2014年10月18日土曜日

秋華賞展望 2014


予想
何はともあれ、しっかりスピード馬場。
この舞台の大前提となる持続力と、ある程度の性能を併せ持ったタイプを中心に
まずは見ておきたいところ。
展開の想定としては、メンバー的に前から行きたい馬もそれなりに揃っていて、
ある程度流れるものとして考えたい。

◎レーヴデトワール
京都内回りという点で言えば、(自慢できるパフォーマンスとしては)白菊賞で
かなりの持続力を発揮したところからの馬だし、桜花賞でもハープスターに匹敵
するくらいの長い脚を使って好走している。
さらにその後の2戦に関しても、どちらも厳しい流れの中から大きな加速が入る
ような展開で、切れ負けという見方も一応できるし、下げる理由にはならない。
個人的にも、桜花賞の回顧で「秋にチャンスがあるかも…」というようなことを
書いたのだが、前哨戦をキッチリ勝ち切り、順調な形でここへ駒を進めて来たの
だから、これはもう推すしかないという感覚。
鞍上の川田Jも京都メイン連勝中だし、ここは大いに期待しておきたい。

○ヌーヴォレコルト
実力的には当然上に扱える存在だし、ハープスター不在で、レッドリヴェールも
結局は走ってみなければ分からない状況なので、普通に勝ち切ってあっさり2冠
達成…という可能性ももちろんある。
それでもこの馬は、適性的には真っ直ぐ走って強い…という方向性であることは
間違いないし、フラットに近い展開でジワジワと脚を使わされた場合の裏付けを
持っていないため、この条件で1.5倍という人気程に信頼できるか?は微妙。
それならば感覚的に、一応ここを見据えて注目してきた相手の方を選びたい。

▲レッドリヴェール
前走はパフォーマンス的には物足りない内容ではあったが、状況的には内⇔中の
馬場に差があり、相対的に荒れていたコースを通った格好。
この馬の場合、極悪馬場の札幌2歳Sを勝っていることから、そちら側の適性と
考えてしまいそうになるのだが、本質的には、脚元のバネをしっかり効かしたい
…というタイプなので、荒れ馬場ではその良さを活かせなかったはず。
その点で今回、スピード馬場に替わることは大きくて、巻き返しの可能性も十分
あって良さそう。鞍上も、さすがにそろそろ結果を出す必要があるはず。

注リラヴァティ
基本的には、持久力が問われる展開での終いの粘りが身上…という馬で、ラスト
1Fがもう少し落ち込むような舞台の方が恐らく良さは出る。
それでも、西海賞では(直線で前がずっと壁…という不利がありながら)古馬の
それなりに力を持っているところを相手に互角の戦いをしているように、持続力
勝負が全くこなせない…という訳でもないし、ここでも地力を発揮して粘り込む
可能性は十分にありそう。
外枠というのは少し厳しいが、人気的にはさすがになめられ過ぎ!!な印象。

△サングレアル
この馬に関しても、ローズSは外を回した不利な内容だったので、とりあえずは
ここで巻き返す可能性を考えたいところ。
タイプ的にも、フローラSや福寿草特別である程度の持続力を示していて、適性
面での前進も十分あり得るし、夏を越しても馬体が増えなかった…という部分は
少し残念な印象になるものの、能力的にはやはり上位に推しておきたい存在。

△ブランネージュ
前走は明らかに内有利な状況の中、好位の外目を回しつつ、直線でしっかり溜め
→切れを発揮して好走した形で、その内容を考えれば当然高い評価ができそう。
方向性としては、終いを伸び切る…というタイプではないので、ここの最後まで
ラップがあまり落ちない展開は微妙な印象もあるが、地力ではやはりある程度は
残りそうな雰囲気。


☆ショウナンパンドラ
フラワーCなどでも崩れていないのだから、この手の舞台が全くダメ…という訳
ではないのだろうが、タイプ的には明らかに切れ方向の馬。
前走にしても(馬場の影響も大きかったにしろ)本来はレーヴデトワールよりも
この馬向きの舞台なのだから勝ち切らなければならなかったはず。
それを考えると、適性がズレる舞台で巻き返せる程の実力…とは正直言えない。

☆タガノエトワール
前走・ローズSの上がり勝負&内有利な状況でインを突いて浮上した内容だけを
考えると厳しいが、前々走の道中~上がりがフラットな展開を捲る格好から押し
切った内容があるため、バッサリ切ることはできない。
ただし単純なパフォーマンス比較では、それらの合わせ技で考えてもやはり上位
評価にした馬には少し負けていて、考えた末、結局ギリギリ静観…の扱い。

☆セウアズール
前走は、道中でかなり脚を使う形から、上がりでもしっかりとした決め手を発揮
していて、(同じ舞台での比較として、昨年のスマートレイアーの夕月特別には
さすがに少し及ばないものの)なかなかのハイパフォーマンスだった。
もちろん適性面では直接的につながる舞台ではないので、評価としては強く推し
切るのは難しいのだが、場合によっては一応浮上する所まで考慮しておきたい。






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