2018年3月24日土曜日

高松宮記念展望(予想)2018



予想

コース替わりはいいとして、今週はさりげなく洋芝が伸びている。
G1ウィークに人が足りない…なんてことはないだろうから、高速馬場に
しないためなのか、"敢えて"そう作った…はず。

それで実際の競馬は、土曜は稍重が残っており、道中がスローのレースも
多かったとは言え、時計は掛かっていた。
また最終の6F戦は完全に内先行の決着だったが、そのレースは、前傾度の
低い展開だったので、本来はもう少し差しも届く。

⇒パワーがあって、尚且つ最後脚を伸ばせるようなタイプを中心に考えたい。

◎レッドファルクス
後半型のスプリンターとして既に頂点には立っているが、その手のタイプに
とっては、ここはベストとも言える舞台。当然最有力。
前半のスピードにも対応出来るので、地力勝負になった場合の不安もない。
時計が掛かる状況に対しても、元々ダートをこなしていた馬だし、京王杯SC
のような馬場で、自身の経歴の中でも(実質)断トツの決め手を発揮している
ので、むしろプラスと言っていいくらい。
何より今回は、初めて1度叩いた状態で本番迎える格好で、考えられている
以上に、もっと抜けた馬…という可能性はやはりあるはず。素直に期待。

○レッツゴードンキ
昨年ここでは2着。スプリントにおいては、持続力&決め手という方向性だと
言っていい馬だし、適性は当然合っている。
一昨年のような高速馬場だと不安もあるが、今回はその点を気にする必要は
全くない状況だし、やはり好走は普通に出来て良さそう。
前走でダートを使って、このローテーションでいいのか?というのはあるが、
海外帰りで1度使っている点で、少なくとも状態の問題はない。当然注目。

▲ダンスディレクター
前走は、一言で言ってハイレベル。その中でこの馬自身、過去最速の入り方を
していて、これまでにないスピードと持続力を示した格好での2着。
元々決め手と持続力はしっかりと示していて、スプリンターズSと比べれば、
断然、高松宮記念向きの馬で、とにかくもう、やっと出走出来た…感。
ぶっつけになったのは残念ではあるが、重馬場のCBC賞2着があるように、
時計が掛かる状況も悪くないし、浮上の可能性はしっかり考えたい。

注ブリザード
全力で切りたい…としたスプリンターズSで来られてしまったので、もう1度
しっかりラップを確認したい。(再掲含む)

'18センテナリースプリントカップ 5着
24.40-23.10-22.14 1.09.64(レースラップ)
24.52-22.98-22.44 1.09.94(自身ラップ)

'17香港スプリント 3着
23.37-22.09-22.94 1.08.40
24.13-21.65-22.92 1.08.70

'17スプリンターズS 5着
22.7-22.1-22.8 1.07.6(レースラップ)

'17HKSARチーフエグゼクティブズカップ 2着
23.87-21.93-22.52 1.08.32
24.39-21.85-22.30 1.08.54

'17チェアマンズスプリントプライズ 10着
23.88-22.36-22.72 1.08.96
24.76-22.24-22.60 1.09.60

'17香スプリントカップ 4位入線→繰り上がり3着(同着)
24.07-21.93-22.46 1.08.46
24.39-22.13-22.38 1.08.90

基本的に着が上がるのは道中が締まって→(形として)上がりが落ちる展開。
その点、昨年のスプリンターズSはワンスインナムーンの早仕掛けで、最後は
粘り勝負という印象が強くなったレースなので、その文脈には当てはまる。
で、高松宮記念のラップを2F毎の表記で見てみると↓
【高松宮記念平均】22.58-22.80-23.70
これは不良馬場も含むので、念のためコース平均(過去3年)も見ておくと↓
【中京6F(良馬場)平均】22.82-22.66-23.31
ラップの形としてはピッタリ!と言ってもいいくらい。困った。
基本的には"惰性力"の馬で、切れという点ではどうか?とも思うが、そもそも
香港馬が本来適性的にはまるのは高松宮記念の方。前進あるかも。

△シャイニングレイ
安土城Sで示したスピード&地力と、CBC賞で示した(究極的とも言える)
決め手を合わせて考えれば、ここでも普通に上位。
前走に関しては、かなり厳しい展開の中で、休み明けの状態ながら明らかに
やり過ぎた内容で、ほとんど度外視でいいだろうし、ここで巻き返す可能性は
十分あっていいはず。
ぶっつけだが、シンプルに末に賭ける競馬であれば浮上もあり得る。

△ナックビーナス
昨年は、勝ち馬以外は全部内から来たというレースで、この馬は外枠発走から
終始外を回しての8着。内容的には全く悪くない。
基本的には持続力勝負特化型なので、勝ち切るには決め手が少し足りないし、
最後の惰性が効くタイプでもなく、坂上の伸びという点で不安な部分はある。
それでも、今年はちょうどいい枠を引いたし、前後半3Fをイーブンくらいで
まとめる形であれば、好走出来るだけの地力はある馬。相手には考えたい。

△ファインニードル
前走は、レースとしての水準が高く、パフォーマンス的にも十分に強い内容。
この馬自身の前後半3Fで言っても後傾の形にはなっているし、確かに可能性は
あって良さそう。
ただし、その前走にしてもレースの質としては右肩下がりの持久力勝負だし、
経歴から考えても、"耐える"方の展開に寄っている印象がかなり強いタイプ。
適性がどうしてもズレているように思えてならない。微妙。もう1回、微妙。

△セイウンコウセイ
前走は、締まった流れから→上がりが完全に右肩下がりの展開を粘り込んで、
改めて地力を示した格好。
状態に問題がないのであれば、当然有力な1頭であることは間違いないが、
勝ち切った昨年は道悪で前傾度の高い展開だった。
基本的に、後半そこまで味が出るタイプではなく、本質的にはここがピッタリ
という訳ではない。あくまで相手候補の1頭。

△キングハート
元々決め手は示している馬だし、厳しい展開に引っ張られてもしっかりと浮上
しているように、地力でも十分上位扱いができる。
そのどちらの要素で考えたとしても、ここではもっと上の馬がいるので、勝ち
負けまで出来るかどうか?は微妙だが、複勝~掲示板圏内を争う可能性ならば
とりあえずあっても良さそう。
今回は外枠に入ったので、何かしらの工夫は欲しいが…。

☆ダイアナヘイロー
前走は、淀みのない流れをしっかりと押し通しての勝利。
好時計の阪急杯はここにつながるし、馬場が軽いスピードの方に寄るのなら
面白い存在だと思っていたのだが、今の状況は真逆。
武豊Jもダンスディレクターの方に行ったし、マイナス材料が多い。静観。

☆レーヌミノル
ある程度変化をつけられるタイプ的に、ここへの適性は本来は高いはず。
ただし、ここ2戦の内容を見る限り、現状ではスプリントのスピード水準に
耐えるための鍛錬が不足している…という印象を受けた。
長い距離に対応するための馬体作りをしてきた馬。もう少し待ちたい。




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