2022年7月22日金曜日

函館記念回顧(ラップ分析)2022


まとめ
  • 実質的に前半がかなり速くなった展開。
  • 高い持久力が問われた。

函館記念結果

ハヤヤッコ2.03.6 37.8 06-06-04-02
マイネルウィルトス2.03.8 37.3 16-16-10-03
スカーフェイス2.04.3 37.7 14-13-13-11
ウインイクシード2.04.4 37.9 12-12-10-06
サンレイポケット2.04.6 38.4 10-11-06-03

天候:雨 芝:重
上り4F:51.2 3F:38.3
前後半1000m:60.1-63.5
12.2-11.1-12.0-12.3-12.5-12.3-12.9-13.2-12.5-12.6



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半が相当に速くなって、道中も一定以上の水準を保つ
ような展開。勝負所では(前後が入れ替わったことで)緩急がついているものの
上がりは掛かった。

今回の特徴は、やはり前半の速さ。
絶対値でも(前3Fで言えば)平均くらいの入り方をしている中で、かなり掛かる
状態になっていた馬場を考えれば、実質的には相当に厳しく引っ張られた扱い。

各馬の挙動をチェックしても、後方から浮上した馬でも上がりは37秒台がやっと
…という格好で、それらも道中でかなり脚を使いつつ→上がりは止まりながら。
適性的には、完全に"持久力"というレースになった。

脚質的には、この展開なのでさすがに差し馬が有利に。それらも道中では厳しい
ラップを踏んでいたため、地力があってこそだったが、周ってくるだけで負荷が
掛かるような状況で、前半から脚を使った好位の馬にはやはり厳しかったはず。

この先に向けては、まずは上位の(馬場適性を含めての)地力を認めて…として
おきたいが、位置取りや斤量面での、巻き返しの可能性も当然あって良さそう。
それぞれの挙動をチェックしつつ、次戦以降では細かい上げ下げを考えたい。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ハヤヤッコ
元々勝ち上がりは芝という馬ではあるが、ダートに近いスピード水準になって、
パワー&体力が問われるレースになったことはやはり大きかったはず。
ただし今回は、これまで経験した芝のレースの中でも(絶対値で言っても)過去
最速の入り方をしていた扱いだし、斤量も背負う方の立場だった。
単に馬場というだけでなく、この手の持久力勝負に対する高い適性による勝利…
という可能性もあるのかも知れない。
良馬場でどうか?というのもあるし、札幌記念の方が(馬場次第だが)もう少し
上がりが問われるため、次戦に関してはどこまでつながるのか?といったところ
だが、その先も含めて、前半で引っ張られそうな舞台では、注目してみたい。



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