2014年10月26日日曜日

菊花賞展望 2014


予想
元々狙う予定だったサトノアラジンが外枠を引いて、場合によっては狙っても
いいと思っていたトーホウジャッカルが思いのほかの大人気。
それを踏まえて感覚的な上げ下げをすると、結局前走(自分の中で)株を上げた
ワンアンドオンリーが浮上する…という結論になり、何だか上位は神戸新聞杯の
予想とあまり変わらない序列…。

◎ワンアンドオンリー
前走は、レース後に横山典Jが「ローカルのような乗り方…」と言っていたが、
データ的に見てもまさしくその通りで、道中から(2400mではあまり見たことが
ないレベルの水準で)極端に脚を使った格好。
そこから更に、右肩下がりの直線で惰性力を発揮して凌ぎ切った訳なので、その
持久力&持続力は相当なものがある。
元々は馬体のイメージから3000m級のレースはどうか…という気持ちがあったの
だが、あれだけのパフォーマンスを見せられてはちょっと逆らえない。
それでいて他の馬が妙に人気する…というのなら、素直に推しておきたい。

○サトノアラジン
前走は、最後もう少し惰性を発揮できれば良かった…という気もするが、厳しい
展開の中での位置取り&勝負所でかなり積極的に動いた内容を考慮すれば、一応
粘ったという扱いをしても良さそう。
元々この馬はゆったりした方向のタイプで、距離延長して(相対的に)前進する
可能性は高いし、(個人的に)坂が微妙…という疑惑もあるので、直線が平坦な
コースに替わるという点でも、パフォーマンスを上げることもあり得る。
今回外枠に入ったことは微妙だが、やはり上位評価にはしておきたい。

▲トーホウジャッカル
前走は、周りの上位馬と比較して結果的に仕掛けを1つ遅らせた…という部分は
あるのだが、直線では最も苦しいタイミングで立て直した格好から、最後抜群の
惰性力を発揮して詰めていて、早めの仕掛けから→如何に止まらないか?を競う
ここに嵌る可能性は十分ありそう。
金曜日の大人気にはさすがに戸惑ったし、その影響もあるためか、前走のような
妙味は最早ないが、内枠からロスなく回ってこられることを考えれば、ここでは
やはり上位に扱っておきたい存在。

注ハギノハイブリッド
前走は、直線で他の上位馬が真ん中よりも外のコースを通ったのに対して、相対
的に荒れている内側を通った格好で、その点が、元々脚元の柔軟性を活かしたい
この馬にとっては大きくマイナスに働いたはず。
それでも直線に入った所ではそれなりに良い脚は見せていたし、最後も止まった
というイメージではなかったので、内容的に悲観する必要はないし、今回京都に
替わって前進する可能性が十分にありそう。
鞍上にも、今回こそ前走のようなイン突きを期待したい。

△サウンズオブアース
前走は、ワンアンドオンリー程ではさすがにないものの、道中~上がりでかなり
長い脚を使っている内容で、それで最後も一旦前に出ようか…というところまで
ダービー馬を追い詰めたのだから、当然その持久力&持続力は認められる。
そのパフォーマンスを考えれば、ここではもっと上の評価にしてもいいのだが、
この馬は胴体がドッシリとしていて、走りもやや直線的な印象を受けるタイプな
だけに、超長距離…というイメージにはピッタリとは嵌らない…。
可能性としては考えたいが、評価としてはここまで。

△トゥザワールド
実力は当然高いものを持っている馬だし、"持続型"という部分だけで考えれば、
適性的に全く違っているという訳でもない。
それでもこの馬の場合、走法的に馬体が伸びらないイメージが強く、現段階では
「中距離の一貫した展開向き」だと思えて、ここまでの距離延長はどうか…。
その意味では、個人的には宝塚記念とか有馬記念を意識したいタイプの気がして
いるのだが…、それらのレースで何とかなる実力ならば、ここだって何とかなる
可能性が当然高い…というのが悩ましいところ。微妙。(⇒評価も微妙な位置)

☆ワールドインパクト
前走は後方ポツンから→直線超大外という競馬で何もしていないので、その着順
自体は度外視できるし、道中~上がりのパフォーマンス的にはそれほど悪い内容
という訳でもなかった。
元々スケール感のあるタイプで、印象としてはここで前進する可能性が十分あり
そうな馬なので、地力の裏付け…という部分で評価はここまでだが、一応は注目
しておく価値はありそう。

☆ゴールドアクター
とりあえずは前走、2600m戦で1000万クラスを勝ち切った…という点で、やはり
ここで注目しておく必要はありそうだし、前々走でもかなりの持続力を発揮した
内容を示していて、適性面でもピックアップできる要素は十分ある。
それでも、どちらのレースも前半~道中の水準が低くなっていて、持久力という
点でどこまで信頼できるか?が微妙。
展開が落ち着くなら…という条件付きで、一応候補には挙げておきたい。

☆タガノグランパ
走法的に、ある程度チョコチョコ走る印象はあるのだが、母父の影響からか脚の
長さがあるため、それによってこれまで予想以上の距離をこなしてきた格好で、
元々1400m無敵!という馬を、菊花賞まで駒を進めさせたスペシャルウィークの
偉大さを感じずにはいられない。
それでも、さすがにここの長い道中ではエネルギー効率的にどうか…という気は
するし、直線までしっかりした脚を残せるかは微妙。そこそこの着まで。






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