2008年11月17日月曜日

京王杯2歳S回顧 2008


京王杯2歳S結果
ゲットフルマークス1.21.634.101-01
フィフスペトル1.21.833.804-04
エイシンタイガー1.21.833.806-04
トップカミング1.22.133.907-07
ダブルレインボー1.22.133.411-13

天候:曇 芝:良
上り4F:46.2 3F:34.1
前半3F:35.4
12.4-10.9-12.1-12.1-11.4-11.0-11.7




レース評
先週のファンタジーSは道中が超スローの凡戦だったが、このレースは
近年の中では最も速い走破タイムを記録しているように、例年のレベルと
比べても何ら遜色のないものだと言える。
ただし予想の段階でも書いたように、このレースは道中が緩んだ末の
切れ味勝負となる傾向があり、締まった展開にはならないために、
出走馬の真の強さはなかなか見えてこない。

実際その傾向は今年も変わっておらず、走破タイムだけなら例年以上だが
その分道中が例年以上に緩んでいる形をしているために、この結果をそのまま
受け入れるのは少し危険を伴う。
特に道中が緩んだことで、より脚を溜められた先行勢は過大評価すべきではなく、
巻き返しを期待するとしたら、脚質的には差しということになる。

ただこのレースが全く参考にならなかったという訳ではなく、
適性的に新たな面を見せた馬や、予想以上の末脚を使った馬など
収穫のあった馬について以下に少しだけ書いておこうと思う。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ゲットフルマークス
前走のハイペースに巻き込まれての負けから見事に巻き返した形だが、
ある程度緩んだ流れでなければ対応できないというのは、後々のことを
考えるとあまりいいことではない。
1400mの緩いペースで力を発揮できても、距離が伸びて道中も締まった展開
となったときに対応できるのかという疑問は払拭できない。
次戦以降、レベルの高いレースで逃げたとしたら厳しくなる可能性が高い。

フィフスペトル
前走までの結果からは持久力には優れていているが、切れ味があるか
どうかには疑問を持っていた。
しかし今回先行策で展開利があったとは言え、ある程度の切れ味勝負と
なった流れに対応できたことは評価できる。
あと1F伸びてどうなのか今のところ判断はしづらいが、実力ではこの中では
ナンバーワンだと言っていいのではないか。
中山1600mは切れと持久力を併せ持つタイプでなければ厳しくなるが、
今のところその条件はクリアしていると考えられる。

ダブルレインボー
道中が緩んだことで基本的には前有利だったところを、後方から上り33.4秒
という出走馬の中では圧倒的な速さの脚を使って上位に食い込んだ。
前走までのイメージだと持続力はあっても切れがイマイチと考えていたが、
これだけ脚がしっかりしているなら、勝負所での切れ味という点では
この先も信用していいとは思う。
ただ今のところ道中が締まった展開の経験がなく、この上り3Fだけを見て
次戦以降に過大評価することは危険だと言える。



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