2020年6月11日木曜日

鳴尾記念回顧(ラップ分析)2020


まとめ
  • 細かい緩急がつきつつ、道中ある程度高い水準から→仕掛けの早い展開。
  • 持久力(&持続力)が問われた。

鳴尾記念結果

パフォーマプロミス2.00.1 35.7 08-09-07-05
ラヴズオンリーユー2.00.1 35.7 05-06-05-05
レッドジェニアル2.00.2 35.2 15-14-13-13
サイモンラムセス2.00.6 35.3 14-14-16-15
レッドガラン2.00.8 36.6 03-03-03-02

天候:晴 芝:良
上り4F:47.9 3F:36.3
前半1000m:60.0
12.2-11.0-12.8-12.2-11.8-12.2-11.6-11.7-12.1-12.5




レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、スタート直後やや速く、コーナーで一旦落ち着きつつも
道中すぐにペースアップ。その後は細かく緩急がついての早仕掛けから→ラスト
4Fは右肩下がりの形。

土曜は(前日の散水の影響か?)含水率が僅かながら高くなっていたし、途中
雨がパラつく場面もあった。特に後半のレースは少し時計が掛かっていたし、
それを考えると、道中はそれなりの水準…ということになりそう。

その中で、レースを通してギザギザとしたラップ。加減速を繰り返して細かく
脚を使う形は、額面以上に負荷が掛かるものだし、早めに脚を使い切っての→
粘り勝負になった。適性的には当然、持久力(&持続力)が問われた格好。

脚質的には、厳しい展開でやはり差し馬が優勢になったが、後方から浮上した
馬でも上がりは35秒台前半まで…というように、全馬しっかりとした脚が残ら
なかった状況。⇒コーナーをロスなく回して、距離的なアドバンテージを取る
ことが重要になった。

この先に向けては、地力はしっかり問われたので、上位の力は当然信頼しつつ、
好位から進めたor外を回した馬の巻き返しにも、注目はしておきたい。


最後に馬場に関して。
今年は例年よりも芝を短くした状態での施行で、どんな速い時計が出るのか?
と思っていたのだが、蓋を開けてみれば過去最も遅い水準の勝ち時計。
(日曜のレースから考えると、馬場は"掛かる"という程ではないが…)

短くすることで、むしろ掛かり過ぎないように調整したのかも…という印象に
なるし、そこにはちゃんとした理由があった模様。

4月開催の雨が影響したのかも…というのはあるし、梅雨入りして、これから
ますます傷みが出る可能性も高い。重厚な宝塚記念になるのかも知れない。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

パフォーマプロミス
ロスなく回した好騎乗…というのはあるが、骨折して→1年以上の休み明けの
状態で勝利。力を示したし、さすがは天皇賞3着馬といったところ。
勝てる状態まで仕上げてここを使った格好なので、当然本番に向けて…という
ことになるが、この馬は前半であまり引っ張られたくないタイプ。
その点、宝塚記念は展開&位置取り次第。一昨年は、前半で少し押して→徐々に
ポジションを下げていった形だが、むしろスタート直後はハッキリと受け流して
しまった方が可能性はあるのかも知れない。とりあえず動向に注目。

ラヴズオンリーユー
他の上位が基本ロスなく回して→浮上してきたのに対して、この馬は勝負所で
外を回しつつ→正攻法の競馬での2着。負けはしたものの、最後は完全に首の
上げ下げだけだし、しっかりと力を示したと言って良さそう。
次は秋になるのか?宝塚記念参戦もあり得るのか?は分からないのだが、単純に
考えて、これで阪神内回りはほぼパーフェクト。白菊賞&オークスでは前半から
引っ張られる展開もこなしていて、適性的に悪くはなさそう…な気もする。
こちらも、とりあえずは動向に注目。



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