12.8-13.7-13.2-12.5-12.2-12.4-11.6-12.3
2015 12.6-11.9-12.2-12.5-12.1-11.9-12.0-12.6-12.3-12.9
2014 12.3-11.6-12.4-13.0-12.4-12.0-12.3-12.7-11.7-12.6
2013 12.9-12.7-13.6-13.4-12.3-12.2-12.9-12.7-11.6-12.3
2012 12.2-11.7-12.8-13.1-12.3-12.4-12.5-13.3-12.5-13.1
2011 12.3-11.2-12.0-12.1-11.9-12.0-12.1-12.7-12.3-13.2
2010 12.2-11.1-11.5-12.2-11.9-12.1-12.1-12.3-11.9-13.1
2009 12.4-11.6-13.0-14.1-13.2-12.1-12.5-12.7-11.8-12.5
2008 12.4-12.1-13.0-13.9-13.0-12.5-12.2-12.3-11.4-11.7
2007 12.3-11.0-12.3-13.2-12.8-12.5-12.5-12.8-11.4-12.4

過去10年の平均ラップタイム
12.44-11.72-12.56-13.12-12.51-12.22-12.33-12.65-11.85-12.61
(0.25 -0.55 -0.60 -0.69 -0.50 -0.23 -0.27 -0.29 -0.39 -0.47)←バラつき
2.04.01




ラップ傾向


ラップタイムを見ると、前半はミドルペース~やや速いくらいの流れ、その後
コーナー部分で一旦しっかりと落ち着いて→向こう正面でペースアップ、3~
4コーナーのキツいコーナーを経て、直線で再度大きく加速…という形。

このレースは、展開面で前半のバラつきがかなり大きくなっているのだが、
平均の中には、スマートファルコンがとてつもないペースで引っ張った2010
~2011年も含まれているので、それを除いて考えれば、ミドルペースくらいの
流れから、やや上がりの方に寄った形と考えられる。

また前半とは対照的に後半のバラつきは小さくて、向こう正面でペースが整え
られつつ、コーナー~直線で溜め→切れ…という展開をほぼ想定できる。
この形では、適性的に切れと持続力をバランス良く備えていることが必要に
なるが、特にダート戦ということを考えると、特徴的になっているのは前者。

したがってここでは、能力差の大きいメンバー構成なので当然最重要なのは
地力(持久力)だが、単に粘る…というだけでなく、しっかりとした決め脚を
使えるタイプを中心に考えたい。


好走の条件
・切れ&持続力をバランス良く備えていること
・一定の持久力は必要



予想


◎インカンテーション
フェブラリーSや武蔵野Sでの溜め→切れという内容と、中距離戦で示して
いる持続力を合わせて考えれば、適性的にはまっても良さそうな馬。
大井は初めてだが、キツいコーナーで、構造的に似ている新潟で強いことを
考えれば、普通にこなす可能性は高いし、距離的にも本来はこのくらいあった
方がイメージは合う。
一時の不調からも立ち直り、時々やらかすスタートの失敗さえなければ、勝ち
切れてもおかしくないはず。
平安Sの個人的なメモには「G1勝つはず」との記載。そろそろ回収の時期。

○ミツバ
前走は、内枠発走ながら最初から外を目指した競馬で、基本的に好位の内しか
無理というレースの中では完全にノーチャンス。
それでも、外々を回しながら最後はしっかりとした脚で浮上出来ているし、
その時よりは競馬がしやすくなるここで前進を示す可能性は高いはず。
(昨年のアポロケンタッキーと重なる部分がある)
元々出走叶えば本命…と思っていたのだが、相手がとても魅力的に映るので。

▲サウンドトゥルー
前走は、外枠発走だったが内に進路を取り、勝利した昨年と同じような競馬を
狙う好騎乗だったが、通りたい道を勝ち馬に先に使われてしまった格好。
展開としても上がりが速く、この馬向きとは言えなかったが、パフォーマンス
的には、最後も自身としてはしっかりと脚を伸ばしていたし、全く悪くない。
ここでも展開に左右される面はやはりあるが、それでも前走と比べれば断然
競馬はしやすいし、巻き返す可能性は当然あるはず。

注ケイティブレイブ
前走は、好位インの絶好のポジションから進めたが、道中が落ち着いて、溜め
→切れという展開の中で、直線全く味が出なかった。
その点、大井10Fでは常に結果を出しているのだが、その全てが前傾で後半の
粘り勝負…という展開で、ペースが落ち着いた場合の不安は結局ある。
コパノリッキーが外枠なので、ポジションを取りに行って流れる可能性は十分
あるが、緩急どちらも…の信頼度で考えれば、この位置が妥当。

△コパノリッキー
前走は楽逃げで、道中をマイペースに持ち込んでの粘りだが、パフォーマンス
的には、帝王賞を勝ち切った時の水準に戻って来た印象が一応ある。
そう考えると今回も粘り込む可能性は当然あって良さそうだが、この舞台では
(この距離では)不良馬場だったり、基本的にスピードレースで強い印象で、
スタミナ色が強くなるこの季節は微妙な雰囲気。
とりあえず、時計の速い決着になるのであれば。

☆アポロケンタッキー
昨年はここで勝利したが、その時は完全にスローからの→上がり勝負。
チャンピオンズCなどで一定の地力は示している馬ではあるが、経歴からは
あまり引っ張られて良くない…という部分も見受けられて、つまり元々展開に
依るところがある中で、前走の取り消し。
展開&状態の不安材料2つだと、さすがに消極的な気持ちになってしまう。




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