2022年7月31日日曜日

クイーンステークス展望(ラップ傾向&予想)2022


まとめ
  • 淀みのない流れの中で、多少の緩急がつく展開が基本。
  • 切れ&持続力(のバランス)が問われる。
  • 予想◎ホウオウピースフル

過去のラップタイム

2021 12.2-11.7-11.9-12.0-12.1-11.9-11.8-11.8-12.4 函館開催
2020 12.1-11.2-11.5-11.5-11.9-11.7-12.0-12.0-12.0
2019 12.2-11.9-12.1-12.2-12.2-11.9-11.5-11.1-11.9
2018 12.1-10.8-11.5-12.1-12.6-12.5-11.8-11.3-11.5
2017 12.2-11.2-11.8-11.6-11.5-11.9-12.1-11.5-11.9
2016 12.5-11.6-12.4-12.6-12.4-11.9-11.6-11.2-11.5
2015 12.3-11.6-11.6-12.1-12.3-12.1-11.7-11.6-11.8
2014 12.3-11.3-11.5-11.3-11.4-11.5-11.8-12.4-12.2
2013 12.6-11.5-11.6-12.1-12.3-12.2-12.3-12.3-12.5 函館開催
2012 12.3-11.4-12.1-12.1-12.3-11.9-11.6-11.7-11.8


過去10年の平均ラップタイム(2021&2013年は除く)
12.25-11.38-11.81-11.94-12.08-11.93-11.76-11.60-11.83
1.46.56



ラップ傾向

(過去記事のごく一部修正)

ラップタイムを見ると、前半はミドルペース(~やや速い流れ)で、その後は
道中で(形としては)一旦落ち着きつつ→勝負所に掛けて徐々に加速していく
という展開。

近年は道中が少し緩む展開も増えていて、平均で見てもある程度の緩急がつく
のだが、その振れ幅自体はそこまで大きくなっている訳ではなく、やはりこの
舞台らしく、レースを通して一定以上の水準に居続ける"持続力"が基本。

それを前提とした上で、勝負所で動いて行ける"切れ"が問われるイメージで、
両者をバランス良く併せ持っていることが重要にはなりそう。

脚質的には、(近年はそれ程でもないが)逃げ馬が押し切るケースも結構あり、
少なくとも4角で先頭近くにいなければ勝ち切るのは厳しいので、とりあえずは
ある程度流れに乗りつつ→押し通せるタイプを中心に考えたいところ。


好走する条件
・切れ&持続力をバランス良く備えていること



予想


◎ホウオウピースフル
シンプルに、巴賞を勝ち切った牝馬。例年骨っぽい牡馬が出走してくるレースで
結果を出した…というだけでもまずは注目に値するし、実際に2014年に勝利した
アロマティコは直後のクイーンSでもしっかりと好走している。
勝ち上がりもこの舞台で、パワー寄りのタイプ的に北海道の芝にはハマっている
印象だし、今回は自身より内枠に入っている馬がローザノワール&テルツェット
なので、スムーズに好ポジションを確保できそう。推し切ってみたい。

○ローザノワール
ヴィクトリアマイルは、道中マイペースで進められたというのはあるが、押して
ハナを取り切って、後半は後ろを待たない仕掛けから→粘り込んでの4着。
ディセンバーSの内容も含めて、持続的な強さは感じさせるし、その点ではこの
舞台に対しても適性がハマっても良さそう。
今回もメンバー&枠的にペースを握れそうだし、可能性は考えておきたい。

▲サトノセシル
函館開催だった昨年3着。札幌記念はハイレベルな相手とやり合って(横に力を
使って)厳しくなったが、洋芝適性はありそうだし、やはり上位には扱いたい。
前走&前々走でも、ともに道中~上がりで高いパフォーマンスを発揮していて、
状態もキープできていそう。
現状の人気は少し甘く感じるし、しっかりと注目しておきたい存在。

注テルツェット
函館開催の昨年、ここで勝利。条件的にハマった部分はあるものの、自身として
しっかりと持続力を発揮しているし、その時の内容を考えればやはり上位扱い。
ヴィクトリアマイルに関しては、スタートで後手を踏みつつ、最後方から過去
最速上がりを使って浮上できず…というだけなので、度外視でいいだろうし、
ここでキッチリと巻き返してくる可能性は考えておきたい。

△ウォーターナビレラ
ファンタジーSを除けば、前半で脚を使いつつも→道中は溜める展開で好走して
きた中で、オークスでは、道中を(距離換算すると)かなり高い水準で進めつつ
→厳しくなった格好。アクシデントがあったにしろ、少し物足りなさを感じる。
距離短縮はプラスに働くだろうし、何だかんだ世代の上位で戦ってきた馬なので
アッサリもあり得るが、ここは1つ見てからにしたい。

△ルビーカサブランカ
近走は、結果はあと1つに終わっているが、外を回している分もあるし、道中~
上がりでは常に高いパフォーマンスを発揮していて、内容自体は悪くない。
今回も外寄りの枠に入って、1週使って踏み固められた印象も受ける今の馬場で
どうか?というのはあるし、結局推し切るのは難しくなったが、とりあえず、
展開次第では…という扱いにはしておきたい。



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